CBDは慢性痛を和らげる?線維筋痛症の治療手段として注目される理由とは。

炎症や不安等を軽減する効果が期待されているCBD。近年の研究から、原因不明の慢性痛(線維筋痛症)の治療にも使用できる可能性があることが分かってきました。

線維筋痛症とは、身体に痛みやこわばりが発生する疾患です。痛みに加えて、不眠・頭痛・うつ気分など、様々な症状が併発するケースも多くあります。病因は、まだはっきりとは分かっていません。

この記事では、CBDが線維筋痛症の治療手段として期待されている理由や、関連する研究事例をご紹介します。


線維筋痛症とは

線維筋痛症とは、全身に強い痛みやこわばりを引き起こす「慢性疾患」です。主な症状は「慢性的な痛み」ですが、疲労感や睡眠障害、頭痛・うつ気分など、多様な症状が併発することでも知られています。

厚生労働省の調査(2003年)によると、日本人口の約1.7%(約200万人)が線維筋痛症だと言われています(欧米では人口の約2%が患者であるという推測も)。また、推定発症年齢が「約44歳」、男女比が約「1:5」であるため、成人女性に多い疾患だと考えられています。


(画像引用)出典:線維筋痛症について


一部の症状がリウマチと似ており、混同されることもありますが、線維筋痛症は関節や筋肉の損傷・炎症を引き起こしません。しかし、慢性的な痛みと多様な症状は、患者さんの「生活の質」を著しく損ないます。また、検査を行っても身体的な異常が見つからないため、診断が遅れることも多いようです。


参考
出典:線維筋痛症
出典:リウマチ情報センター 線維筋痛症
出典:Fibromyalgia
出典:Everything you need to know about fibromyalgia

 

原因は脳の機能障害?CBDが期待されている理由とは

線維筋痛症の正確な原因は、まだ不明です。しかし、痛みの発生箇所を検査しても異常が見つからないため、脳の機能障害が原因という説が有力です。

脳画像検査や一部の研究から、線維筋痛症を持つ患者さんは「痛みの伝達や受信を行う神経回路」が変化している証拠が見つかりました。また、患者さんは痛みに対する感受性が高いことも分かっています。


(画像引用)出典:線維筋痛症に伴う痛み


さらに、2016年の研究ではエンドカンナビノイド不足が線維筋痛症や偏頭痛などの「慢性痛」を引き起こす可能性が示されました。

エンドカンナビノイドとは、エンドカンナビノイドシステム(ECS)の構成物質です。そして、ECSとは私たちの身体機能を調整してくれる「体内システム」のことです。中枢神経を含め、ECSは様々な身体機能や感情と関連性があると考えられています。


(画像引用)出典:OUR ENDOCANNABINOID SYSTEM


CBDを始め、カンナビスに含まれるカンナビノイド成分は、ECSに働きかけることが知られています。特にCBDには、以下の作用があると考えられています。


  • 痛みや炎症を制御するECSの受容体に作用する。
  • エンドカンナビノイドの生産量を高める可能性がある。

そのため、CBDの使用が「エンドカンナビノイド不足の改善」と「慢性的な痛みの緩和」に繋がる可能性があります。また、睡眠障害やうつ気分など、線維筋痛症の多様な症状にCBDが効果的だと考える人々もいます。


参考
出典:Fibromyalgia
出典:How can CBD help with fibromyalgia?
出典:Can medical cannabis or CBD treat fibromyalgia?

 

CBD(カンナビス)の有効性を示すエビデンスは増加中

実際のところ、線維筋痛症に対するCBDの研究は、まだ初期段階です。しかし、CBDやカンナビスの有効性を示唆する研究が増えているのも事実。また、2021年のアンケート調査(アメリカ)によると、多くの線維筋痛症患者が「鎮痛薬の代替成分」としてCBDを使用していることが分かりました。

2016年に発表された研究レビューでは、慢性疼痛(リウマチ性疾患)に対するカンナビノイドの効果を証明するには、エビデンスが足りないと発表されました。

しかし、4年後(2020年)に発表された研究レビューでは、エビデンスが限られているものの「新しいデータ」は線維筋痛症に対して「カンナビスが効果的」である可能性を示唆していると結論付けました。


(画像引用)出典:$9 million donation earmarked for cannabis research


この研究レビューによると、線維筋痛症におけるカンナビスの使用には、以下の効果がある可能性があります。


  • 慢性疼痛の緩和
  • 関連症状の緩和
  • 睡眠の改善

 

参考
出典:People with fibromyalgia substituting CBD for opioids to manage pain
出典:How can CBD help with fibromyalgia?

 

CBDとカンナビスは同じものではありませんが、それらを使用した研究は増加しています。下記にて、線維筋痛症におけるCBDの効果を示唆する研究事例をいくつかご紹介します。


CBDが中枢性感作を抑える可能性がある


新薬を評価する医学雑誌に掲載された研究レビュー(2017年実施)によると、CBDが脳の機能障害(中枢性感作)に繋がる脳細胞の活動を低下させる可能性があることが分かりました。

線維筋痛症の痛み(慢性疼痛)は、脳の機能障害が関係していると考える専門家が多くいます。この研究レビューでは、CBDが特定の脳細胞を抑制することで、慢性疼痛に効果がある可能性が示されました。


参考
出典:Sleep disturbances and severe stress as glial activators: key targets for treating central sensitization in chronic pain patients?
出典:CBD Oil for Fibromyalgia: Is it Effective, Safe, or Legal?

 

医療大麻が線維筋痛症の症状緩和に効果的

イスラエルで実施された研究では、CBDとTHCをどちらも含む医療大麻の使用が、線維筋痛症の痛みに対して安全かつ効果的であるという結果が発表されました。

この研究では、6ヶ月に渡って医療大麻が患者さんに投与され、「強い痛み」を感じている人々の割合が調べられました。その結果、強い痛みを感じている患者数が著しく低下(193人→19人)することが分かりました。

尚、この研究には以下の短所がありましたが、研究グループは医療大麻が有効であると結論付けたようです。


  • 参加者の70%しかフォローアップできなかった。
  • 多くの大麻株の種類が使用されたため、CBDとTHCの正確な配合率を特定するのが困難。

▼研究詳細

対象:線維筋痛症患者367人(82%が女性)

CBDの平均投与量:39mg (THCは140mg)

使用された製剤:不明

治療期間の中央値:6ヶ月

実施年:2019年


参考
出典:CBD for Fibromyalgia
出典:Safety and Efficacy of Medical Cannabis in Fibromyalgia

 

CBDが鎮痛薬の代替成分として使用されている

アメリカで行われたアンケート調査によると、CBDを使用している線維筋痛症患者の内、70%以上の人々がオピオイドなどの「鎮痛薬」の代わりにCBDを使用していることが分かりました。

また、CBDを摂取している多くの患者さんが、鎮痛薬の使用を止めたり、使用量を減らしていることが判明しました。

研究員のBoehnke氏は、CBD単体の製品にも鎮痛効果があると示されたのは有意義だったと考えています。


▼研究詳細

対象:線維筋痛症患者878人(CBDを使用中)

CBDの平均投与量:不明

使用された製剤:不明

治療期間の中央値:不明

実施年:2021年


参考
出典:People with fibromyalgia substituting CBD for opioids to manage pain

 

OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様 

 

OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。

 

①合法性と安全性

②製造工程における各種認証

③信用・実績のあるサプライヤー

 

①合法性と安全性

・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み

・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能

・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供

・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査

 

②製造工程における各種認証

・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)

・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)

・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)

・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)

 

③信用・実績のあるサプライヤー

・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入

・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり

 

CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

著者プロフィール

Hiroto Okutani

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