CBDディスティレートとは?アイソレートと何が違うの?【原料卸売も実施中】
CBDの抽出は、まだまだ歴史が浅いですが、様々な製造施設で試行錯誤がなされてきました。かつてはCBDの抽出は単純な技術だったのですが、最先端の抽出技術はそれほどシンプルなものではなくなってきています。 そこで、今回は、グローバルで注目され、日本国内においても耳にする機会の増えたCBDディスティレートというCBD原料の1種類に関して、解説していきます。 弊社では、CBD事業者様向けにCBDディスティレートの卸売もしております。ご興味ある方はこちらをご覧ください。 1. ディスティレート(Distillate)とは? ディスティレート(Distillate)とは日本語で蒸留物を意味します。 蒸留という言葉を聞いたいことがある方は多いかと思います。お酒好きの人からすると、非常に馴染みのある言葉かと思います。 蒸留とは、液体を加熱し、一度気化させ、最終的に冷却し、液体に戻すプロセスのことを指します。わざわざ気化させることで、不純物を除去するのが大きな目的です。 酒造業界では馴染みのある蒸留というプロセスを経て、精製されたCBDのことをCBDディスティレートというのです。 2. CBDディスティレート(Distillate)とは? クルードオイル それでは、CBDディスティレートとは何か、もう少し踏み込んでみたいと思います。 CBDディスティレートというと、CBDを蒸留するのか?と思われる方もいるかと思いますが、それは違います。 さきほど、ディスティレートとは液体を気化させるという話がありました。ピュアなCBDは、皆さんご存知のようにクリスタルで、固体として安定して存在します。 では、CBDディスティレートの場合、どの液体を気化させるのかと疑問に思うでしょう。 この場合の液体とは、クルードオイルを指します。クルードオイルとは、ヘンプ(大麻草)から抽出された第一段階の抽出物です。黒々として、ドロッとした液体です。 このクルードオイルを気化し、蒸留した濃縮物のことをCBDディスティレートといいます。ちなみに、ヘンプからクルードオイルを精製した場合は、CBDディスティレートができますが、THCを多く含んだ大麻草、カンナビスからクルードオイルを精製し、それを蒸留した場合、THCディスティレートを精製することも可能です。 CBDディスティレートにはCBDが約80%含まれています。残りの20パーセントは、他のマイナーなカンナビノイド(CBGやCBNなど)、テルペン、および他の様々なオイルや植物エキスで構成されています。 3. CBD原料の精製方法 ヘンプバイオマス(粉砕した大麻草由来の原料)👇1. 化学的な抽出(クルードオイルの精製) 👇 2. 余分な脂肪分やワックス等の除去(ウィンタライゼーション(Winterisation)) 👇 3. 蒸留...