【原料解説】CBDブロードスペクトラムとは?アイソレート・フルスペクトラムとの違いも
CBDブロードスペクトラムとは、CBDだけでなく、ほかにもさまざまなカンナビノイドや成分が配合されており、一回の摂取でさまざまな体感が期待できる原料です。 そのため、ベイプなどと相性がよく、CBDブロードスペクトラム原料でベイプを製造したいという事業者の方も多数います。 この記事では、CBDブロードスペクトラムで商品を製造したいので、原料の特徴を知りたい、ほかの原料との違いがわからない、という人のために、CBDブロードスペクトラムについて徹底解説していきます。 1. CBDブロードスペクトラムとは CBDブロードスペクトラムは、CBD+ほかのカンナビノイド(ex. CBN、CBC、CBGなど)を抽出した原料を指すことが一般的です。 正確に言うと、CBDブロードスペクトラムの定義は、CBD製品メーカーや個人によってさまざまであるのが現状です。従来は「THC以外の成分すべてを含むもの」が一般的でしたが、昨今では「CBDと、一つでも他のカンナビノイドが含まれるもの」「CBDに○○というテルペンを足したもの」などと解釈されることもあります。 フルスペクトラムCBDやブロードスペクトラムCBDは、CBDと他のカンナビノイド・化合物を一緒に摂取した際に起こる相互作用により、CBD単体で摂取するよりも強いCBDの効果を得ることができます。これをアントラージュ効果といいます。 白米よりも色んな成分を含む玄米の方が健康に良いとされることをイメージすると、わかりやすいかもしれませんね。 ちなみにブロードスペクトラムCBDを作るプロセスは大きくは2種類で、CBDを分離した後、ほかのカンナビノイド(THCを除く)、テルペン、フラボノイドを添加する方法と、フルスペクトラム抽出物からTHCを除去するプロセスを経て作る方法があります。 2. アイソレートとフルスペクトラムの違いは? CBD原料はざっくり分けると、以下の3種類があります。・CBDブロードスペクトラム・CBDフルスペクトラム・CBDアイソレート 3種類の違いは、以下の通りです。 CBDアイソレート CBDブロードスペクトラム CBDフルスペクトラム CBD含有率 99.9% 60%~95% 60%~95% ほかのカンナビノイド 0% 5%~40% 5%~40%(※) THC なし...