CBD商品ページを見ていると、“α-フムレン配合”とか“フムレン配合”とか書かれていることがありますよね?
よく目にしますが、α-フムレンにどんな効果があるのかを、知らない方が多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、α-フムレンの効果など、CBDの商品選びに役立つα-フムレンの情報を解説します。
本記事を読んであなたにぴったりのCBD商品を見つけましょう!
本記事を読むとわかること
- α-フムレンとは何か
- α-フムレンをCBDに配合するメリット
- α-フムレンを配合しているCBD商品の見分け方
- α-フムレン配合のオススメのCBD商品
- (おまけ)最大10%OFF!期間限定のCBDクーポンの紹介
なお、本記事は薬剤師資格を保有している方に監修いただきました!
そのため、非常に信頼のおける内容となっています。
弊社では、CBD事業者様向けにテルペンやCBD原料(アイソレート、ブロードスペクトラム、水溶性CBD)の卸売をしております。ご興味ある方は、以下をご覧ください。
1. α-フムレンとは何か
α-フムレンはCBDの原料である大麻によく含まれるテルペン類の一つです。
単にフムレンと呼ばれることや、α-カリオフィレンと呼ばれることもあります。
大麻に含まれるテルペンとして有名なβ-カリオフィレンと名前が似ていますが、別の化合物です。
なお、テルペンってそもそも何?という方は以下の記事を読んでください。
【原料販売中】CBDの効果を増大するテルペンとは?【薬剤師監修👩🏻🔬】
α-フムレンの名前の由来
フムレンは、英語ではHumuleneと書きます。
この名前の由来は、みんな大好きビールの原料として有名なホップ(Humulus lupulus)です。
α-フムレンがホップの精油から見つかったために、この名前になりました。
なお、余談ですが、ホップと大麻(麻)はどちらも麻科に属する植物です。
嗜好品であるビールとCBDの原料がどちらも同じ分類に属するのは興味深いですね!
α-フムレンを含む代表的な植物
ホップにも大麻にも含まれるα-フムレン。
他にも下記などの植物に含まれています。
- ホップ
- 大麻(麻)
- コリアンダー
- バジル
- 高麗人参
独特の匂いのする植物に含まれていますね。
α-フムレンの匂い
テルペンは香水に用いられているくらいに匂い成分として有名ですね。
もちろんα-フムレンも匂いがします。
その匂いは、土のような、ウッドのような、スパイシーな香りがすると言われています。
α-フムレンの効果
α-フムレンは、ただ匂いのするだけの成分ではありません。
人での研究はまだこれからですが、動物実験などを通じて以下などの効果があると言われています。
- 抗炎症
- 抗菌
- 抗腫瘍
- 食欲抑制
それぞれ解説します。
α-フムレンの抗炎症作用
α-フムレンの効果で特に研究されているのが抗炎症効果です。
ある研究で、足の腫れているラットとマウスに経口投与したところ、抗炎症作用のあるステロイド薬の一つ「デキサメタゾン」と同じくらい腫れを軽減することがわかりました。
この結果から、研究者らは、炎症性疾患の治療に活用できる可能性があると結論付けています。
また、別の研究ではマウスのアレルギー性喘息にα-フムレンを投与したところ、炎症を抑える効果があったことから、アレルギー性喘息の治療薬の候補になる可能性があると結論付けています。
これらはまだ動物実験のレベルですが、もっと研究が進めば抗炎症薬や喘息の薬として販売されているかもしれませんね。
α-フムレンの抗菌作用
α-フムレンには抗菌作用があることも良く知られています。
特に黄色ブドウ球菌に対して効果があると言われています。
黄色ブドウ球菌と言えば、過去に集団食中毒を引き起こして問題になったことがありました。また、特定の抗生物質が効かない耐性菌としてもよく問題にあがります。
もしかしたら、α-フムレンが解決の糸口になるかもしれませんね!
ちなみに、α-フムレンが多く含まれているホップは、今はビールのアロマ成分として有名ですが、実はもともとは、その抗菌性の高さからビールの防腐剤として使われていました。
イギリスがインドを植民地支配している時代、イギリスからインドへビールを運ぶ際に、ホップをたくさん入れることで長旅でもビールが腐らないようにしていたそうです。
(これが、ホップが豊富なIPA(インディアン・ペール・エール)の発祥です)
ホップに豊富に含まれるα-フムレンは、この防腐効果を担っていたのです。
参考:Composition and antibacterial activity of Abies balsamea essential oil
α-フムレンの抗腫瘍効果
なんとαーフムレンは抗腫瘍効果を持つ可能性があると言われています。
研究によると、α-フムレンを投与することで、がん細胞内の活性酸素量を増やすことができるとのこと。
活性酸素というと、その反応性の高さから様々な細胞を攻撃してしまい、老化や生活習慣病などの病気の原因と言われていますが、裏を返すとがん細胞にとっては毒ということです。
まだまだ研究が必要だとは思いますが、もしかしたら将来的に抗腫瘍薬として活用される日が来るかもしれません。
α-フムレンの食欲抑制効果
α-フムレンには食欲抑制効果があることも知られています。
満腹中枢に作用することで食欲を抑制するとのことです。
もしかしたらダイエットにも効果があるかもしれません。
2. α-フムレンをCBDに配合するメリット
α-フムレンをCBDに配合するメリットは大きく二つあります。
- α-フムレン特有の効果を得られる
- CBDの効果を増強できる(アントラージュ効果)
それぞれ解説します。
α-フムレン特有の効果を得られる
α-フムレン入りのCBD商品を使用することで、前章にて解説した以下の効果を得られます。
- 抗炎症
- 抗菌
- 抗腫瘍
- 食欲抑制
CBDを使う時に抗菌や抗炎症はそこまでうれしくないかもしれませんが、食欲抑制はダイエット中の方にはいいかもしれませんね!
CBDの効果を増強する効果(アントラージュ効果)
α-フムレンをCBDと同時に取ることで、CBDの効果を増強することができます。
「同時に摂取することで個々の効果が増強される」アントラージュ効果と呼ばれるものです。
アントラージュ効果を詳しく知りたい方は以下のリンク先から確認してください。
このように単独効果もアントラージュ効果も素晴らしα-フムレン。
せっかくならα-フムレン配合のCBD商品を買いたいですよね。
商品ページにα-フムレン配合と書いてあればわかるのですが、書いていない場合もあるんですよね。
そんな場合にα-フムレンが入っているかを見分ける方法があります。
3. α-フムレンを配合しているCBD商品の見分け方
フルスペクトラムCBDかブロードスペクトラムCBDを選びましょう。
二つの定義をざっくり書くと次のようになります。
- フルスペクトラムCBD:大麻に含まれる全成分が入ったCBD
- ブロードスペクトラムCBD:大麻成分のうちTHCのみを含まないCBD
α-フムレンは大麻成分の一つですので、上記2タイプのCBD商品であれば、α-フムレンが含まれます。
【CBD原料解説】ブロードスペクトラムとは?【卸売も実施中】
検査成績書(CoA)を確認するとα-フムレンの含有量もわかる
少しマニアックになりますが、CBD商品の検査成績書を確認すると、α-フムレンの含有量がわかります。
例えば下記は、CBDfxのCBD Terpenes Vape Pen サワーディーゼルフレーバーのCoAです。
※検査成績書はこちら
赤枠内に書いてある通り、0.22%のα-フムレンが含まれていることがわかります。
どれくらいの濃度でどんな匂いになるのかを知る目安になるので、匂い成分の濃度を詳しく知りたい方はチェックしてみましょう。
ただし、テルペン類の含有量検査をしている商品のみで、全商品のα-フムレン含有量がわかるわけではないので、注意が必要です。
4. テルペンの製造プロセスとOFFテルペンの強み
4-1. テルペンの製造プロセス
テルペンは基本的に、以下のプロセスで、原材料から分離されます。
- 蒸留:熱した水蒸気を用いて、テルペンが含まれている植物を蒸留します。
- 冷却:テルペンを含む蒸気を冷却します。この時、蒸気はエッセンシャルオイルと水に凝縮します。
- 分離:エッセンシャルオイルを再度蒸留し、テルペンオイルを単離させます。
弊社が取り扱っているテルペンの詳細な製造プロセス等は、 詳細はこちらのP1より確認できます。
4-2. テルペンアイソレートとプロファイル(OGKush等)の違い
お客様からよくいただく質問として、「テルペンアイソレートとORkushなどのプロファイルの違い」「どのようにテルペンを選べば良いか」といったお声をいただきます。
まず両者の違いですが、テルペンアイソレートがテルペン単体の物質で、プロファイルとは、複数のテルペンアイソレートを配合した物質になります。
プロファイルテルペンには、例えば、BLUE DREAMとOG KUSHといった製品がありますが、それぞれ以下の画像のように、配合しているテルペンアイソレートの割合が異なっています。
次に、どのようにテルペンを選べば良いか?に関しては、テルペンを何に用いたいかを明確にしてから選ばれることをおすすめします。
例えばプロファイルテルペンには、商品の香りづけに役立つものと、機能性に役立つものがありますが、アントラージュ効果が得られるより体感のある商品を作りたければ、後者のものを選んだ方が良いでしょう。
4-3. テルペンを用いた製品製造時の注意点
テルペン濃度と気化温度
テルペンを用いた製品の製造を見据えたお客様から、「製造時にどのくらい混ぜればいいの?」といったお声もいただきます。
以下の画像でお示ししている通り、以下の画像の通り、用途ごとに推奨されるテルペンの濃度が異なるため、参考になさってください。
また、「テルペンを熱しても問題ないか?」といったお声もいただきます。結論、下記の温度以下であれば問題ありませんので、留意の上製造いただくと良いでしょう。
4-4. OFFテルペンの強み
弊社では、アメリカ・カリフォルニア州・オレゴン州のサプライヤーからテルペンを輸入しており、THCフリー、微生物、重金属、農薬検査を受け、基準値を下回っている高品質なもののみを扱っています。
また、何から分離されたテルペンなのかを明示(詳細はこちらのP7)した食品として製造できるクリーンなテルペンを低価格でご提供しています。
カンナビノイド等との組み合わせでアントラージュ効果を発揮するテルペンを、食品という形で製造が可能です。
現在、CBDの専門店に限らず、飲食店、バー、アロマセラピスト、鍼灸師、美容室、Webメディア運営会社、副業を検討されている会社員など様々な方にお問い合わせいただいておりますので、この機会に是非お試しください。
カンナビノイド原料(CBD・CBG・CBNなど)や、CBD商品の仕入れにご興味のある方はこちらもご覧ください。
また、原料の適正な卸売価格について知りたい方はこちらもご覧ください!
【損してませんか?】CBD原料の相場・適正価格は?OEM・仕入れの際に必見!-2021年版-
5.α-フムレン配合CBDを扱うオススメブランドと商品
α-フムレン配合CBD商品を購入する際は、α-フムレンなどのテルペン類にこだわりを持つブランドから選びましょう。
こだわりを持っているブランドの方が、配合するテルペンの種類・量を追求しているので、テルペンの効果を最大限受け取れると思います。
その点、手前味噌で恐縮ですが、tokyo mooonのプライベートブランドの一つである「高CBD×CBGオイル ~Focus~」は、なんと13%の高濃度でテルペンを使用しており、その効果を最大限に体感できると言えるでしょう。CBGとCBDも高容量で含有し、日中や何かに集中したい状況でオススメです。
tokyo mooonのテルペンへのこだわりが詰まった製品を是非お試しください!
6. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございます。
カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
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