イギリスの大麻関連の規制状況について、まとめました！
1. イギリスで大麻は合法？
イギリスでは2018年に医療用大麻の合法化が承認されました。しかし、依然として嗜好用大麻は違法となっています。
2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制
イギリスでは嗜好用としての大麻の所持・使用は違法です。
大麻の所持・使用における罰則は以下の通りです。
・最高で5年の禁固刑、無制限の罰金、またはその両方が科せられます。
しかし、個人使用目的であれば、少量（通常1オンス以下）であれば、警察は警告やその場での罰金を科す場合が多く、起訴につながることは稀です。
3. 医療大麻に関する規制
医療用大麻は、大麻の使用によって恩恵を受けた2人のてんかんの子供の事例が社会的関心を高めた後、2018年11月1日にイギリスで合法化されました。
医療用大麻により、てんかんの効果的な治療ができるのにも関わらず、当時の法律では大麻の医療目的としての利用も禁止されていたため、子供たちが治療を受けることができなかったのです。
それに対して、反対の声が上がり、医療用大麻の合法化につながりました。
医療用大麻の処方は、医師が他の治療選択肢が尽きたと判断した場合にのみ処方が許可されます。つまり、イギリスでは医療用大麻を処方されるための特定の疾患や条件はありません。医療用大麻は、あくまでも最終手段として受けることのできる治療法なのです。
4. 大麻の栽培に関する規制
イギリスでは個人的な大麻の栽培は違法となっており、捕まると起訴されます。
イギリス国内における、民家やアパート内で多くの大麻が違法栽培されています。その生産量は非常に多く、イギリスは大麻の輸出国として知られています。2008年に大麻がクラスBに再指定されてからは、違法栽培の疑いをかけられる者が増え、2009〜2010年には1年間で7000件近くの違法施設が警察によって発見されています。
また、大麻の商業目的での栽培で有罪になった場合は、最高で14年の禁固刑、無制限の罰金、またはその両方が科せられます。
5. 大麻使用下での運転に関する規制
イギリスの現行法では、警察に止められた運転手は検査に応じる必要があり、THCなど大麻由来の成分が一定値以上が検出されれば、有罪判決が下されます。
しかし、合法的な処方箋を持つ患者は、障害がなく、処方医の指導に従っている限り、例外と扱われ起訴されない可能性があります。
またイギリスでは、医療用大麻を体内に入れたまま運転することは、運転に支障をきたす場合は違法となります。処方されていない特定の薬物が血中に規定値以上ある場合も起訴される可能性があります。
大麻使用下の運転で有罪になった場合、以下のような罰則が伴います。
・最低1年の運転禁止
・罰金
・最長6ヶ月の禁固刑
また上記に加え、運転免許証にも薬物運転で有罪判決を受けたことが11年間継続して記載されます。
6. 公共の場所での大麻使用に関する規制
イギリスでは例え、医療用であったとしても公共の場で大麻を消費することは違法です。
しかし、一部の警察は、イギリスで最も人気がある麻薬である大麻に対して、寛容な態度をとっています。
コーンウォール州とデヴォン州の大麻所持の起訴率は15％と低く、ダラム警察は今後、嗜好用麻薬の使用者を一切標的にしない（より大きな事件を優先する）と発表しています。
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世界の最新トレンド・大麻観光について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
アメリカの最新の大麻シーンについて知りたい方は以下をご覧ください。
【2023年版】アメリカの大麻のすべて – tokyo mooon
tokyo mooonのアメリカ拠点のあるオレゴン州の大麻観光に役立つ記事は以下です。
アメリカ・オレゴン州の大麻観光を合法的に楽しむためのツアーガイド – tokyo mooon
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