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THCBとは何か?

流行中のカンナビノイド・THCBとは何者なのか?簡潔にまとめました。   1. THCBとは何か? 2. THCBの効果効能 3. THCBの化学構造 4. THCBの安全性 5. THCBの副作用 6. THCBは薬物検査に引っかかるか? 7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様 8. オリジナル原料のご紹介(CRD)   1. THCBとは何か? THCBとはテトラヒドロカンナビヘキソール(Tetrahydrocannabutol)の略で 大麻に微量に含まれる天然のカンナビノイドです。   イタリアの研究チームP Lincianoら(2019)が大麻植物からの単離に成功しました。 (https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.jnatprod.9b00876)   ちなみにTHCPやTHCHの単離に成功したのも同じ研究チームです。   ヘンプや大麻に含まれるTHCBはごく微量であるため市場に出回るTHCBのほとんどは他のカンナビノイドから合成されたものと考えられます。...

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THCHとは何か?

流行中のカンナビノイド・THCHとは何者なのか?簡潔にまとめました。   1. THCHとは何か? 2. THCHの効果効能 3. THCHの化学構造 4. THCHの安全性 5. THCHの副作用 6. THCHは薬物検査に引っかかるか? 7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様 8. オリジナル原料のご紹介(CRD)   1. THCHとは何か? THCHとはテトラヒドロカンナビヘキソール(tetrahydrocannabihexol)の略で 大麻に微量に含まれる天然のカンナビノイドです。   イタリアの研究チームP Lincianoら(2020)が大麻植物からCBDHと共に単離に成功しました。(https://www.nature.com/articles/s41598-020-79042-2)   ちなみにTHCPやTHCBの単離に成功したのも同じ研究チームです。   ヘンプや大麻に含まれるTHCHはごく微量であるため市場に出回るTHCHのほとんどは他のカンナビノイドから合成されたものと考えられます。  ...

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HHCPとは何か?

日本で流行中のHHCP、何者なのか? 簡潔にまとめました。   1. HHCPとは何か? 2. HHCPの製造方法 3. HHCPの安全性 4. HHCPの効果効能 5. HHCPの副作用 6. HHCPは薬物検査に引っかかるか? 7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様 8. オリジナル原料のご紹介(CRD)   1. HHCPとは何か? HHCPとは、ヘキサヒドロカンナビホロールの略です。 HHCPはHHCのように植物内にも存在し、化学合成でも生成されるカンナビノイドです。このようなカンナビノイドを、「半合成カンナビノイド」といいます。 HHCPの効果は、THCPの水素化変異体であるため、本質的にTHCPと同等です。 また、HHCPは一部のユーザーによると、HHCの1.5〜2倍の力を持っているとされています。 さらに、HHCPは他のカンナビノイドよりも向精神性が高いとされているため、その影響下にある間は運転や重機の操作などは推奨されません。   2. HHCPの製造方法 HHCP製造にあたり、大麻草からCBD単離物を抽出することが最初の工程となります。...

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THCOとは何か?

日本で流行中のカンナビノイド・THCOとは何者なのか?簡潔にまとめました。   1. THCOとは何か? 2. THCOの製造方法 3. THCOの安全性 4. THCOの効果効能 5. THCOの副作用 6. THCOは薬物検査に引っかかるか? 7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様 8. オリジナル原料のご紹介(CRD)   1. THCOとは何か? THCOは、正式にはTHCOアセテートといい、THCのアナログ化合物です。 THCOは、THCと同様に高揚感を得られます。 他のカンナビノイドと比較すると、THCO低用量はメスカリンに最も似ており、幻覚が見られるわけではないですが、視覚はやや鈍くなり、身体的には鎮静作用があります。 THCOの特徴は以下3点です。 ①THCの10倍の効力②効果を感じるまでの時間がTHCと比べ遅い③THCOは天然では存在しない合成カンナビノイド   1-1. THCOの効力 THCOの効力は、THCよりもずっと強いです。 THCOは肝臓で代謝されます。...

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HHCとは何か?

2021年末、日本で流行したカンナビノイド・HHCとは何者だったのか?簡潔にまとめました。     1. HHCとは何か? HHCは、ヒドロキシヘキサヒドロカンナビノールの略で、天然の大麻内に微量に含まれるカンナビノイドの1種です。 そのため、市場に出回っているHHCはラボ内で化学的に合成されるのが一般的です。 HHCのような植物内にも存在し、化学合成でも生成されるカンナビノイドを「半合成カンナビノイド」といいます。 HHCはTHCと似た作用を引き起こしますが、THCとは違う化学式です。THCと違い、以下のように二重結合を持ちません。HHCでは、すべての二重結合が壊れ、水素で置き換えられています。   HHCはTHCよりも安定した分子です。結果、THCよりも効果持続期間が長いです。これは、水素化した植物油が通常の植物油よりも長持ちするのと同じ理由です。 水素化によって、酸化や分解を受けにくくなるのです。熱や紫外線への暴露に対しても、より高い耐性を発揮します。 分子の構造が変わることで、CB1およびCB2受容体やTRP受容体への結合親和性も変化します。   2. HHCの製造方法 HHCは、1944年にアメリカの化学者ロジャー・アダムスが、デルタ9THCに水素分子を付加することで誕生しました。 この水素化は、植物油をマーガリンに変換する際にも使われる手法です。 水素化は、パラジウムなどの触媒を加えて、THCのシクロヘキサン環の二重結合に水素分子を付加し、二重結合を切断します。 アダムスは大麻由来のTHCからHHCを生成しましたが、最近では、ヘンプ由来のTHCから生成するのが一般的です。 ところで、水素化の過程で2種類のHHC異性体が生成されます。9R-HHC、9-HHCです。これらの異性体は標準的なクロマトグラフィー法で分離可能です 9R-HHCは9S-HHCの約20倍強いと報告されており、これは9R-HHCを多く含むHHC製品はより大きな精神作用が期待できることを意味します。 2種類のHHCを分離させようとすると、費用対効果が悪くなるので、通常のHHC製品には9R-HHCと9S-HHCの比率が1:1の製品が多く、よくて2:1の比率の製品が一般的です。 3. HHCの安全性 HHCの安全性に関する研究はこれまで一度も行われていません。 すでに多くの人々 がHHCを日常的に使用していますが、重篤な副作用の報告はまだありません。 HHCの主な懸念点は、合成過程で化学物質が使用され、不要な副産物が最終製品に入り込む可能性があることです。 重金属(イリジウムなど)、化学溶剤(ヘキサンなど)についての第三者機関の検査を確認することが必要です。 4....

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CBDは薬物検査に引っかかる?安全なCBD製品を選ぶコツをご紹介!

CBDは近年、様々な薬理効果が期待され、日本でもCBDユーザーが増えてきました。CBDは大麻草から抽出されるカンナビノイド成分ですが、そこで気になるのはCBDが薬物検査に引っかかるかどうか。先にお答えすると、CBDのみを摂取していれば基本的に問題ありません。日本ではカンナビノイド成分の一種であるTHCという成分が違法とされていますので、カンナビノイド成分の中でTHCのみ薬物検査に引っかかります。ただし、CBD製品の種類によっては薬物検査に引っかかる可能性はゼロではありません。 この記事では、CBDを摂取しても薬物検査に引っかからないのか?そして安全なCBD製品を選ぶには何を基準にしたら良いのか?という疑問にお答えいたします。   1. 違法なTHCと合法のCBD その違いは何? 大麻草には約100種類以上ものカンナビノイド成分が内在し、その数あるカンナビノイドの中で最も知られているのがTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)です。日本を含め多くの国では、THCは違法とされています。その理由は、THCには精神活性作用や陶酔作用(いわゆるハイになる作用)があることが挙げられます。しかしTHCにも医療の面で有益性があり、医療大麻にもTHCは含まれています。一方CBDは、THCとは異なり精神作用はほとんどなく、鎮痛・抗炎症・抗不安・リラックス作用などが期待できる成分です。近年CBDの研究が進み、CBDオイル・CBDグミ・CBDキャンディー・CBDバスボム・CBDバームなどバラエティ豊かな商品が日本でも購入できるようになっています。 より詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考ください。 【徹底解説】THCとは何か・CBDとの違いは!? 2. CBDは薬物検査で検出される? CBDは、その薬理効果や安全性から多くの国で使用が認められているため、CBD自体は薬物検査の対象にはなっていません。つまり、CBDは薬物検査で検出されることはありません。ただし、摂取するCBD製品のタイプによっては薬物検査で陽性反応が出る可能性はゼロとは言い切れません。 というのも、CBDは大麻草から抽出される成分のため、製造/抽出過程において陶酔作用のあるTHCが混ざってしまうことがあります。使用される製品に、製造/抽出過程で混ざってしまったTHCを可能な限りゼロにした製品かどうかが、薬物検査の結果に影響します。日本で行われる製品の検査では検出されないようなTHCの量であっても、その微量のTHCが混ざったCBD製品の摂取量によっては薬物検査で陽性反応が出る可能性があるかもしれません。 それでは、CBD製品を摂取することで薬物検査に陽性にならないようにするには、どうすればいいのでしょうか?薬物検査に引っかからないために、購入する前にどのようなタイプのCBD製品かを確認しておくことが重要です。以下で詳しくご説明致します。   CBD製品のタイプ CBDの製品は大きく分けて3つのタイプに分けられます。 フルスペクトラム フルスペクトラム製品は、THCを含む大麻草に含まれるすべてのカンナビノイド成分が配合された製品を指します。つまり、フルスペクトラムCBDには、麻に含まれる100種類以上ものカンナビノイドが全て含まれていることになります。それだけでなく、大麻草に含まれる香り成分のテルペン、ビタミン、エッセンシャルオイルなどの成分も含まれています。このため、3つのタイプの中で最もアントラージュ(相乗)効果を得られる製品ですが、THCが含まれているため、日本ではフルスペクトラム製品を入手・使用することはできません。また、薬物検査でTHCが検出される可能性が高く、陽性反応が最も出やすいタイプです。 たまにフルスペクトラム製品と表示している製品を見かけますが、その場合はTHCが検査で非検出(微量)な場合が多く、ブロードスペクトラムに近い製品と考えて良いでしょう。 アントラージュ効果で加速するCBDの効果 【CBD原料解説】フルスペクトラムCBDとは?【卸売も実施中】 ブロードスペクトラム CBDが現在のように流行する前までのブロードスペクトラム製品は、「THC以外の成分すべてを含むもの」を指していました。つまり、大麻草から抽出された成分からTHCのみを除去した製品のことです。カンナビノイドだけでなく、テルペンやビタミンなども含まれます。しかし現在ではブロードスペクトラムの定義は幅広く、「CBD+他のカンナビノイドが含まれたもの」や「CBD+テルペンを追加で配合したもの」もブロードスペクトラム製品に分類されます。 THCが除去されている、もしくは検出されない程度の微量なTHCしか残っていないCBD製品のため、このタイプのCBD製品を摂取して薬物検査を行っても、摂取量が適切であれば陽性反応が出ることは考えにくいでしょう。 CBDに他のカンナビノイドやテルペンが配合されている製品のため、アントラージュ(相乗)効果を得ることができます。 アイソレート アイソレート製品は上記二つのタイプとは異なり、大麻草からCBDのみを抽出しているタイプになります。よってアイソレート製品に含まれる成分はCBDのみとなり、薬物検査で陽性反応が出ることはまずないでしょう。ただし、アイソレート製品にはアントラージュ(相乗)効果はなく、長期間使用し続けると耐性が出来やすいと考えられています。 【CBD原料解説】CBDアイソレートとは?ブロードスペクトラムとの違いは?【卸売も実施中】 【徹底解説✍️】CBD原料(アイソレート・ブロードスペクトラム・フルスペクトラム・ディスティレート)の製造方法...

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なぜCBDが効かない!?CBDの効果を高める方法を紹介!

「CBDが効かない!」「CBDの効果が分からない!」 tokyo mooonにはそんな悩みがよく届きます! しかし、CBDが効かない原因とその対処法を知ることで自分にとって最適なCBDの摂取量や、相性の良いCBD製品も見つかるはずです!ぜひ最後までご一読ください!   1. CBDが効かない原因とは? CBDの摂取量が適切ではなかった CBDが効かないと話す人の多くに人に当てはまる点として、CBD摂取量が少ないというのが挙げられます。 CBD製品自体が高価であることから、摂取量を節約しすぎると効果も感じられず本末転倒です。 もちろん体格や年齢など、人にはそれぞれCBDの適正な摂取量があります。 基本的に経口摂取(CBDオイルなど)や肺摂取(CBDベイプなど)において1日当たりの推奨摂取量は〜100mgといわれています。 しかしその効果には個人差が大きく、自分の感覚に合わせて徐々に量を増やしていくことをオススメします! CBD は1日に最大 1500mg の高用量で慢性的に使用しても、安全で耐容性があることが示されているため、効果を感じるためにCBDを取りすぎた副作用などの心配も必要ありません。 CBDを摂取するタイミングが適切ではなかった CBDは空腹時には効果が出にくいと言われています。 ミネソタ大学の研究報告では脂質の多い食事と一緒にCBDを摂取することで空腹時のCBD摂取に比べて4倍の吸収率・効果を発揮したという結果が出ています。 またこの研究からCBDは親油性で脂質とともに摂取することで、さらに吸収率が高まることが判明しました。 上記の点から、CBDオイルはココナッツオイル、MCTオイル、ヘンプオイルなどの油をベースにしてCBDを配合されるようになりました。 効果を感じられない方は食前の摂取ではなく、脂質を意識した食後のCBD摂取を行うことで少しづつCBDの効果を感じられるようになります! CBDの摂取方法が間違っている 十分なCBDを摂取しているにも関わらず効果が出にくい人は、摂取方法が適切ではない可能性があります。 まずはそれぞれのCBD製品ごとにどのようにCBDを摂取するべきか、またはどのような摂取方法が最もCBDの吸収率が高いかを把握しておく必要があります。 CBD製品の摂取方法は主に、舌下摂取、経口摂取、吸入摂取、経皮摂取が挙げられますが、それぞれCBDの吸収率が異なります。 上記はCBDの摂取方法ごとのバイオアベイラビリティを表している図になります。 ※バイオアベイラビリティとは、、、医学用語で「服用した薬物が全身循環に到達する割合をあらわす定数」を指します。 摂取方法...

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CBDビジネスを始められる方へ 〜まず読むべき本はこれ!〜

CBDビジネスを始められる際、様々な手段で情報収集されることと思います。そんな中、情報収集に役立つ3つの本を紹介します。   1. CBDのすべて CBD初心者、知識がゼロからでも読める本です。CBDの基礎情報が網羅的に書かれていて、これさえ読めば商品を選ぶ上でも販売する上でも心配ありません。 著者は以下の外国の方ですが、医療大麻の普及を目指すGREEN ZONE JAPANの理事の方が翻訳をしています。 著者 コニェツニー,アイリーン腫瘍科の看護師として、数十年にわたって患者の苦痛を軽減させる仕事をしてきた公認看護師。医療大麻の効果と安全性について学んだ2008年以降、医療目的の大麻の使用を広める活動を始めた。過去にAmerican Cannabis Nurses Association(アメリカ医療大麻看護師協会)の会長を務めるなど、患者、看護師、一般の人々に広く医療大麻についての教育を行っている。 ウィルソン,ローレン職業は料理研究家であり、料理やレストラン業界に関する著作もあるが、自身の医療大麻患者としてさまざまな活動家と協力して、医療大麻を必要とする患者が薬を手に入れることができるようになるべく努力を重ねている。 目次 何がそんなにすごいの? 大麻草の歴史 エンドカンナビノイド・システム カンナビノイドとアントラージュ効果 カンナビジオール(CBD)って何? CBDって安全なの? CBDの原材料 - 大麻草とヘンプ CBDと27の疾患 あなたに合ったCBDの使い方 どれくらい摂ったらいいの? 信頼できる製品を見つけるには 2. カンナビノイドの科学...

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CBDに中毒性・依存性はあるの!?

CBDはヘンプ(大麻)から抽出される健康成分です。 大麻といえば、日本では絶対悪のような存在で、昔から「ダメ、ゼッタイ!」とネガティブに取り上げられてきました。 そのせいか、大麻は危険な薬物だという認識、社会的スティグマが形成されています。 そのせいで、CBDにも実は中毒性や依存性があるのではないかと、まことしやかに語られています。実際のところ、どうなの?、という疑問にこの記事では回答していきます。   1. CBDに中毒性や依存性はあるのか? CBDの服用によるCBDに対しての中毒性や依存性はない。 いきなり、結論から言うと、CBDには中毒性や依存性はないと言われています。 主なエビデンスは2つです。 2017年のWHOのレポート 2016年に行われた31人の成人に対して実施された二重盲検試験からのレポート です。 どちらのレポートにおいて、CBDには乱用の危険性がないと報告されています。 <参照文献> ✔Oral cannabidiol does not produce a signal for abuse liability in frequent marijuana smokers  ...

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CBDは耐性がつくのか?CBDの効果を最大化するためのテクニックとは?

本日のお題は、2つです。 CBDは複数回摂取していると耐性がつくのか? CBDの体感が少ないときの対処法 です! CBD製品の販売を日頃から行っていると時折耳にするこの疑問に回答していこうと思います!   1. 耐性とは何か? 耐性とは、同じ薬を繰り返し使うことで、その薬が本来持っている効果を実感できなくなることを指します。 CBDは、 睡眠 不安 炎症 慢性痛 などに効果的と言われますが、そのような効果を感じづらくなるのではないかという疑問を今回は解消していきます。 こんなにあるの👀?CBDの効果効能のすべて 2. CBDは耐性がついてしまうのか? さて、CBDは繰り返し使うことで耐性がつくのでしょうか?答えは、NOです。 CBDとその耐性に関しては、以下のようなエビデンスが存在します。 Current Drug Safetyという医学ジャーナルに提出された論文では、CBDを異なる服用量、ヒトに与えて副作用と耐性を観察する実験が取り上げられていますが、耐性に関して報告されていません。 また、皆さんよくご存知のWHOは日本人研究者によるカンナビノイドの耐性実験などを根拠にCBDを繰り返し使用しても耐性がつかないことを報告しています。 余談ですが、CBDには耐性がないようですが、他のカンナビノイド、THCには耐性があると言われています。 実は、CBDとTHCが身体に作用する仕組みは全くといっていいほど異なります。 THCはカンナビノイド受容体(CB1やCB2)に直接作用するのに対して、CBDは間接的に作用すると言われています。この作用機序の違いが、どうやらTHCの耐性を生み出しているようです。 THCにはCBDと違い精神活性作用があると言われています。つまり、THCの摂取でハイになるのですが、このハイになった状態を人間の身体は恒常性を保つために、抑制するようです。そのため、耐性がつくという研究結果があります。 CBDは繰り返し使っても耐性がつきません。  ...

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CBD製品・原料のCoA(成分分析表)はなぜ必要?違法成分なしで、健全なビジネスを

CBD事業者が、製品や原料を購入する際に、必ずと言っていいほど目にするのが「CoA」。CoAは、Certificate of Analysisの略で、日本語で「分析証明書」を意味します。 CBDビジネスを行うにあたり、なぜCoAがそこまで重要なのでしょうか。今回は、CoAを取得すべき理由や、どんなことが明記されてあるのか、取得方法などを、詳しく解説していきます!   1. CoA(分析証明書)ってなに? CoAには、含有成分がなにであるか、成分の含有量はどれくらいか、人体に害のある成分が含有されていないか、などの情報が明記されています。製品にも原料に対しても、発行が可能です。 (Organic CBD HoneyのCoA) 実際に成分の分析を行うのは、CBD原料の抽出工場ではなく、第三者分析機関である「サードパーティ」です。第三者が検査することで、信頼性の高さを担保することができます。 CBDの場合、分析証明書にはだいたい以下の内容が記載されています。 カンナビノイドの成分構成 テルペンの成分構成 微生物 農薬 残留溶剤 重金属 海外からCBD製品・原料を輸入する場合は、THCが含まれていないことを確認し、合法的に商品を取り扱うために発行されることが多いです。 そのため、含有成分の詳細や含有量が示されたCoAを取得することは、CBD製品販売時のブランディングにもつながります。製品外箱のQRコードや、企業のECサイトの製品画像ページで消費者がCoAを確認できるよう、一般公開している企業もあります。   2. CoA(分析証明書)が要求されるようになった背景 2017年に、The Journal of the American Medical...

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CBDは舌下摂取がいいって本当?メリットや方法を解説

CBDオイルの摂取方法で、一番人気なのは舌下摂取です。 舌下摂取とは、舌を上に持ち上げながら舌の下側の部分にCBDオイルを垂らし、しばらくオイルが舌の裏側に接するように維持して摂取する方法です。 今回の記事では、CBDを舌下摂取する目的や期待できる効果、そしてその他の摂取方法についてご紹介します。 1. CBDを舌下摂取する理由 CBDオイルの摂取方法には、舌下摂取以外に経口摂取やベイプによる吸入摂取などがありますが、どうして舌下摂取が人気なのでしょうか? 短時間で効果が得られる 舌の裏には大きな血管が存在し、CBDオイルを舌下摂取すると、その血管からCBDが吸収されます。 CBDオイルを飲んで摂取すると食道、胃、小腸、肝臓などを通ってから血管に入るため、時間がかかります。 しかし、舌下摂取であれば、摂取してすぐに血管に入るため、効果が短時間で出るというメリットがあります。ちなみにCBDオイルを舌下摂取した場合の効果が出るまでの時間は、15分~1時間だと言われています。 舌下から摂取する例として、心臓発作を起こしている患者にニトログリセリンを投与したり、血圧を急に上がった患者にニフェジピンを投与したりするときには経口投与ではなく舌下投与が用いられます。 これらはどちらも早急に薬効を得る必要があるために、舌下から投与されるのですが、舌下摂取の速効性を物語っていると言えるでしょう。 吸収率が高い 舌下摂取されたCBDオイルは、肝臓を通過しないため、経口摂取と比べて吸収率がかなり高いことがわかっています。 経口摂取によるCBDの吸収率は6〜20%にとどまるのに対し、舌下摂取によるCBDの吸収率は13~35%であると言われています。より効果を実感するためには、経口摂取よりも吸収率の高い舌下摂取がおすすめです。 また舌下摂取は、肝臓の分解を受けにくいことから効果が4~8時間続くという特徴もあります。また、安定した効果を得るためには、投与の直前と直後は飲食を避けましょう。 2. CBDを舌下摂取する方法とコツ CBDオイルを舌下摂取する時はまず、舌を上に持ち上げながら舌の下にCBDオイルを垂らししてください。 そして、90秒~2分程度オイルが舌の裏側に接するように維持し、舌の裏側の血管から吸収されるようにします。 すべてのオイルが舌下から吸収されるわけではないので、時間が経っても口の中に残っているオイルは飲み込みましょう。 舌の下にオイルを垂らすだけなので、一見簡単そうに見えますが、慣れないうちは少し難しく感じるかもしれません。慣れるまでは洗面台などの鏡を見ながら摂取してみてください。また、スポイトのどの位置までCBDを取り出せば、自分にとってのCBDの一回量になるのかを覚えておくと便利です。 CBDオイルの味が苦手な場合は? CBDオイルの味自体が苦手で摂取することが難しいという人もいるでしょう。その場合は、チョコやミントのフレーバー付きのCBDオイルがおすすめです。 他にも、オレンジジュースと一緒に飲んだり、コーヒーや紅茶などのホットドリンクと一緒に飲んだり、食品に混ぜたりしてCBDオイルを摂取する方法もあります。 だだし、これらの方法はCBDを経口摂取することになるため、舌下摂取に比べて吸収率が悪くなったり、効果の発現時間が長くなったりすることがあることは頭に入れておきましょう。 またCBDオイルは一定温度以上で加熱すると成分が変化し、効果が薄れてしまうことがあるため、CBDオイルを混ぜた飲み物を加熱しないように注意してください。温かい飲み物にCBDオイルを混ぜたい時は、飲む直前でCBDオイルを加えるようにしましょう。 3. CBDの他の摂取方法 CBDの摂取方法は舌下摂取以外にも存在し、それぞれ作用の仕方が少しずつ異なります。効果の発現にかかる時間、適切な用量、作用部位、そして効果が持続する時間などが異なります。...

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CBDの作用メカニズム、エンドカンナビノイドシステム(ECS)詳説

1. エンドカンナビノイドシステムの研究史  1960年代: 医療用大麻の父と呼ばれるラファエル・メコーラムは、THCとCBDを分離した最初の科学者でした。 カンナビノイドが体内でどのように働くかに科学者の興味をかき立てました。 1970年代: 研究者たちはある仮説を立てました。 「もし脳にモルヒネ受容体があるなら、私たちの体はモルヒネ受容体に特異的なリガンドや分子を独自に作っているはずだ。結局のところ、モルヒネ受容体を活性化する唯一の方法が、体外に存在する化合物を摂取することでしかないのであれば、モルヒネ受容体を持つ意味がないのではないだろうか?」 研究者たちは、これらの受容体に結合する内因性のモルヒネ様化学物質、エンドルフィンを発見したので、彼らの仮説は正しかったのです。 エンドルフィンとは体内に存在するモルヒネ様化学物質です。 ラファエル・メコーラムは、心臓にこのデータを取って、内因性カンナビノイドを探し始めました。 結局のところ、もし私たちがカンナビノイドに敏感な受容体を先天的に持っているのであれば、私たちの体もまた、受容体を活性化することができるように、カンナビノイド様化合物を体内で生産しているに違いありません。   1990年: 科学者たちは、ラットの脳内にTHC感度の高い受容体のDNA配列を持つ受容体を発見しました。 科学者たちはこの受容体をクローン化でき、どの分子がこのカンナビノイド受容体を活性化するのかを簡単に調べることができた。 この受容体は現在、CB1受容体と呼ばれています。 THCがCB1受容体に影響を与えるかどうかを確かめるために、科学者たちはこれらの受容体を持たないようにマウスを遺伝子組み換えしました。 マウスをTHCに曝露したところ、THCが結合する場所がないために、化合物は精神作用を発揮することができませんでした。 この研究により、私たちの脳にはTHCに敏感な受容体があることを証明しました。 1992年: 最初の内因性カンナビノイドは、ラファエル・メコーラムとNIMHの研究者によって発見され、アナンダミドと呼ばれるようになりました。 内因性カンナビノイドとは、私たち自身の体内で生成されるカンナビノイドのことです。彼らは、アナンダミドがTHCと同じ受容体であるCB1受容体に結合することを発見しました。 アナンダミドの名前は、サンスクリット語で「至福」を意味する「アナンダ」に由来しています。 1993年: 第二のカンナビノイド受容体が発見されました。CB2受容体は、免疫系だけでなく神経系にも存在しています。 1995年: 2つ目の内因性カンナビノイドもラファエル・メコーラムのチームによって発見され、2-AGと名付けられました。 彼らは2-AGがCB1とCB2の両方の受容体に結合することを発見しました。 これらの発見により、科学者たちはTHCの代謝経路を追跡し、体内で重要な生理的役割を果たす全く新しいシステムを発見することができました。...

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カンナビノイドを含む麻以外の植物6選

CBDはカンナビノイドの1種で、カンナビノイドはエンドカンナビノイドシステムを作用させるために、必要不可欠な成分であることは過去記事で紹介した通りです。 健康に欠かせないカンナビノイドですが、CBDオイルのようなCBD製品からのみしか摂取できないわけじゃないんです。実は大麻以外の植物にもカンナビノイドが含まれています。 今回は、そのような植物を紹介していきます。 1. ひまわり 私たちが知っている一般的なヒマワリにはカンナビノイドは含まれていないのですが、カンナビノイドを含むヒマワリ属の種があるんです。 「ヘリクリサム」というヒマワリは、ヒマワリ属の中でも600種類の花を咲かせることができます。 近くの畑では見かけることはありませんが。この植物は南アフリカ原産です。 CBG(カンナビゲロール)と呼ばれるカンナビノイドが含まれています。 CBGは、睡眠を促進し、感染症を防ぎ、緑内障を緩和するために眼圧を下げることで知られています。 「ヘリオプシス」というヒマワリは、メキシコのモレロス州自治大学による研究により、アルカミドが含まれていることが発見されました。 アルカミドは、免疫力を高め、バクテリアと戦い、鎮痛作用、抗酸化作用があることが知られています。 2. エキナセア 一般的なハーブ、エキナセアは健康食品の愛好家の間でよく知られています。 しかし、エキナセアのある種には、N-アルキルアミド(NAAs)と呼ばれるカンナビノイドが含まれていることは、ベテランのファンであっても知らないかもしれません。 エキナセアに含まれるNAAは、CB2エンドカンナビノイド受容体を標的にすることで、免疫システムを強化し、痛みを和らげ、炎症を抑えるのに役立ちます。 CB2受容体は免疫系に集中しています。 3.苔類(livewort) 既存のカンナビノイドだけでなく、全く新しい化合物も発見されました。 科学者たちは、ニュージーランドの苔類(radula marginata)の抽出物を研究しました。 日本薬学会の発表によると、この抽出物からは、ペロテチネンと呼ばれる既知のカンナビノイドと、 ビベンジル と呼ばれる化学的カテゴリーに分類される新しいカンナビノイドが検出されました。 この植物の変異体で新たに発見されたビベンジルは、ペロテチネン酸として同定された化合物である。 具体的には、ペロテチネン酸は、化学的にTHCと類似していると考えられています。 ニュージーランドでは、肝臓、膀胱、胆嚢、気管支炎の治療など、様々な薬用として使用されてきました。 同様の研究は、日本の苔類(radula perrottetii)についても行われました。...

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