1. ペットにも使えるの?
人間にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)が体内に備わっており、CBDが作用することで健康増進効果が発揮されます。
これは人間の生理学的システムの一つと言われておりますが、すべての動物、脊椎動物、無脊椎動物(海綿体を除く)はECSを持っていることが知られています。哺乳類、魚、鳥、爬虫類も含めてです。
ペットにもECSが存在することから、私たちの動物にも同じようにCBDを使用することができます。

最近では多くの獣医やペットオーナーが、CBDオイルが動物の世界で非常に有益であることに気付いています。
2. ペットへの活用方法
CBDは人間と同様の効果がペットでも見込めます。
病気や怪我を完全に治すことはできませんが、その症状を緩和したりすることは効果があることが知られています。骨折した猫、不安症の犬、長距離移動で落ち着かない時にペットを穏やかにさせることなどに役立ちます。
また、ペットが高齢になると関節痛に悩まされるようになり、移動に苦労することも珍しくありません。CBDオイルは動物の痛みや腫れを治療することで知られています。これは、ペットが歩き回るのをより簡単に、より快適にすることができます。
動物の痛みに関する専門家・獣医が集まる「International Veterinary Academy of Pain Management」では、犬が痛みを感じている場合、例えば、以下のような態度をを示す可能性があると報告しています。

CBDオイルを使用することで、一部の病気や怪我については、薬や獣医の処方薬に頼らずに解決できる可能性があるかもしれません。CBDはアレルギー、発作、慢性的な痛み、皮膚のトラブル、腫瘍、消化器系の問題などにも使用でき、汎用性が高いことが示されています。
処方される薬の多くは副作用があるため、CBDオイルを完全な代替品として、ペットが薬を飲まなくても済むようになることがあれば、より健康を維持しやすくなります。
3. ペット用CBDは人間用と違う?
基本的な成分において差はありません。商品の形態としては、CBDオイルとして販売されているのが一般的です。
犬用のCBDオイルは、ベーコンや鱈肝油などのフレーバーを追加して口当たりを良くしています。

CBDの適切な投与量は体重に比例するので、人間より体重の少ないペットであれば、投与量を調整する必要があります。
下記の商品では、ペットの体重ごとに投与量が示されています。
- スモール :体重 9kg以下 1ml(3.3mg)
- ミディアム:体重 9kg-29kg 1-3ml(3.3mg-9.9mg)
- ラージ :体重 29kg以上 3-6ml(9.9mg-19.8mg)

ある研究によると、経口でのバイオアベイラビリティは13-19%の範囲であることが分かっています
CBDオイルをペットに使用する際にはよく調べておくことが大切です。単にCBDオイルを買ってきてペットに与えるだけではなく、適切な量と頻度で与えることが重要です。