この記事は、HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)とは何か、ついて解説しています。
HHCHは既に国内では規制されており違法な物質ですが、この記事では、大麻や大麻グミとの関係やその効果・機能性などについて解説しています。
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1. HHCH( ヘキサヒドロカンナビヘキソール)とは
HHCHは、THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)を水素化させたカンナビノイドです。
THCHは2020年に発見されたカンナビノイドで、大麻の中に微量に含まれる天然のカンナビノイドです。
THC(テトラヒドロカンナビノール)より強い精神活性作用を持つカンナビノイドとして需要が高まりつつありましたが、令和5年9月10日に規制対象となりました。
HHCHはTHCHを水素化させることで熱や光に強くなり、成分として安定性が高まった合成のカンナビノイドです。前駆体であるTHCH、同様の効果を持つと考えられています。
しかし、新しいカンナビノイドであるため、まだ充分な情報や研究データが得られていない状況にあると言えます。
HHCHが世間一般的に認知されるようになったのは、2023年で、通称“大麻グミ”を食べた人が体調不良を訴え、病院に搬送されるという事件がきっかけです。
2. HHCHは違法か?
厚生労働省は2023年11月22日、HHCHを「指定薬物」として指定する省令を公布しました。こちらの規制は、省令の公布の日から起算して10日を経過した日(2023年12月2日)より施行されます。施行後は、HHCHとHHCHを含む製品について、医療等の用途以外の目的での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されます。
またHHCH以外で、現時点でどのカンナビノイドが規制されているのか、網羅的に知りたい方は以下をご覧ください。
加えて、個別成分ごとに、規制状況や効果・機能性等を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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嗜好品の歴史は古く、リラックスして会話をしながら人間同士の深い繋がりを生むことは、人々の生活において不可欠です。これまで代表的な手段はお酒でしたが、その代替品として、新たな嗜好品として大麻由来の天然成分(CBDとCBN)を含むドリンクを開発しました。
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3. HHCHの効果・機能性
市場に出回っているHHCH製品利用者の声によると、下記のような作用があることがわかります。
効果の持続時間は3時間程度であるとの声がありますが、明確な作用時間は不明というのが現状です。
- 多幸感
- ボディーエフェクト
- リラックス効果
- 鎮痛作用
- 睡眠補助
- 食欲促進(マンチ)
前駆体であるTHCHの効果としては、THCの約20倍以上の多幸感とリラックス効果などの精神作用があると言われています。
ボディハイの効果もあると言われ、その持続時間は他の精神活性カンナビノイドよりも長いとされていますが、HHCHも類似の効果があるようです。
4. HHCHの作用機序
HHCHの作用機序を示した研究等は、現在見つかっておりません。
しかし、多幸感などのTHCHやTHCと類似の効果の声がみられるため、その作用機序はTHCと同様のものであると考えられます。
THCは、カンナビノイド受容体であるCB1に結合することで、その作用をもたらします。
CB1は脳などの中枢神経で多く発現することから、強く精神に影響を与えます。
HHCHも同様に、CB1に働きかけていると考えることができます。
5. HHCHの化学構造
HHCHの化学式はC22H34O2、モル質量は330.512g/molです。
THCHを水素化させたものがHHCHですので、前駆体であるTHCHと分子構造が類似しております。
6. HHCHとCBDの違い
HHCHとCBDの主要な違いは、化学構造、体への影響・効果にあります。
CBDは大麻草から抽出可能な天然のカンナビノイド、HHCHは、化学合成して作られる合成のカンナビノイド、という点が大きな違いです。
体への影響・効果の違いとしては、HHCHは上述の通り、多幸感系の効果が見込まれます。アガるような体感がある物質としての特徴があります。
他方CBDは一般的に、ストレス&不安の解消、リラックス効果があると言われております。
関係性としては、THCとCBDのものに似ていると言えるでしょう。
7. HHCHの安全性と副作用
HHCHは、まだ新しいカンナビノイドであるため、その安全性を証明するような研究等は見つかっておりません。
ただ、アメリカのコロラド州では「中毒性のあるカンナビノイド」として分類されており、製造または販売にはライセンスが必要な物質となっていますので、そのあたりは留意しておく必要があるでしょう。
8. HHCHの希少性
大麻中にわずかな量しか含まれていないTHCHを、水素化して化学合成を行っているため、その希少性は高いと言えます。
9. HHCHの可能性
精神活性作用があり、合法であるという点で、多幸感を求めたり、ハイな体験を得たい消費者からは注目を集める物質であるでしょう。
ただ、その強い精神活性作用から、今後規制のリスクもあるため商品として販売され続けるか、などの可能性は未知数と言えます。
10. HHCHは薬物検査に引っかかるか?
HHCHに関する薬物検査の情報は、現在見つかっておりません。
合成前のTHCHが、THCと同等もしくは類似の代謝物を生成する可能性があることを考慮すると、THCの検出で引っかかる可能性はゼロではありません。
11. tokyo mooon CBD商品のご紹介
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