【最新版】2021年 CBD市場の現在と未来予測

CBDとは麻に含まれる成分で、カンナビジオール(Cannabidiol)の略です。現在、CBDを成分として使った商品が注目され始めています。 今回はビジネスの観点から。CBD市場の現在と未来予測について考察していきます。 1. CBD商品の種類と市場規模 CBD商品は摂取方法によって分類されることがあり、Bioavailability(成分が血液を通して全身循環へ到達する割合)が異なります。 サプリやグミの場合は胃摂取で6-15%、オイルは舌下摂取で20-35%、ベイプは肺摂取で30-40%、バームは全身循環へは到達せず、皮膚の神経に局所的に効くと言われています。 CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ) いくつか自社商品と海外のブランドを紹介します。オイル/サプリ オイル/サプリはCBDを摂取する方法として王道で、弊社ではorganiCBDやPharmaHempのオイルを販売しております。 CBDを使った人のインタビューでは寝る前に摂取すると「起きた後のすっきり感が凄い」などの声を聞くことがあり、市販の睡眠サプリでGABA、テアニン、グリシンなどよりも筆者の体験ベースでは、効果実感が強いと思います。 また、オーガニック製品なので、耐性や依存性がないので、睡眠薬よりも安心という声も聞いています。 高齢化やリモートワークの進展に伴い、睡眠課題を抱える人が増える中、市場は拡大しているため、CBDが広まる可能性を期待しています。 日本睡眠化学研究所の調査では、睡眠市場の規模は1兆2000億円と言われており、睡眠サプリは約100億円という調査があります。大手企業の参入が加速しており、今後拡大していくと予測されています。  【価格比較】おすすめCBDオイルのコスパランキング【編集長レビュー】 ドリンク CBDはリラクゼーションドリンクとして販売されています。下記は、Wellerというコロラド州・デンバーの企業が作っているCBDスパークリングウォーターです。 アメリカでは、”Sober Curious”という言葉がトレンドになっており、ミレニアル世代を中心に、Z世代の若者の間でも、アルコール離れが進んでいる中、日本でもその傾向が垣間見えます。 世界の動向を追っていると、Cannabis-Infused Drinkの販売が進んでおり、二日酔いしない、睡眠の質が落ちない、羽目を外さず適度にリラックスできるなどメリットが非常に多いです。 アルコールに取って代わる存在になり得ると考えています。 国内の酒類総市場の市場規模はここ5年間横ばいで約3.5兆円です。対して、ノンアルコール市場は約3,000億円とも言われています。     ベイプ/シーシャ CBDはベイプ(電子タバコ)の形態でも売られており、おすすめベイプランキングの記事をブログでも書いてるのでぜひチェックしてみてください。 仲間と仕事の合間や飲み会中など、複数人でタバコミュニケーションをしたり、自宅でリラックスするなど様々なタイミングで利用が可能です。 CBDベイプはノンニコチン・ノンタールで、身体に害を与えないため、喫煙に抵抗がある人でも吸い始めやすいのが特徴です。 日本たばこ協会の調査によると、電子タバコの市場は約3兆円ですが、増税、健康志向の高まり、規制による喫煙場所の減少によって市場は縮小しています。 非喫煙者・禁煙者の代替品としてCBDベイプ/シーシャが利用される可能性が見込めます。...

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【徹底解説✍️】ヘンプとマリファナの違いについて

大麻は植物分類学上はカンナビス・サティバ・エルという名称で、ヘンプとマリファナの2種類に分けることができます。今回はその違いについて解説します。   1. 大麻の基礎知識 大麻は90cmから4.5m程度まで高さに幅があり、複数の枝が茎の周りに生えています。葉や花など全体が微細な毛で覆われており、これをトリコームと呼びます。大切な成分はほとんどこの中に入っています。 トリコームの中には、フラボノイド、テルペン、フェノール化合物、そしてCBDを含むカンナビノイドなどの植物化学物質が含まれています。 フラボノイドは植物に美しい色、例えばブルーベリーの青、ラズベリーの赤などを与えますし、テルペンはバジル、ローズマリーなどの独特の香りを与えます。フェノール化合物には身体の抗酸化作用があります。 トリコームに含まれる化学物質の構成は、栽培場所(屋内・屋外・音質)、肥料、遺伝子、収穫方法、保存方法などによって大きく変化します。   2. 大麻の種類(ヘンプ・マリファナ ) 繊維を作るための産業用大麻は「ヘンプ」と呼ばれ、植物化学物質を作るために医療・嗜好用大麻は「マリファナ」と呼ばれ、目的に応じてエネルギーを集中して育てられます。 大麻は大きく分けると「サティバ」「インディカ」という種類があります。 その中にも、インディカであればノーザンライツ、ホワイトクッシュ、サティバであればサワーディーゼル、シルバーヘイズなど様々な種類があり、含まれるカンナビノイドやテルペンの割合が異なります。 医療・嗜好用のマリファナとして、これまで様々な品種が作られてきました。 昨今CBDが注目されるようになって以降、産業用大麻(ヘンプ)は医療・嗜好用大麻(マリファナ)と比較すると、植物化学物質の含有量は少ない一方で、CBDの含有割合は多いということが明らかになりました。 そのため、衣料、食物、燃料などの用途で使われてきた産業用大麻(ヘンプ)から、CBDを抽出する動きが始まっています。 【中級レベル】グローバルで大注目のCBDを徹底解説   3. アントラージュ効果 BIG6と呼ばれる主要なカンナビノイドについてはこちらで説明しています。 植物化学物質には相乗効果があり、CBD以外の成分も一緒に摂取した方が、単独でCBDを摂取するよりも治療・健康増進効果が高いと言われており、これを「アントラージュ効果」と呼びます。 「アントラージュ効果」の観点からみると、CBDの割合が大きい産業用大麻(ヘンプ)よりも、CBD以外の物質も充実している医療・嗜好用大麻(マリファナ)の方がより高い効果を発揮すると言われています。 アントラージュ効果で加速するCBDの効果   4. 大麻をめぐる法規制 アメリカの法規制を例として解説します。...

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CBDの安全性は?WHO(世界保健機関)の見解

1. 大麻を規制する国際条約 麻薬に関する単一条約(麻薬単一条約)は1961年に、国連やWHOによって制定された国際条約で、医療や研究などの特定の目的について許可された場合を除き、麻薬の生産および供給を禁止しています。 また、1971年に制定された向精神薬に関する条約(向精神薬条約)は、麻薬単一条約が規定する「麻薬」に該当しない幻覚剤や覚醒剤、精神安定剤を規制するための国際条約です。 それぞれ世界180ケ国以上が加盟しており、日本の外務省のHPでも確認できます。   2. WHO国連審査の概要 2018年11月、WHOの薬物の有害性や医療的有効性を評価するECDD(依存性薬物専門委員会)が以下の、規制物質に関するルール変更を国連麻薬委員会に勧告しました。 大麻の医療的有効性を認めること 大麻エキス、大麻チンキを規制物質のリストから削除すること THC含有量が0.2%以下の製剤は、国際規制物質の対象外となること 出典:日本臨床カンナビノイド学会 国連麻薬委員会の会合CND63(2020 年12月)にて、これらの物質の規制緩和に関する票決が行われます。 アメリカなど既に規制緩和を進めている国も多い中、この決定によって、世界各国での大麻に関する規制緩和が進む根拠となると予測されています。 特にTHC含有量が0.2%以下の製剤は、国際規制物質の対象外となることという決定によって、THC以外の麻に含まれる薬理成分・CBDが注目され始めたわけです。 3. 安全性への見解 WHOの報告書によると、CBDの安全性について下記のように報告されています。 ・ヒトにおける有害反応CBD が THC のようなカンナビノイドで典型的に見られる効果を産み出さない。CBD の潜在的な治療効果を数多くの管理されたオープン試験を横断的にみると、良好な安全なプロフィールをもち、一般的に良好な忍容性(許容性)がある。 ・依存の可能性 CBD の潜在的な身体依存効果(例えば、離脱症状や耐性)に関するコントロールされたヒト研究では、報告されていない。 ・乱用の可能性十分にコントロールされたヒトの実験的研究からのエビデン スは...

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【中級レベル】グローバルで大注目のCBDを徹底解説

1. CBDとは?簡潔に言うと? CBDとは、麻から抽出される成分で、カンナビジオールと学術的には呼ばれています。麻と聞くと、ドラッグ?危険?合法なの?と思われるかもしれませんが、CBDは合法で、安全な、近年諸外国で注目されている健康成分の一つです。 CBDが含まれた商品は色々な種類があります。 ティンクチャーと呼ばれる口から摂取する食用オイルタイプだったり、いわゆるサプリによく見られる錠剤タイプ、それだけでなく、肺から摂取するタイプのベイプタイプ、グミ、ブラウニー、肌に塗る化粧品タイプまであります。 CBDの盛り上がりはその市場規模の大きさや成長スピードにも現れています。アメリカのCBD市場は前年2018年比562%増の4500億円程の市場規模(2019年)までに至ります。2025年までにアメリカのCBD市場は3兆円規模に達すると予測されています。 とにかく大注目のCBDですが、CBDの基礎知識として以下について覚えておくと良いでしょう。 CBDは麻(大麻)から抽出される成分、正式にはカンナビジオールと呼ばれる 大麻草とヘンプに含まれる活性化合物を「カンナビノイド」と言い、CBDはその「カンナビノイド」の一種 人間の身体には、カンナビノイドを利用する臓器や器官があり、そのような体内のシステムをエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と言う 2. CBDが抽出できる麻とは? 麻には様々な呼称があります。麻、大麻、ヘンプ、マリファナ、ウィードなどなど。 これらは、どれも大雑把にいうと、カンナビス・サティバというアサ科アサ属の植物のことを指します。どれも同じ植物について指しますが、人類は麻の用途によって、品種改良を繰り返してきました。その結果、現在では、大きく2種類の麻が存在するのです。 1つは、大麻草。こちらはマリファナやウィードなどとも呼ばれます。もう1つは、ヘンプ。こちらは大麻草が、医療用途なのに対し、産業用途で育てられています。 ヘンプは驚くほど、用途の広い植物です。 ヘンプクリート(建築物の断熱材) プラスティック 衣料 超伝導体としてエネルギーを貯蔵 バイオ燃料 食物 CBDは、大麻草、ヘンプ、どちらからも抽出できます。 CBDはこれらの植物の表皮を覆う微細な毛から抽出します。この毛のことをトリコーム(樹脂)と呼びます。 3. インディカ種、サティバ種とは? 植物としての麻の学術名は、先程も出てきたようにカンナビス・サティバ・アサ科アサ属と言います。ここに出てくるサティバですが、CBDの商品購入時に時折目にします。なので、少し詳しく説明しようと思います。 サティバとは、麻の品種の一つで、他によく出てくるのがインディカという品種です。 サティバ種とインディカ種には次のイラストのような違いがあります。 昨今では、サティバ、インディカという分類が無意味になってきています。市販の製品で使用されている麻はインディカとサティバが交配されたハイブリッド種のことが多いです。...

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【初級】CBDって一体なに?これだけは知っておきたいことまとめました

1. CBDとは、大麻草に含まれる成分の一種 CBDとは、カンナビジオール(Cannabidiol)の略で、大麻草に含まれる成分(化合物)のうちの一つ。近年、主に海外でCBDの研究が進んでおり、身体への幅広い薬理効果が注目されています。 特に期待が高まっているのは、多様な疾患への治療効果。世界保健機関(WHO)によると、CBDがてんかんや精神障害、アルツハイマー病などの治療に有効性を示している研究結果も報告されています。海外では、エピディオレックス(Epidiolex)という、CBDが含有された、発作治療のための抗てんかん薬も販売されているほどです。 CBDは、健康増進目的で摂取する人も多く、不眠やストレスの解消のために摂取する人も増えてきています。 日本でもCBDを含有する商品は多くあり、オイルやグミ、ベイプ、肌に塗るバームなど、さまざまなジャンルの商品があります。   2. CBDは違法ではないの? 「大麻 = マリファナ」というイメージを持っている人は、違法薬物と疑う人がいるかもしれません。しかしそれは、THC(テトラヒドロカンナビノール)という多幸感や精神作用をもたらす成分の影響です。 日本では「大麻取締法」や「麻薬及び向精神薬取締法」でTHC成分を含む商品の使用が違法であり、通常THCが除去された商品のみが輸入・流通しているため、違法薬物を摂取するという心配はありません。 しかし、完全にTHCが入っていないCBD原料だと証明することはできるのかが気になる人もいるでしょう。日本のCBD事業者は、大麻から抽出されたCBDを海外から輸入する前に、THCが含有されていないことを証明するCoA(成分分析表)を、現地の研究機関から取得します。そのCoAを日本の厚生労働省に提出した上で、原料の輸入を行っているのです。 CoA(成分分析表)の例:    日本で製造されたCBD製品を購入して使う場合は、違法成分が入っている心配をする必要はありません。 ですが、海外のCBDの既製品をそのまま輸入する場合、成分分析表を取得しなくても輸入自体はできるため、違法成分であるTHCが検出される可能性はあると言えるのが現状です。   3. CBDで期待できる効果 CBDの人気が高まった理由は、様々な身体の疾患に効果を発揮する上、精神作用が無いという点です。 「ハイになる」ような精神作用が無いからこそ、医療など幅広い分野で使うことができるわけです。以下のような症状に効果があります。 吐き気・嘔吐 けいれんや発作 精神疾患 炎症性疾患 神経変性疾患 腫瘍・癌細胞 不安・うつ...

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