CBDは、さまざまながん治療に有用性があることがわかっています。海外の研究では、CBDの抗腫瘍効果が認められたガンもあり、CBDの医療効果への期待はますます高まってきていると言えます。
この記事では、抗腫瘍効果に関する研究が特に進んでいるガン種(神経膠芽腫・肺がん・乳がん)に関する研究でわかっていることをご紹介していきます。
また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
CBDには、抗腫瘍効果があることがわかってきた
CBDはてんかんをはじめ、さまざまな病気の治療効果が期待されています。2022年8月現在、がん患者を対象にした臨床試験などはまだまだ少ないですが、マウス、ヒト培養細胞レベルでは、がんの治療薬や、治療に伴う副作用として有効かの研究結果が多く報告されています。
CBDを活用した臨床経験が豊富な銀座みやこクリニックによると、CBDの抗腫瘍効果が認められたがん種は、以下の通りです。
ヒトでの研究はまだ十分とは言えませんが、CBDががん細胞の細胞死を誘導したり、抗がん剤の効果を高めることがわかっています。
以下の3つは、抗腫瘍効果の研究が特に進んでいるガン種です。
・神経膠芽腫(しんけいこうがしゅ) |
2020年のアメリカの論文「有望な抗腫瘍薬としてのカンナビジオール(CBD)」によると、CBDがさまざまながん治療に有用であることが報告されています。
次の章では、論文からわかる研究結果をもとに、CBDにおける抗腫瘍効果の研究が特に進んでいるがんの研究事例をご紹介します。
参考
出典:日本が知らない、カンナビノイドの世界|オーソモレキュラー医学会
出典:Cannabidiol (CBD) as a Promising Anti-Cancer Drug|National Library of Medicine
神経膠芽腫|再発抑制や生存期間の延長をCBDが手助け?
神経膠芽腫は、脳の神経細胞を支える「神経膠細胞」が腫瘍化したもので、悪性度が強く、侵攻性の高いがんの一つです。
数あるがんの中でも、CBDの治療効果の研究が進んでいる神経膠芽腫ですが、ヒトを介したCBDの臨床試験による症例報告があります。
「有望な抗腫瘍薬としてのカンナビジオール(CBD)」の論文では、実際の神経膠芽腫を患っている患者に対し、標準的な治療とCBDを併用することで、再発の抑制や生存期間の延長に関する有用性があることを示しています。
参考
出典:有望な抗がん剤としてのカンナビジオール(CBD)|日本臨床カンナビノイド学会
肺がん|CBDによる腫瘍細胞の浸潤抑制が発見された
肺がんは、1988年以降、日本人のがん死亡者の中で最も多い病気です。がんの中でも治療が難しい「難治がん」と言われています。肺がんも、神経膠芽腫と同様にヒトを介したCBDの臨床試験による症例報告があります。
同論文によると、肺がん患者の協力による研究では、肺がん細胞に対して、CBDによる腫瘍細胞の浸潤抑制が見られたことがわかりました。また、CBDを単独で摂取した際に、肺がんの抗腫瘍効果が発見されたことも報告されています。
参考
乳がん|治療の副作用を軽減する
乳がんの場合、ヒトではなく動物での研究結果ですが、乳がん細胞に対して、CBDによる抗腫瘍効果と腫瘍細胞の転移を抑制する作用があることがわかっています。
また、アメリカの乳がん専門医Marisa C. Weiss博士によると、乳がん治療による以下の副作用を軽減するのに役立つそうです。
▼CBDが軽減すると言われている乳がん治療の副作用 ・乳房の痛み |
CBDが乳がん自体を治療できるという証拠はないものの、副作用軽減として、CBDがサポーターのような存在になり得るかもしれません。
参考
出典:CBD Oil and Breast Cancer|WebMD
出典:Marisa C. Weiss, MD|Breastcancer.org
CBDとTHCの鎮痛効果は、モルヒネに勝る?
がんの痛みは大きく分けて「炎症によるがん自体の痛み」と「骨転移などによる神経の痛み」の2種類あります。CBDには以下の作用があるため、このどちらの痛みにも有用だと言われています。
・抗炎症作用 |
アメリカの機能性医学に基づいた診療を行う、BFLクリニックの増田陽子医師は、THCとCBDの合剤なら、鎮痛効果においてモルヒネに勝るという結果が大規模な研究でわかっていると報告しています。
※炎症性サイトカイン:炎症の重要な調節因子で細胞から分泌される低分子のタンパク質の総称。サイトカインは、侵入した病原体に応答して産生され、免疫細胞を刺激、動員、および増殖させる。
CBDをはじめとするCBN、CBGなどの「カンナビノイド」という成分は、大麻から抽出されています。日本においてCBDは合法ですが、大麻はTHC(カンナビノイドの一種)という精神作用がある成分も含んでいるため、医療用も嗜好用もNG。
その一方で海外では、CBDだけでなくTHCを含むカンナビノイド全般において、がんの治療薬として有用かどうかを調査する研究が進んでいます。
カンナビノイドとは、言い換えれば「生理活性物質」であり、人間が地球上で生きていくために本来備わっている身体調節機能=内因性カンナビノイド系(Endocannabinoid system、略してECS)と類似しているのです。
そのため海外の研究では、大麻から抽出されるTHCやCBDなどのカンナビノイドを摂取することで、私たち人間の身体調節機能をサポートする役割があることが期待されています。
日本では違法薬物として扱われていますが、海外では医療への活用が期待されているTHC。人々から認識されているイメージが真反対と言えるほど異なるので、不思議な感覚ですよね。
THCは日本では違法成分なため使用はできませんが、CBDオイルなどは日本でも購入可能です。モルヒネ鎮痛剤が効きにくい場合、担当医師に相談した上でCBDオイルの使用を検討してみるといいかもしれません。
出典:日本が知らない、カンナビノイドの世界|オーソモレキュラー医学会
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主な商品としては、
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カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
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③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
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