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CBDの安定性に関して

弊社はCBDを「冷暗所で、密閉した状況下で保存」するように推奨している。この根拠を示すため、以下の論文を紹介する。

 

条件 

 
【 試 験 デ ザ イ ン 】in vitro実験
【 試 験 項 目 】CBDの量
【 試 験 品 目 】解放バイアル、もしくは密閉バイアルに入ったCBDアイソレート粉末、またはCBDオイル(ヒマワリ油に混合)を暗所に静置
【 試 験 時 間 】365日
 

 

解放バイアルでは、CBDは常に新しい空気に曝されるが、密閉バイアルでは、CBDは容器内に入った空気にしか曝されない。

 

結果  

 


図3 経時的なCBD量として表したCBD粉末サンプルの安定性

 

【 図 3 縦 軸 】CBD量
【 図 3 横 軸 】時間経過

 

粉末状のCBDは試験期間を通して安定だった。

 

25℃で1年間保存した試料は、開放バイアルで10.37%減少し、密閉バイアルで8.01%と減少幅は小さかった。

 

40℃条件では、開放/密閉バイアルともに有意に減少した。観察された平均減少率は8.21%であった。

 

 

図3 経時的なCBD量として表したCBDオイルの安定性

 

【 図 3 縦 軸 】CBD量
【 図 3 横 軸 】時間経過

 

25℃で保存した場合、開放バイアル中と密閉バイアル中で保存した試料中のCBD量に有意差は見られなかった。1年間の保存後、CBDの量は元の量の58.03%になった。 

 

40℃で保存した場合、密閉バイアルと開放バイアルで保存した試料の間には大きな差があった。1年間の保存期間後、密閉バイアルに保存されたCBDの量は24.09%であった。一方、開放バイアルに残ったCBDの量はわずか1.03%であった。

 

考察 

 

CBDは、オイルより粉末の方が安定性が高い。理由として、オイルにはポリフェノールオキシダーゼという、CBDを酸化する酵素が含まれる事があるためと考える。

CBDは、温度が低く、酸素には極力曝さない環境で保存したい。また、開封後はなるべく早く使い切ることが望ましい。

 

青い背景の文章は以下の論文から引用

タイトル

Stability Study of Cannabidiol in the Form of Solid Powder and Sunflower Oil Solution

公開日

Mar, 2021 ( )

著者

Ema Kosović,1,2 David Sýkora,2 and Martin Kuchař3,*

研究機関

1Institute of Chemical Process Fundamentals of CAS v.v.i., Rozvojová 135, 16502 Prague, Czech Republic; zc.thcsv@ecivosok
2Department of Analytical Chemistry, University of Chemistry and Technology Prague, Technická 5, 16628 Prague, Czech Republic; zc.thcsv@darokys
3Forensic Laboratory of Biologically Active Substances, Department of Chemistry of Natural Compounds, University of Chemistry and Technology Prague, Technická 5, 16628 Prague, Czech Republic
*Correspondence: zc.thcsv@arahcuk

引用元URL

外部リンク 

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