CBDは、大麻草から抽出される成分の一つです。大麻草の違法成分であるTHCとは違い、安全性が高い成分であることがすでに証明されています。
今まで行われた多くの研究により、CBDにはさまざまな健康・治療・美容作用が期待できることが分かってきました。そのため、CBDの作用の恩恵を受けようと世界中のたくさんの人たちがCBDを生活に取り入れ始めています。
CBDの人気が高まるにつれCBD製品の種類も増えています。今回はその中で、CBD化粧品について取り上げます。CBD化粧品の効果や原料比較、おすすめの製品などを紹介していきます。
1. CBDの化粧品とは?
CBD化粧品とは、CBDが配合されている化粧品のことです。CBD化粧品を肌や唇などに塗ることで、CBDが浸透し、CBDに期待されている効果を体感することが望めます。
CBDの化粧品の大きな特徴の一つは、通常の化粧品よりも多くの作用が期待されていることです。通常の化粧品は、毎日のスキンケアやヘアケアを目的として使われることが多いですが、CBDの化粧品はスキン・ヘアケアに加えて、ニキビやアレルギー性皮膚炎、アトピー、やけどなど治療が必要な症状を緩和する目的でも使われます。
CBD化粧品にはさまざまな種類の製品が販売されていています。たとえば、美容クリーム、ボディクリーム、ハンドクリーム、美容液、バーム、リップ、フェイスマスク、シャンプーなどです。それぞれの肌の状態や生活スタイルによって使いやすい製品を選べるようになっています。
2. CBDの化粧品効果
CBDの化粧品にはどのような効果があるのでしょうか。CBDに期待できる作用は多数あります。その中でよく知られている効果と皮膚に直接関わる効果を紹介します。
2-1. 集中力とリラックスを同時に叶える
CBD化粧品には、集中力とリラックスを同時にかなえる作用が期待できます。
2019年の研究では、不安障害や睡眠不足に悩む患者にCBDを摂取させると、79.2%の人の不安スコアが減少し、研究期間中は減少した状態がずっと続いたことが報告されました。この結果は、CBDにリラックス作用やストレス軽減作用が期待できることを示唆しています。
2008年の研究では、CBDを脳の特定部分に投与したところ、CBDが覚醒を増強したことが報告されました。この結果から、CBDがエネルギーレベルや集中力を上げる可能性があることが分かります。
また、CBDのリラックス作用やストレス軽減作用が、集中力を高めることにもつながると考えられるでしょう。
これらの研究から、CBD化粧品を使ってCBDを肌から吸収することで、集中力とリラックスを同時にかなえることが望めるといえます。
参考資料:
Cannabidiol in Anxiety and Sleep: A Large Case Series
The nonpsychoactive Cannabis constituent cannabidiol is a wake-inducing agent
2-2. 眠りの質を上げてくれる
CBD化粧品は、眠りの質を上げてくれる可能性があります。
2023年の研究は、CBDを単独で摂取すると不眠症の症状を軽減できる可能性について示唆しました。
また、2023年に行われた別の研究では、毎日50mgのCBDを8週間摂取すると、睡眠の質と免疫が改善される可能性があることが報告されています。
CBD化粧品は、直接口から摂取する製品ではありませんが、肌からCBDを取り入れることによって結果的に睡眠の質の改善につながることが期待できます。とくにボディークリームやバスオイルなど全身に塗布するCBD化粧品を使い、睡眠の質が改善されたという声が多いです。
参考資料:
Use of Cannabidiol in the Management of Insomnia: A Systematic Review
Eight Weeks of Daily Cannabidiol Supplementation Improves Sleep Quality and Immune Cell Cytotoxicity
2-3. 女性特有の悩みにもおすすめ
CBD化粧品を使うとPMS(月経前症候群)や生理痛などの女性特有の悩みを軽減できる可能性があります。
2024年の研究では、63人の参加者にCBDが注入されたタンポンを3回の月経に使ってもらい、生理痛の状態を観察する試験が行われました。その結果、CBD入りのタンポンを使用すると生理痛が大幅に軽減されたことが報告されています。
研究ではCBD入りのタンポンが使われましたが、CBD製品を実際に直接膣内に入れることはおすすめしません。しかし、この研究からCBDが皮膚から吸収されることにより女性特有の痛みを軽減できる可能性があることは分かりました。
実際に巷では、PMSや生理痛の軽減が期待できるCBDバスボムなどが販売されています。
参考資料:
Efficacy and usability of a cannabidiol-infused tampon for the relief of primary dysmenorrhea
2-4. 皮膚を保湿する
CBD化粧品を使うと肌の保湿力がアップすることが期待できます。
2021年の研究では、CBDを皮膚に塗布することにより、細胞内に水分をとじこめる働きのあるアクアポリン-3が増加し、皮膚の保湿効果がアップされることが示唆されました。
現在販売されているCBD化粧品の多くは、CBDの保湿効果を期待してCBDを配合しています。CBDと、保湿作用を持つ他の植物成分などを配合することでさらに肌の保湿力を上げ、もちっとした肌を目指せるCBD化粧品が人気です。
参考資料:Cannabidiol Application Increases Cutaneous Aquaporin-3 and Exerts a Skin Moisturizing Effect
2-5. 皮膚の炎症を軽減する
CBD化粧品には、皮膚の炎症を軽減する作用が期待できます。
2023年の研究では、CBDの抗酸化作用や抗炎症作用などによりアンチエイジング作用が期待できることを報告しました。
2020年の研究では、CBDは皮膚の炎症を軽減することにより、アトピー性皮膚炎や湿疹、皮膚炎、座瘡、脂漏などの皮膚疾患に対する治療作用が期待できることを示唆しています。
肌の悩みは乾燥が原因になっているものが多いため、保湿効果を第一に考えがちですが、炎症を取ることによるアンチエイジング効果や、肌疾患を軽減する効果も肌をきれいにするためには不可欠です。
CBDは抗炎症効果やアンチエイジング効果、保湿効果が期待でき、複数の角度からみずみずしく美しい肌に導いてくれることが期待できます。
参考資料:
Therapeutic Potential of Cannabidiol (CBD) for Skin Health and Disorders
3. CBD化粧品・コスメの原料比較
次に、現在既に国内で販売されているCBD化粧品・コスメ商品の原料を下記の商品カテゴリー別に比較してみましょう!
・塗るタイプ (バーム、クリーム、セラム、マッサージオイル、ローション)
・シャンプー
・バスボム (入浴剤)
・フェイシャルマスク (顔パック)
3-1. 塗るタイプ(バーム、クリーム、セラム)
写真の通り、塗るタイプのCBD商品は、商品の状態(液体・固体)/テクスチャーによって、呼び方が変わってきます。
今回はバームで原料を比較します。
国内で購入できるCBDバームの原料には主に
・CBDアイソレート・CBDブロードスペクトラム
が使用されています。
面白いことに、通常原料の価格は、アイソレートよりブロードスペクトラムの方が割高になる傾向がありますが、
mg単価あたりの価格を見ると、
アイソレート > ブロードスペクトラム
となっております。
これは、CBD以外に配合されている美容成分の価格が高く、商品単価が上がってしまっている可能性が考えられます。
3-2. シャンプー
国内で購入できるCBDシャンプーの原料には主に、
CBDアイソレートが使用されております!
ブロードスペクトラムやその他のマイナーカンナビノイドを使用したCBD商品は現状見当たりませんでした。
mg単価で見ると、振れ幅があるように思います。
3-3. バスボム (入浴剤)
国内で流通している、バスボム/バスタブレットなどのCBD入浴剤の原料は主に、
・CBDアイソレート・CBDブロードスペクトラム
が使用されております。
こちらも、mg単価を比較すると、
アイソレート > ブロードスペクトラム
となっております。
3-4. フェイシャルマスク (顔パック)
現在国内で販売されている、CBDフェイシャルマスクの原料は主に、
・CBDアイソレート・CBDブロードスペクトラム
が使用されています!
こちらも、mg単価を比較すると、
アイソレート > ブロードスペクトラム
となっております。
4. CBDの化粧品のおすすめ人気製品5選
4-1. ステラシードエイトザタラソユーCBD&リフレッシングクレンズ美容液シャンプー
ステラシードエイトザタラソ ユー CBD&リフレッシング クレンズ 美容液シャンプーは、海洋由来成分と100%オーガニックの高品質CBDを配合した美容液シャンプーです。
硬くなってしまった髪や頭皮をCBDの効果で保水して柔らかくほぐすことで、さら・つや髪が叶います。
また、シャンプーの泡がきめ細かいため、頭皮の汚れをリフレッシュするようにすっきりと落としてくれます。
香りは心が穏やかに満たされるムスキーサボンの香りです。さわやかな香りで性別問わず使えるユニセックスラインのCBDシャンプ―になっています。
詰め替え用のシャンプーも販売されていて、環境にも優しいです。
4-2. ステラシードボタニカルエステ ビュアエッセンスバランシングマスク
ステラシードボタニカルエステ ピュアエッセンス バランシングマスクは、貯水型CBD原液配合のバランシングマスクです。
100%オーガニックの高品質CBDをはじめ、ツボクサエキス、サボテンエキス、ヨモギエキスなどのボタニカル成分がバランスよく配合されていて保湿効果を高めています。また、シートは日本産天然コットン100%でできているため、優しい付け心地とピタッとした高密着が特徴です。
肌に水分を届けて潤いで満たし、季節の変わり目なども揺らぎにくいふっくらもちもちで乾燥知らずの柔らかな肌に導きます。
香りは、ネロリとセージの香りです。
4-3. CONTENE CBD バランシングローション
CONTENE CBDバランシングローションは、天然ヘンプから抽出したCBDを100mgを含有したローションです。CBDの他にシロキクラゲ、ツボクサ、リンドウの根、甘草、アミノ酸など保湿効果が期待できる天然由来の植物エキスも配合されています。
CBDバランシングローションは、洗顔後の肌のpHバランスを考えることで、肌への刺激を緩和・保湿をして肌全体の状態を健やかに保つことができるようになっています。
香りは、ヒノキ、かぼす、ユーカリ、ラベンダー、ライムなどのさわやかな自然な香りがあり、静けさの瞬間を感じるとともに保湿前のお肌をリフレッシュするように整えます。
4-4. ステラシードボタニカルエステ アクアモイスト ジュレマスク
ステラシード ボタニカルエステ アクアモイスト ジュレマスクは、貯水型CBD配合の濃密原液ジュレマスクです。
シートマスクには、100%オーガニックで高品質のCBDが配合されています。またCBDの保湿効果に加え、ツボクサエキス、サボテンエキス、ヨモギエキスなどの保湿効果が期待できるボタニカル成分をバランスよく配合することにより、より一層保湿力の高い製品になっています。
これらの保湿成分は、ぎゅっとジュレに濃縮されています。美容ジュレが肌に浸透することにより、肌に潤いを与え、きめの整ったもっちりとした肌へと導きます。
香りはネオリ&セージの香りです。
4-5. AURA TREATMENT THIRD EYE RELIEVE STRESS&REFESH
AURA TREATMENT THIRD EYE RELIEVE STRESS & REFRESHは、CBDを500mgと約10種類の天然製油が配合されたバスオイルです。
2in1のバスオイルとなっていて、湯船につかるだけでアウトバスとアロマタイムの両方が時短で叶うため、忙しくてもきちんとケアができる製品となっています。
CBDの肌の保湿作用やストレス緩和作用が期待できる他、ジャスミンやムスク、レモン、ライム、クラリセージなどの香りが心身のストレスのリフレッシュをさらにサポートしてくれるでしょう。
ジャスミンとムスクはストレスやイライラから解放され、集中力を高めたい時に使いやすいです。また、レモンやライムのスッキリとした香りは直観力を呼び覚ましてくれたり、オンとオフを瞬時に切り替えてポジティブな気持ちをもたらしたりします。クラリセージは温かみのあるスモーキーな香りで疲れた身体を包み込みます。
5. まとめ
今回はCBDの化粧品について説明してきました。CBD化粧品の特徴や効果、原料の比較、おすすめの人気製品などを知ることができたのではないでしょうか。
肌や髪の毛が健康的になると、毎日の生活にもハリが出て楽しくなります。逆に肌や髪につやがなくないと、どんよりした一日になってしまいますよね。
CBDの化粧品を使ってCBDの効果の恩恵を存分に受け、肌や髪の状態を改善してみてください。肌や髪が元気になるだけで、毎日がより楽しく、明るくなるかもしれません。
6. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございます。
カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
是非この機会にお買い求め下さい!
7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。