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CBD・カンナビノイド含有食品に関する自主ガイドラインとは

先日「カンナビノイド含有食品に関するガイドライン」が全国大麻商工業協議会(全麻協)から発表されました。 CBDやCBN等を使用した商品の販売を行う事業者に向けて、これをどのように解釈し、事業運営の参考にしていくべきか解説をするため、記事を執筆しています。 1. ガイドラインの目的 全麻協のWEBページには、ガイドライン策定の目的として以下の3点が示されています。 1.消費者の安全・安心の確保製品の品質と安全性を確保し、正確かつ透明な情報提供を通じて、消費者が安心して製品を使用できる環境を整備する。   2.事業者の倫理的なビジネス慣行の推進関係法令の遵守はもとより、業界自主基準に基づく高度な透明性と倫理性の実現を図る。   3.業界の健全な発展の支援市場の信頼性向上と持続可能で公正な事業環境の形成を指針として示す。 これらを発表し、関係事業者に遵守を促す理由は「持続可能な市場形成に貢献するため」と記載されています。 事業者が適切にCBDやカンナビノイド事業を行い、消費者が安全に商品を利用できる環境を作ること、厚労省を中心とする政府機関からの必要以上な規制を不要にすることなどが意図されていると思われます。 全麻協に所属するCBDビジネスを長年やってきた事業者の経験則、既存の法令、世界各国のルールを参考に、業界団体として適切に取りまとめていくことで、政府のコミュニケーションを一元化することにも繋がります。 2. ガイドラインの内容 内容としては以下の6点が挙げられています。 ・製品表示の標準化(カンナビノイド含有量、由来原料、摂取目安の明記など)・製品の安全性確保(THC非含有証明、重金属・農薬検査、第三者試験の推奨など)・広告・表示ルール(薬機法・景表法に基づく表現制限、公序良俗への配慮)・販売における年齢・用途制限(未成年者への販売基準、妊娠中・運転時の使用注意など)・保管・流通上の留意点(適切な温湿度管理、リコール体制の整備など)・法令遵守と行政協調(厚労省・消費者庁との連携、ガイドラインの継続的見直し) これらは大麻取締法・麻薬及び向精神薬取締法・薬機法・景品表示法・食品衛生法・食品表示法・健康増進法等の法令に基づいており、 遵守することで事業運営におけるクレーム、健康被害、法令違反等のリスクを低減できるものと思われます。 3. 事業へどのように役立てるか CBD・カンナビノイド事業を2020年より運営してきた弊社としては、本ガイドラインは事業運営を行う上で有益なTipsになると考えています。 法律のように強制力がある訳ではないものの、転ばぬ先の杖として事業者としてつまづきそうな、トラブルに繋がりそうな点について教えてくれていると思います。 必ず行わなければいけない内容と、行った方が良い内容などを見極め、優先順位を付けて自社の事業に役立てていくことをおすすめします。

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CBNの利用実態の調査と規制リスク

昨今、CBNを使用したベイプやエディブルなどが流行っています。 国内での利用実態について大変有益な調査がなされたこと、厳格化された大麻規制の中、CBN商品を製造販売するリスクを理解し、事業運営の参考にして頂ければと思い、記事を執筆しています。 1. CBNとは何か、人気の理由 CBN(カンナビノール)はヘンプに含まれる成分の一つで、主にTHC(テトラヒドロカンナビノール)が酸素、光に晒されたり、時間の影響を受けて変化して生成されます。長期間保存されたカンナビスなどは、THCからCBNが生成され、CBN含有量が高まると言われています。 ヘンプに含まれる量は数%しかないことからマイナーカンナビノイド、レアカンナビノイドとも呼ばれます。多くの場合Δ9-THCを前駆体として、劣化速度を早める処理を加えて製造されます。 CBNは脳や中枢神経に分布するCB1受容体のアゴニスト(作動薬)として作用します。CBD(カンナビジオール)はCB1受容体へアンタゴ二スト(拮抗薬)として作用するため、作用が異なります。 睡眠を助ける可能性のある鎮静作用を中心に、リラクゼーション(高揚感)、痛みの軽減、食欲増進、神経保護等の作用に関して研究が進んでいます。いくつかの研究では精神活性作用はTHCの約1/10であると言われています。 国内ではベイプや食品などで摂取され、睡眠やリラクゼーション効果が注目されています。CBDよりも分かりやすい体感があると答える人も多く、今ではCBDよりも人気に火がついている状態です。 2. CBN(カンナビノール)の利用実態調査 一般社団法人Green Zone Japanや株式会社VMCを中心に、2023年10月から11月にかけてCBN利用者にオンラインでのアンケートを実施しました。 出典:How Cannabinol Is Utilized in Japan, a Country with Strict Cannabis Regulations—Its Purposes, Medical Effects, Adverse...

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CBD商品を製造販売する際のTHCのリスク評価と対策方法

  この度、CBDなどのカンナビノイドを含む商品における新規制(令和6年12月12日に「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律」の一部が施行されます)が厚労省より交付されました。 大麻由来成分を取り扱い、商品製造販売する際のTHCリスクとその対応策を知っていただくためにこの記事を書いています。 目次 1. 大麻由来成分を取り扱うリスク 2. THCの除去工程 2-1. クロマトグラフィーによる精製 2-2. CBNへの分解 3. 成分分析結果の誤差 3-1. 分析手法による誤差 3-2. 検査機関による誤差 3-3. 商品製造に伴う誤差 4. CBDからTHCへの変換リスク 4-1. 加熱条件下の変換 4-2. 酸性条件下の変換  4-3. 成分分析、生体内、保管時の変換  4-4. 温度、光、酸素が変換に与える影響   5. リスクへの対応策  5-1. 分析誤差をふまえた商品企画  5-2. 高温での加工や分析を避ける...

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新しいCBDの規制(12月12日施行)に伴い事業者がとるべき対応と今後の業界予想

  この度、CBDなどのカンナビノイドを含む商品における新規制が厚労省より交付されました。 詳しくは令和6年12月12日に「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律」の一部が施行されますをご覧ください。 CBD事業を営む事業者向けに、新規制の内容を正しく理解し、どう対応すれば良いのか明確にしていただくために、この記事を書いています。 目次 1. 新規制の概要 2. 具体的な商品分類 (ア) 油脂 (常温で液体のもの) 10ppm (ア) 粉末 10ppm (イ) 水溶液 0.1ppm (ウ) その他  1ppm 3. 商品が規制対象になるかを確認する方法  ①原料の成分表からΔ9-THCとΔ9-THCAの濃度を確認する  ②Total Δ9-THCを算出する  ③商品に添加する原料の濃度(%)を掛け算する ④商品分類を確認し、規制の対象か判断する 4. 今後のCBD業界への影響の予想  ①原料や商品の価格が上がる  ②成分分析が厳格化される...

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CBDの安全性は?WHO(世界保健機関)の見解

国際的な大麻規制、WHO国連審査の最新情報、CBDの安全性、薬理作用、そして日本のCBD商品ブランド、tokyo mooonの製品についての詳細をご紹介。大麻に関する最新の展開とCBDの多様な利点について知識を深めましょう。CBD関連のビジネスも検討中の方々には、卸売り販売の情報も提供しています。

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