スペインの大麻関連の規制状況について、まとめました!
1. スペインで大麻は合法?
スペインでは嗜好目的の大麻の使用、及び医療目的の大麻の使用共に違法です。しかし、非犯罪化はされているので、消費者は様々な抜け道で大麻を消費しています。
2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制
スペインの現行法では成人であっても、嗜好用大麻を所持することは違法となっています。使用・所持、譲渡、全て違法となっており、これらが営利目的(大量の大麻を所持しているなど)で行われていると判断されてしまうと重罪となり、懲役や罰金が発生します。
しかし、様々な抜け道の元、スペインで嗜好用大麻を楽しむ者は多く存在します。
3. カンナビスクラブに関する規制
スペインの大麻クラブ(カンナビスクラブ)は、オランダのコーヒーショップのような施設です。大麻はスペインで合法ではありませんが、個人消費という抜け穴の下で運営されています。
スペインのほとんどのクラブは会員制で、会費の支払いが必要です。スペインの大麻に関する法律が複雑なため、多くのクラブは公募を行っておらず、紹介でのみ新規入会者の対応を行なっています。そして、大麻クラブは、会員に大麻を販売することはできません。大麻クラブでは大麻を栽培し、それらをメンバーに譲渡するシステムで成り立っています。
また、スペインの大麻に関する法律は、自治体によって異なることがあります。例えば、2017年6月、カタルーニャ州は、指定された大麻クラブのメンバーに対する大麻の栽培、消費、流通を合法化しました。しかし、クラブは非営利組織でなければならず、大麻を配布するのは18歳以上の人に限られます。また、カタルーニャ州の大麻クラブは、年間150kgの大麻の生産に制限の元運営しており、ドラッグツーリズムを阻止することを目的とした規則に従わなければなりません。
しかし、これらのクラブの大半は嗜好用大麻のみ扱っているため、医療用大麻を求める患者は医者や専門家が在中するクラブを探す必要があります。
4. 医療大麻に関する規制
スペインでは、医療従事者が大麻を処方するための法的な規定はありません。しかし、スペインでは娯楽用大麻が非犯罪化され、さまざまな法律の抜け道があるため、医療用大麻が違法な他の地域よりも大麻へのアクセスは容易となっているのが現状です。しかも、スペインは他国向けの医療用大麻を栽培しています。メディカルプランツS.L.Uは、医療用大麻の栽培と輸出を正式に許可されているスペイン企業の一つです。しかし、現法により、スペイン国民に供給することはできません。
スペインで医療用大麻を必要とする患者は、THC/CBDを内服している「Sativex」やCBD抗発作薬の「Epidolex」の処方を受けることが可能です。しかし、これらの薬の処方は条件によって制限されています。
しかし、医療用大麻も嗜好用大麻同様、合法ではないので大麻での治療を必要とする患者は上記の薬を処方してもらうか、自分で大麻を栽培するか、カンナビスクラブの会員になるかの方法でしか大麻を入手することができません。
5. 大麻の栽培に関する規制
21歳以上の成人は、自宅で大麻草を栽培することが可能です。スペインの法律では、栽培器具の購入が認められており、個人使用のための2株までの栽培は非犯罪化されています。しかし、合法化はされていないため、個人利用とみなされない量の大麻草を栽培していると起訴される可能性があります。
さらに医療用大麻・嗜好用大麻共に栽培可能であり、唯一の規制としては、公然の目につかないところで栽培しなくてはならないことです。
ちなみにですが、スペインは大麻の栽培に最も適した場所のひとつです。スペインから輸出される種子の数には、すでに数百万ユーロの資金が投入されており、合法的に大麻の種の世界市場の3分の1を回しています。
6. 大麻使用下での運転に関する規制
スペインでは大麻の使用は非犯罪化されていますが、大麻使用下での運転は重犯罪となり、厳しく罰せられます。警察官は大麻を使用している可能性がある運転者に対して薬物検査を命じることができます。また、検査時に明らかに薬物の影響下にあった場合、「 ゼロ・トレランス・ポリシー」が適用され、実刑判決になることもありえます。
さらに、警察官に命じられた検査の拒否は、裁判では有罪の証拠として認められます。
大麻使用下での運転の罰則は以下の通りです。
・1000ドルの罰金、及び運転免許証から12点満点中6点の減点。
7. 公共の場所での大麻使用に関する規制
公共の場で大麻を使用することは違法です。
路上、公共交通機関、公園、ビーチなどでの大麻の使用は禁止されています。公共の場で大麻を使用すると、多額の罰金、及び懲役刑の対象となり、所持している大麻は押収されます。
しかし、スペインの各自治体(バルセロナなど)によっては公共の場で大麻を消費していても風紀を乱していなければ警察に追及されないところもあります。
8. アメリカ大麻観光事業のご紹介
CBDの原材料は大麻です。そんな大麻についてもっと知りたい方向けに、アメリカの大麻シーンにご案内するサービスを提供しております。
ディスペンサリーへのツアーはもちろんのこと、現地の大麻関連施設や事業者、政策立案者などともお繋ぎできます。
英語が不安な方はアメリカ在住10年以上の女性日本人スタッフが通訳としてアテンド可能です。
医療大麻が必要な一般の方だけでなく、医療従事者、科学研究者、政策立案者、メディア関係者、大麻関連事業者(CBD含む)などのご訪問もお待ちしております。
世界の最新トレンド・大麻観光について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
アメリカの最新の大麻シーンについて知りたい方は以下をご覧ください。
【2023年版】アメリカの大麻のすべて – tokyo mooon
tokyo mooonのアメリカ拠点のあるオレゴン州の大麻観光に役立つ記事は以下です。
アメリカ・オレゴン州の大麻観光を合法的に楽しむためのツアーガイド – tokyo mooon
9. tokyo mooon CBD商品のご紹介
アメリカはオレゴンと日本の東京に拠点を構えるtokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」と「大麻による人類のウェルビーイングの向上」を目指しています。
・CBDべイプ
・CBDドリンク
・CBDオイル
・CBDグミ
などのオリジナル商品がございます。
カンナビノイドなどの麻由来原料の卸として、原料の品質にこだわっています。
また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!
Amazon購買ページもございますのでそちらもご覧ください。
10. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介
tokyo mooonは、CBD製品のOEMや原料卸を行っています。
取り扱い原料の特徴は、以下7つです。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③大手企業との取引実績
④納得のいくフレーバーや体感の追求
⑤選べる多様なカンナビノイド
⑥市場理解と商品企画の支援
⑦小ロット・短納期
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。