2024年10月1日に施行予定の大麻取締法改正に伴い、現在、厚生労働省が一般市民からの意見を募るパブリックコメントを募集しています。
今回の改正はCBD製品に大きな影響を与える可能性があり、CBD関連事業者や消費者の皆様も関心を持つべき重要な内容となっています。
1. パブリックコメントとは?
パブリックコメントとは、政府が法令を制定する際に、事前に国民から意見を募集する制度のことです。これにより、行政の透明性を高め、国民の声を政治に反映させることを目的としています。
今回のパブリックコメントでは、「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案」に対して、誰でも意見を提出することができます。
2. 政令案のポイントと問題点
今回の改正案で最も注目すべき点は、CBD製品に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の規制値に関する部分です。
THCは精神活性作用を持つ成分である一方、CBDには精神活性作用は無く、リラックス効果や睡眠改善効果などが期待されています。改正案では、CBD製品に含まれるTHCの基準値が、現行の約200倍厳しい基準に変更される予定です。
具体的には、オイルでは10ppm、飲料では0.1ppm、その他の製品では1ppmという非常に低い値が設定されています。 これは、国際的な基準と比較しても極めて厳しい値となっています。
参考:THCとは?
3. 消費者に与える影響とは
今回の改正案が施行されると、現在市場に出回っている多くのCBD製品が販売停止となる可能性があります。
また、厳しい基準をクリアするために検査コストが増加し、CBD製品の価格高騰にも繋がる可能性も懸念されています。
4. ブロードスペクトラムCBD製品への影響
特に、ブロードスペクトラムCBD製品への影響が懸念されています。
ブロードスペクトラムCBD製品とは、THC以外のカンナビノイドやテルペン類を含む製品のことです。これらの成分は、CBDの効果を高めるとされていますが、THCを完全に除去することが難しいという課題があります。
新しい基準では、ブロードスペクトラムCBD製品の製造が困難になる可能性があり、てんかん患者など、ブロードスペクトラムCBD製品を必要としている人々への影響が懸念されています。
5. 今後の展望
今回の改正案に対しては、CBD業界関係者や消費者団体などから、規制の厳しさや、市場への影響を懸念する声が上がっています。パブリックコメントは、これらの声を政府に届ける貴重な機会です。
CBD製品の利用者や、今後の動向が気になる方は、ぜひパブリックコメントを通して、意見を提出してみて下さい。パブリックコメントはこちらから提出が可能です。
以下に、在野の大麻関連の有識者の方の今回の政令に関する意見をまとめました。パブリックコメントを提出される際の参考意見としてご覧ください。
・パブリックコメントに対する整理と論考
by (一社)GREEN ZONE JAPAN 正高 佑志
・大麻法改正について
by (一社)オール・カンナビノイド
・新しい大麻法のパブリック・コメントの論点
by 日本臨床カンナビノイド学会 赤星 栄志
6. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
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