特定の物質や行動に依存してしまい、心身の健康や人間関係にも深刻な影響を与える依存症。意思だけでは、依存対象をなかなか断てないのも特徴の一つです。
近年の研究事例によると、CBDが治療に効果的である可能性があります。
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依存症は自制心が効かなくなる
依存症とは、アルコールや薬物・ギャンブルなどの特定の物質や行動に対する自制心が効かなくなる病気です。
特定の薬物の使用や行動を繰り返した結果、脳が慢性的な異常状態になります。そして、快楽物質であるドーパミンへの耐性が脳についてしまい、より強力な刺激を求めるようになると考えられています。
依存症になると、依存対象物の使用を止めるのが困難になったり、離脱症状が発生してしまう場合があります。また、回復過程において再発が多発するのも、依存症の特徴です。
日本では、以下の依存症が多く診断されます。
■アルコール
患者数:約12万人(2016年)
潜在患者数:約57万人
■ギャンブル
患者数:約3,200人(2016年)
潜在患者数:約70万人
■薬物
患者数:約7,900人(2016年)
(画像引用)出典:依存症は“回復 病気”です
また、アメリカではオピオイド(鎮痛薬、合法的に処方される)依存症が深刻化しています。2017年の統計によると、オピオイド濫用により170万人が精神障害を発症しました(その内、4万7,000人が死亡)。
心身の健康や社会生活に多大なダメージがある依存症。実は近年、CBDが効果的な治療成分として期待されています。
参考
出典:依存症の基本
出典:大麻の依存性と他の嗜好品の依存性
出典:依存症は“回復 病気”です
出典:鎮痛薬オピオイド危機に見るアメリカ社会の病理と深層
大麻由来の成分が依存症に効くの?
WHO(世界保健機関)によると、CBDの依存性や乱用性を示す証拠は見つかっていません。また、CBDは大麻由来の成分ですが、THCのように精神活性作用がありません。
(画像引用)出典:Can You Form a CBD Addiction?
2015年に実施された臨床研究のレビューでは、CBDがコカインやオピオイド、そして精神刺激薬等への依存症治療に効果的である可能性が示されました(加えて、タバコや大麻依存への効果を示唆する研究事例も)。
このレビューでは、以下のことが分かりました。
- CBDは、依存症に関わる多くの神経回路に関連している。
- 動物実験では、オピオイドと精神刺激薬への依存に対するCBDの効果の可能性が示された。
- 人を対象にした研究では、大麻とタバコの依存症に効果的な影響を与える可能性が示された。
はっきりと効果を証明するためには更なる研究が必要ですが、2015年時点でCBDが依存症に対して有効である可能性を示したレビューだと言えます。
参考
出典:Is CBD Addictive?
出典:大麻の依存性と他の嗜好品の依存性
出典:Cannabidiol as an Intervention for Addictive Behaviors: A Systematic Review of the Evidence
CBDが依存症に効果的である可能性を示す研究
依存症治療への有効性が期待されているCBD。ここでは、近年の研究事例を一部ご紹介します。
研究1|ヘロイン依存の治療に有効な可能性
アメリカの精神医学ジャーナルに掲載された研究では、CBDがヘロインの摂取欲求を減らす可能性があることが示されました。また、CBDの投与により、依存対象薬物を使用することへの不安が減少することが分かりました。
この研究では、実際にヘロインへの依存経験がある人々が対象となり、CBDの有効性が示唆されました。
ただし、CBDの長期的な断薬効果を検証するためには、さらなる研究が必要です。
▼研究詳細 対象:ヘロイン依存経歴がある42人 CBDの平均投与量:400/800 mg 使用された製剤:EPIDIOLEX(FDA認可されたCBD治療薬) 治療期間の中央値:3日 実施年:2019年 |
参考
出典:Study finds that cannabidiol (CBD) reduces drug craving and anxiety in patients recovering from heroin use disorder
出典:Cannabidiol for the Reduction of Cue-Induced Craving and Anxiety in Drug-Abstinent Individuals With Heroin Use Disorder: A Double-Blind Randomized Placebo-Controlled Trial
研究2|覚せい剤依存の治療に有効な可能性
オーストラリアの大学(複数)が発表した研究では、CBDが覚せい剤の使用や、覚せい剤依存症の再発を防止する可能性があることが示されました。
この研究では、覚せい剤を自主的に摂取できるラットにCBDが投与されました。投与後に覚せい剤の使用状況を計測した結果、覚せい剤の使用や依存症再発が大幅に減少することが分かりました。
※ただし、減少効果は高濃度のCBD(80mg)が投与されたグループのみで確認されました。
▼研究詳細 対象:ラット CBDの平均投与量:20〜80 mg /日 使用された製剤:不明 治療期間の中央値:不明 実施年:2018年 |
参考
出典:CBD Can Curb Methamphetamine Addiction in Rats - Study出典:Cannabidiol treatment reduces the motivation to self-administer methamphetamine and methamphetamine-primed relapse in rats
研究3|依存症の再発防止に有効な可能性
国際的な科学ジャーナルに掲載された研究によると、CBDには薬物やアルコール依存症の再発リスクを低める可能性があるそうです。
この研究では、薬物(コカインやアルコール)を自主的に摂取したことがあるラットを使い、ストレスに対する反応や、薬物使用への衝動性がテストされました。
その結果、CBDがラットの不安や衝動性を減少させることが分かりました。また、CBDがラットの体内から完全に排出された後も、それらの減少効果が残っていることが確認されました。
以下2点から、Weiss氏(研究者の一人)はCBDが依存症の再発に有効である可能性が高いと考えています。
- 短期間の治療で、長期的な効果を見込める可能性。
- 再発を引き起こすストレス等にも効果的である可能性。
▼研究詳細 対象:ラット CBDの平均投与量:不明(2.5g CBD / 100g ジェル) 使用された製剤:不明(CBDジェル) 治療期間の中央値:7日間 実施年:2018年 |
参考
出典:Non-psychoactive cannabis ingredient could help addicts stay clean出典:Unique treatment potential of cannabidiol for the prevention of relapse to drug use: preclinical proof of principle
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