睡眠不足になるとどうなるのでしょうか?
この記事では睡眠不足が脳と体に与える影響を探っていきます。
また、不眠の状態から回復するまでにどのくらいの時間がかかるのかを見ていきます。
1. 睡眠不足が体に与える影響
睡眠不足は、私たちの体に生理学的変化を引き起こします。その影響の多くは体内で相互に関連しています。
1-1. 高血圧・心血管疾患のリスク増加
睡眠中は循環器系の若返りの時間です。血圧と心拍数が大幅に低下し、組織が再生して修復されます。
慢性的な睡眠不足は、心血管疾患、脳卒中、冠動脈疾患のリスクの増加と関連しています。研究冠動脈性心疾患の発症または死亡のリスクを、健康的に睡眠を取っている人に比べて48%増加させ、脳卒中のリスクを15%増加させるという相関関係があることが示されています。
ある研究では、睡眠時間が6時間未満の人は、7~8時間の人に比べて高血圧になる可能性が66%高いことが別の研究で裏付けられました 。 長期的な高血圧は、脳卒中や心臓病の主要な危険因子です。
1-2. 免疫力の低下
睡眠不足は、私たちの免疫システムに大きな影響を与えることがあります。
15人の若い男性を対象とした研究では、29時間の長時間の覚醒により、体のストレスが溜まるため、顆粒球と呼ばれる白血球のレベルが上がります。
これらの白血球が慢性的に増加すると、心臓の筋肉に向けて流れる血管である冠動脈を損傷する物質が分泌され、冠動脈疾患の発症を引き起こす可能性があります。
4~5時間の睡眠だと、ナチュラルキラー細胞と呼ばれる免疫細胞の種類が70%減少するという結果も得られています。 この免疫細胞は、がん細胞と結合してがんを破壊することにより、がんを予防する上で重要な役割を果たしています。
これは睡眠不足が、がんのリスク増加と関連している理由の1つです。 ナチュラルキラー細胞は、きちんとした睡眠を取ると数日後には通常のレベルに戻ります。
私たちの免疫細胞は、侵入してくる物質を撃退するように働いています。免疫応答に影響を与えるT細胞があります。これは他の免疫細胞に作用して免疫反応を起こすのを助けることで、免疫の調節に重要な役割を果たしています。
睡眠不足は、T細胞数の低下と関連しており、その結果、免疫能力が低下します。
慢性的な睡眠不足による炎症の増加とT細胞数の減少の複合的な結果として、私たちの体は細菌やウイルスに感染しやすくなり、睡眠不足の人にはインフルエンザワクチンの効果が低下するほどになります。
1-3. ホルモンの乱れによる肥満
ホルモンとは内分泌腺(下垂体・甲状腺・副甲状腺・膵臓・副腎・松果体・精巣・卵巣・胎盤等)から血液に放出される物質のことです。
睡眠不足はホルモンのバランスを崩します。急性の睡眠不足は、コルチゾール、エピネフリン、ノルエピネフリンのレベルを上昇させます。
ホルモンは心拍数、血圧、血糖値の上昇と関連しており、心血管疾患や心臓発作の可能性を高める可能性があります。
レプチンとグレリンという2つののホルモンは空腹感を調節します。睡眠時間が短いとレプチンのレベルが低下し、グレリンのレベルが上昇する結果、食欲が増加します。慢性的に5.5時間未満の睡眠の人は、男女ともに体重増加および肥満と有意に関連しているという研究もあります。
1-4. 肌荒れ
「美容のための睡眠をとる」というアドバイスは臨床的に支持されています。
誰もが知っているように、一晩でも十分な睡眠が取れないと、目の下のくまや青白い脱水肌の原因になります。
日常的に質の高い睡眠を取れていないと、肌の細胞が最適な状態で修復されません。その結果、肌の回復が遅くなり、コラーゲンの産生が低下し、肌の老化が早まります。
睡眠不足によって、ニキビ、乾癬、湿疹、皮膚アレルギーなどの症状を引き起こす可能性があります。
1-5. 性欲の低下
睡眠が不足すると、テストステロンやエストロゲンなどの性ホルモンが減少し、性欲の低下や不妊症にもつながります。
女性の場合、睡眠不足は月経周期や生殖ホルモンの乱れを引き起こす可能性があります。
2. 睡眠不足と脳
睡眠不足は、脳全体の情報処理、すなわち記憶、意思決定、集中力、注意力などの認知機能に大きく影響します。
また、睡眠不足は私たちの気分にも多大な影響を与えます。一時的にイライラしたり、不安になったり、さらには精神病などの精神疾患を発症しやすくなったりします。
覚醒時に蓄積された有害な代謝物を除去するために、睡眠がいかに重要であるかを見ていきましょう。
2-1. 記憶形成の妨害
脳の記憶形成は海馬と呼ばれる箇所で行われます。この領域に睡眠不足で影響があると、新しい経験を記憶することができません。
学習した夜にしっかり眠らなければならないということです。そうでなければ、記憶がすぐに劣化してしまう危険性があります。
2-2. 注意力の欠如
普通に寝たグループと、24時間眠らなかったグループの2つに分け、両グループに2つの異なる物語を聞くように指示した研究があります。
普通に寝た人たちは、睡眠不足の人たちよりも、集中力に有意なパフォーマンスを示しました。 注意力に対する、睡眠不足の悪影響が示唆されています。
2-3. 有毒タンパク質の蓄積
覚醒状態とは低レベルの脳損傷に似ています。覚醒時には、有害な代謝物が過剰に生成され、神経細胞を凝集させて死滅させるため、アルツハイマー病のような認知症と似た特徴を持っています。
睡眠中に私たちの脳は脳脊髄液を浴びています。この脳脊髄液によって神経毒性のあるタンパク質が洗い流されます。
一晩の睡眠不足で、アルツハイマー病の毒物であるβアミロイドと呼ばれる蛋白質が増加します。βアミロイドは徐波睡眠を阻害する可能性があります。
2-4. 不安な感情
睡眠不足の人に苦痛を感じる動画を見せた研究があります。前夜に眠らなかった人は、しっかりと寝た人に比べて、前頭前野の活動が低下していました。
脳のこの領域は、ネガティブな感情を抑制するのに役立ちますが、十分に機能していないと、私たちは否定的な感情を調整する能力を欠くため、イライラしたり、せっかちになったり、コミュニケーション能力が低下したりする場合があります。これらは一晩しっかり寝ると通常のレベルに戻ります。
慢性的な重度の睡眠不足は、幻覚、視覚の歪みなど、重度の精神症状をもたらす可能性があります。
3. 結論
睡眠不足が悲惨な結果を招くことは明らかです。
睡眠不足は、心血管の健康、免疫力、ホルモン調節、肌の健康、性欲など、多くの身体のプロセスに影響を与えます。
私たちの脳は16時間以上起きていると認知能力が低下します。19時間以上起きていると、酔っ払っている人と同じような感覚です。
私たちは、有毒な代謝物を排出し、脳の適切な機能を維持するために、睡眠に頼っています。
睡眠が不足すると、長期的には様々な精神疾患や神経症状のリスクを抱える可能性があります。
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