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水溶性CBDにおいて効果の素早さと生体利用率が訴求される根拠

弊社は水溶性CBDの訴求方法として「効果の素早さ(Fast Acting)と生体利用率(バイオアベイラビリティ)の高さ」を提示している。この根拠を示すため、以下の論文を紹介する。

 

条件 

 

【 被 験 者 】雄のWistarラット(約240g)
【 試 験 デ ザ イ ン 】動物実験
【 試 験 項 目 】血漿中のCBD濃度(μg/ml)
【 試 験 品 目 】CBDオイル (CBD oil; 100 mg/kg/2.5 mL) 、水溶性CBD溶液 (CBD-NE; 50 mg/kg/5 mL) の経口投与
【 試 験 時 間 】24時間

 

結果  

 


図2 CBDの血漿中濃度-時間曲線

 

【 図 2 縦 軸 】血漿中のCBD濃度
【 図 2 横 軸 】投与後の時間経過

 

CBDの血漿中濃度が最大になるまでの時間(T max)は、水溶性CBD溶液の投与後2.40時間だったが、CBDオイルのT maxは、投与後8.00時間であった。水溶性CBDは、CBDオイルと比較して、T maxが3.3倍早く、統計的に有意であった。

 

CBDの血漿中濃度-時間曲線の積分値(曲線の下部の面積)は、CBDの生体利用率を表す。投与したCBD量が等しい場合、水溶性CBD、はCBDオイルと比較して、28%(投与後0 ~ 24時間)、または65%(投与後0 ~ ∞時間)CBDの生体利用率が増加した。

 



考察 

 

水溶性CBDは、CBDオイルと比較して、CBDの血漿中濃度が最大になるまでの時間が早く、効果の素早さ(Fast Acting)が訴求できる。水溶性CBDの粒子サイズが小さく、また吸収の際に、胆汁により乳化される必要が無いことが理由に挙げられる。

 

投与したCBD量が等しい場合、水溶性CBDは、CBDオイルと比較して、CBDの生体利用率が高い。一般的に、水溶性CBDのCBD濃度は40%程度であり、等量のCBDを投与するために、2.5倍量が必要になることに留意したい。

 

青い背景の文章は以下の論文から引用

タイトル

Development of a Novel Nano­emulsion Formulation to Improve Intestinal Absorption of Cannabidiol

公開日

4, Apr, 2019 (Med Cannabis Cannabinoids.)

著者

Yukako Nakano 1Masataka Tajima 1Erika Sugiyama 1Vilasinee Hirunpanich Sato 2Hitoshi Sato 1

研究機関

1Department of Pharmacology, Toxicology and Therapeutics, Division of Pharmacokinetics and Pharmacodynamics, Showa University, Tokyo, Japan.
2Department of Pharmacology, Faculty of Pharmacy, Mahidol University, Bangkok, Thailand.

引用元URL

外部リンク 

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