「CRDって何?」
「CRDって高濃度ベイプと相性が良いの?
この記事は、このような疑問をお持ちの方を対象にした記事です。
今回は、高濃度リキッド製造時に役立つ原材料、CRDについて解説していきます。
また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
1. CRDとは何か、CBDとの違い
CRDとは 「Crystal Resistant Distillate」の略で、直訳すると「対結晶化蒸留物」という呼び方になります。
CBDやCBNと同様にCRD単体の成分と捉えられがちですが、あくまで結晶化しづらい蒸留物(ディスティレート)という意味です。
また、通常のCBD原料は結晶化しやすく、CRD原料は結晶化しづらい(固まりづらい)、という部分にも違いがあります。
CRDはCBDを主成分としながらも、CBN・CBG・CBCといったレアカンナビノイドを含んでいます。この点は、CBD原料の1種類であるブロードスペクトラムと似通っています。つまりCRDは、結晶化しづらいCBDブロードスペクトラムと言っても良いでしょう。
CRDの製造プロセスは、単離させたCBDに、常温でも液体のままで結晶化しない特徴を持つ、CBCやCBTを混ぜて作られる形になります。
CBDに常温で液状のCBCやCBTなどのカンナビノイドを加えることで、液体の状態を維持します。
日本国内ではこのタイプのCRDが最も多く見られ、成分が明確に表示されており、安心して使用することができます。
2. CRDの利点
2−1:結晶化防止の観点
CRDの最大の特徴は、普通に保管しておいても固まりにくい特徴があります。
通常のCBDは、濃度が高いほど固まりやすい傾向(画像の例③)にありますが、CRDの場合は高濃度でも固まりにくく(画像の例①)なっています。
結晶化すると以下のような点から、クレームに繋がるリスクが高く、ユーザーに大きな不便をかけてしまいます。
- 見栄えが悪くなる
- 液体が均一では無くなるため味が偏る
- ベイプだとそもそも吸えなくなる
高濃度CBDの製品となると、このようなリスクが更に高まりますが、サラサラとした原料であるCRDはこれを回避でき、安心して利用できるという点が大きな魅力になります。
また、その特性上他の成分と調合しやすく、自分好みの成分に調節できるのも、CRDならではのメリットと言えるでしょう。
加えて、2023年9月10日のTHC系成分の包括規制など、合成カンナビノイドの取締が強化される中、規制のリスクがなく、引き続き確かな体感を求めるユーザーの声に応えられるCRDのニーズはさらに高まっています。
2−2:アントラージュ効果の観点
もう1つの特徴は、他のカンナビノイドやテルペン類と合わさっていることで、アントラージュ効果を発揮することです。
アントラージュ効果とは、CBDなどの成分単体よりも、他のカンナビノイドと一緒に接種した方が効果が高くなることを指します。
アントラージュ効果に関する記事はこちらをご覧ください。
CRDは、CBD・CBN・CBG・CBCといった様々なカンナビノイドを含んでいるため、アントラージュ効果をしっかりと体感できるでしょう。
結晶化しづらく、アントラージュ効果を発揮するため、高濃度CBDベイプとの相性が良く、強い体感を求めるユーザーの期待に応えられるCRDは、今後もより求められていくでしょう。
3. CRDの品質の見極め方
CBDを液体状にするためには、一般的には溶剤(他の物質を溶かすことができる液体)でCBDを溶かす方法が用いられます必要があります。溶剤ごとに、CBDが何%まで溶けるのか(溶解性)が決まっており、例えばPG(プロピレングリコール)だとCBD濃度30〜40%が限界となります。ですが、一方、CRDだと60%までCBDの濃度を高める溶かすことができます。そのため、そもそもCRD自体が溶剤として高い機能を持っています。
さらに、CRDの中でより良い品質の見極めたければ、CBDの濃度、CBGやCBN等のレアカンナビノイドの濃度、トータルカンナビノイドの濃度を見ると良いでしょう。
CRDは、CBDをメインにしながらも、結晶化しない高濃度なカンナビノイド配合のブロスペを作るために通常CBTかCBCかの溶媒を使用します。基本的には、トータルカンナビノイド濃度が高さが、品質の高さと言えます。
また、その他の注意点とポイントは以下になりますので、確認されると良いでしょう。
- 重金属等、あらゆる混入物が含まれていないか
- サプライヤーの認定(承認)ステータスを確認する
- 安全性テスト
- 汚染物質の効力と濃度の両方が開示されているか
出典:https://cdn.caymanchem.com/cdn/insert/90081.pdf
4. 高品質で低価格なCRDのご紹介
OFFのCRD原料には、計4種のカンナビノイド成分が含まれているので、「アントラージュ効果」により、より強くマルチな体感が期待できます。
以下が、tokyo mooonのCRDの特徴になります。
・CBD濃度が60%以上
・CBGやCBNなどのレアカンナビノイド濃度も高い
・トータルカンナビノイド濃度が90%以上
・CBG/CBN/CBC/CBDV/の4種類のレアカンナビノイドを含有
・tokyo mooon独自のオリジナルレシピ
・米国の第三者機関でのCoA取得済み
CoAに関しては、こちらのURLをご覧ください。https://drive.google.com/file/d/1KIbIPPxt9TFbjsYG34dBsaJgOgJUFn6p/view
上述の通り、CBDの含有率が高く、より確かな体感が得られる高い品質の原料を提供しています。実際のお客様からも、購買の決め手はCBD含有率の高さだった、といったお声をいただいています。
更に、業界でも屈指の低価格を実現しており、いきなりの高額投資が難しいといったお客様のご要望にも対応しています。
ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。
5. CRDの安全性と副作用
CRDの主成分はCBDであるため、CBDの一般的な副作用(乾燥口、下痢、食欲の変化など)が関連する可能性があります。
安全性に関しては、WHOが「ヒトにおける有害反応」「依存の可能性」「乱用の可能性」の観点から、身体への有害な作用、依存性や乱用の可能性が少ないと発表しています。
しかし、CRD特有の副作用や、他の成分との相互作用については、詳細な研究が必要です。
CBDの安全性に関する記事はこちらをご覧ください。
6. CRDは違法か?
CRDは、結晶化しないCBDブロードスペクトラムになりますので、日本においては違法ではありません。CBDブロードスペクトラムは、THCを除去した後のCBD原料です。
理論的にはTHCは含まれていないことになりますが、製造過程や品質管理によっては微量のTHCが残存している可能性があります。原料を購入する際には、COA(成分分析表)で、THCが含まれていないかを確認することを推奨します。
CoAに関する記事はこちらをご覧ください。
7. CRDは薬物検査に引っかかるか?
一般的なCBD製品と同じく、CRDが含有するTHCの量によっては薬物検査で陽性反応を示す可能性があります。
多くの薬物検査はTHCを検出対象としていますが、CRD自体はCBDを主成分としているため、THCを含まないCRD製品を使用した場合、検査での陽性反応は出ないと考えられます。
8. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございます。
カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!
また、Amazon購買ページもございますのでそちらもご覧ください。
9. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介
tokyo mooonは、CBD製品のOEMや原料卸を行っています。
取り扱い原料の特徴は、以下7つです。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③大手企業との取引実績
④納得のいくフレーバーや体感の追求
⑤選べる多様なカンナビノイド
⑥市場理解と商品企画の支援
⑦小ロット・短納期
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。