結晶化したCBDリキッドの溶かし方

2024年 7月 04日

CBDリキッドの使用中に、結晶化して吸うことができない、といった状況になったことはないでしょうか？品質の劣化等心配になったり、リキッドを楽しむことができないと不便に感じたこともあるかと思います。

今回はそんな方々に向けて、CBDリキッドの溶かし方について解説していきます。

1. 結晶化したリキッドの溶かし方

そもそも結晶化したリキッドは下の画像（例③）のような見た目をしています。例①のように、茶色の液状のものが本来のリキッドです。この章では、具体的な結晶化したリキッドの溶かし方を解説していきます。

1-1. ドライヤーで温める

最もシンプルかつ早いのがドライヤーで温める方法になります。結晶化している部分を温めることで、液状に戻ります。

1-2.湯煎して溶かす

湯煎は準備に少し手間がかかりますが、カートリッジ全体を均一に加熱できるため、結晶を効率的に溶かすことができます。一度しっかりと溶かせば、再び結晶化するまで時間がかかりますので、長い目で見ると時間の節約にもなります。以下が具体的な方法です。

・まず、耐熱性のある袋にカートリッジを入れて密封します。
・次に、お湯を温め、そのお湯に袋を沈めてください。
・注意点として、カートリッジを直接お湯に入れることは避けてください。これは、空気穴に水が入り込み、カートリッジが破損する原因になり得るからです。

耐熱性のある袋にする

使用する袋は、約100度の温度に耐えられるものを選んでください。袋が溶けてしまい、カートリッジにくっつくと、除去が面倒で、健康に害を及ぼす可能性もあります。

温度は62度

CBDは約62度で溶けます。手間を省きたい場合は、沸騰したお湯から火を止めた後にそのまま入れても大丈夫です。

この方法で、CBDリキッドの結晶化問題を解決し、快適に使用を続けることができます。

出典：世界保健機関（WHO）カンナビジオール（CBD）事前審査報告書

2. なぜ高濃度CBDリキッドは結晶化するのか

CBD はさまざまな理由で結晶化しますが、よくある理由をこの章では解説します。

2-1. 劣悪な保管条件

CBDは冷暗所、乾燥した条件で保管する必要があります。冬場などの低音環境、湿度が高い環境に晒す等の劣悪な条件で保管すると結晶化する可能性があります。

2-2. 光や熱への曝露

光や熱の影響で、CBD分子の形が変わり、その純度が下がることがあります。CBDに不純物が多いと、結晶化のリスクが高まります。

2-3. 撹拌していない

CBD溶液を放置すると、分子が特定の方向に並び、結晶ができることがあります。この結晶化を避けるには、溶液を定期的にかき混ぜることが重要です。

2-4. 汚染物質

不純物によって汚染されたCBD溶液は結晶化しやすくなります。そもそも安全で純粋なCBD溶液を仕入れられるよう、信頼できる供給元に不純物が含まれていないことを確かめた上で購入しましょう。

3. CBDの結晶化を防ぐ方法

3-1. CBDリキッドは冷暗所に保管してください

CBDリキッドを冷暗所に保管すると、CBDオイルの劣化を防ぐことができます。光と熱によるCBD分子の形状が変化と、純度の低下を防ぐことができるからです。
CBD を室温で保管すると、CBD の結晶化を防ぐことができます。高い冷却速度などの極端な温度変化が結晶化に繋がりますが、室温ですとそれがないためです。

3-2. CBDを保管するときは遮光便を使用してください

遮光便とは、光に触れることで変化や劣化が起こってしまう物質を保管する容器で、通常は濃い色がついており紫外線や光を遮断してくれます。色ごとに効果が違っており、茶色が最も高い遮光率となっています。

完全に遮光できない光の種類もあるため、遮光便に入れていても直射日光に当てることは控えた方が良いでしょう。

また、容器を密閉した状態でCBDリキッドを保管し、湿気のない場所に置くことも大切です。