催眠術というと懐中時計を左右に振っている人やマジシャンを思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、催眠術は、多くの人に支持された治療法であり、様々な睡眠障害の治療にも使用されています。ここでは、催眠とは何か、そして、その利点についての研究結果を見ていきましょう。
1. 催眠とは?
医師や心理学者が催眠術を治療に使用する場合は、催眠療法と呼ばれています。
催眠によって生じる状態は、神秘的なものではありません。楽しい本に夢中になったり、映画に没頭したり、スポーツをしているときなどのフロー状態になっていたりすると、一点集中の状態に陥ることがあります。
催眠によって、意識や脳を活動状態へと誘導できます。
基本的には催眠療法士が、集中した催眠状態へ誘導するために暗示を行います。これらの暗示は言語的な合図であったり、音や物体への注意を促す場合もあります。催眠術は数秒から30分以上続くことがあります。
催眠療法士との1対1のガイド付きセッションによらずとも、自分自身にも催眠術をかけることができます。自己催眠は通常、必要に応じて自ら催眠状態に入るために睡眠障害の患者に教えられます。催眠の世界では、これを自己暗示と呼んでいます。
2. 催眠術の機能プロセス
催眠術はより簡単に眠りにつくことができるように、深いリラクゼーションと自然に注意が集中した状態を作り出します。肉体的な深いリラクゼーションとアクティブで集中した精神の組み合わせにより、新しい感情や思考を認識させ、催眠術を受けている人にその思考を組み込みます。
例えば、抑圧された記憶、無意識の思考、睡眠を妨げている可能性のある行動パターンに気づくことができます。「私は眠れないだろう」、「私にはまだやるべき仕事がある」などの固定観念を更新できます。
催眠状態によって生み出される深いリラクゼーションと頭脳の明晰さは、睡眠を妨げる可能性のある思考パターンを中断させ、よく眠れるようにします。
催眠術では患者自信が繰り返す言葉によって自己暗示を行います。「何もすることはありません」、「放っておいてください」、「リラックスしてください」、「息を吐くたびに、私はより深くリラックスします」などの呪文のようなフレーズをつぶやきます。イメージ誘導法を使用して、穏やかな夏の風景や、下り坂を歩いているようなリラックスした環境を脳内で想像します。
催眠術は脳に安らかな睡眠を促すような生理的変化をもたらすことができますが、催眠中の脳は覚醒している状態です。
最近の研究によると、催眠状態の脳は、覚醒時と同じα波(8-13Hz)を出しています。深い催眠状態にある人の脳波はθ波(4-8Hz)を示し、深いリラクゼーションとレム睡眠時に似た脳波パターンになっています。
暗示のかけやすさに基づいて、催眠術への反応が異なる場合があります。他人から影響を受けやすい人は催眠術の効果が高く、人口の約10~15%を占めています。このような人たちは催眠術をかけられたいと思う傾向があり、空想家で、新しい体験に対して非常にオープンです。
一方で、人口の約4分の1の人は催眠暗示に全く反応しないため、催眠術をかけることができません。この暗示にかかりやすいという特性は、生涯を通じてかなり安定している傾向があります。
暗示に関する感受性を高めることは、一貫した催眠誘導や特定の薬物を使用することで可能であることが示されてはいます。
3. 催眠術の効果とそのエビデンス
ある研究で、不眠症の症状を緩和するために催眠療法を受けた被験者を評価しました。催眠療法は、対照群と比較して睡眠導入潜時を有意に減少させることが明らかになっています。
3-1. 深い眠りの促進
催眠は深い眠り(徐波睡眠)に効果があるかもしれません。徐波睡眠とは心と身体の重要な回復の期間です。成長ホルモンが分泌され、細胞が修復され、記憶が統合され、免疫システムが刺激されます。
催眠録音を聞いた暗示性の高い女性を対象とした研究では、暗示性の無い録音を聞いた対照群と比較して、徐波睡眠が81%増加していることを発見しました。さらに、覚醒している時間が67%減少しました。これらの結果は、催眠暗示に敏感な被験者にのみ認められました。
3-2. 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害)の改善
睡眠時随伴症とは、睡眠中に起こる異常な出来事や経験を指します。被験者の大多数は、夢遊病、夜驚症、悪夢に悩まされていました。研究者らは、被験者を1~2回の睡眠セラピーのみで治療した場合、18ヵ月後には50%以上の被験者の症状が有意に改善したりしたと報告したことを発見しました。5年間の追跡調査でも高い水準を維持し、5年後には67%以上が改善を報告していました。
3-3. 一時的性・二次性不眠症の緩和
慢性疼痛、不安、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など、睡眠阻害要因を緩和するために、催眠療法は有用な治療法となる可能性があります。
睡眠効果に関しての催眠を評価する研究は少ないため、今後多くの研究が進められていく予定です。
4. 催眠術を受ける
4-1. 催眠療法士を探す
認定された催眠療法士は、セッションを通じて指導を行います。あなたのユニークなニーズに合わせて、よりよく眠るための自己催眠テクニックを教えてくれます。評判をオンラインでチェックして、自分に合った催眠療法士を探しましょう。
4-2. 無料のガイド付き催眠を試す
YouTubeで、無料で高品質の睡眠術の動画を見つけられます。また、Amazon Musicでも、多くの催眠術の録音がストリーミング配信されています。
5. 結論
催眠術は費用対効果が高く安全で、鎮静剤の催眠薬がもたらすような副作用はありません。研究に基づいて、快眠に有効なアドバイスをくれる催眠療法士に巡り会うことが重要です。
また、睡眠障害が基礎疾患によって引き起こされている場合は催眠術で解決できないため、事前に原因を確認することが重要です。
睡眠のための認知行動療法(CBT-I)と併用すると最も効果的かもしれません。
この行動療法は、睡眠習慣を整えることができ、より安らかな睡眠のための行動に繋がります。
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