アメリカ・ミシガン州の大麻関連の規制状況について、まとめました!
1. ミシガン州で大麻は合法?
ミシガン州では医療用、嗜好用ともに大麻は合法です。
2008年に医療用大麻、2018年に嗜好用大麻の合法化が承認されました。
2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制
ミシガン州では、2018年に嗜好用大麻が合法化されました。この法律では、21歳以上の成人は、娯楽目的のために大麻を使用し、所持することができます。また、他の成人に大麻を譲渡することもできます(対価として支払いがない場合に限る)。
所持・使用制限は以下の通りです。
21歳以上の成人は、以下の種類の嗜好用大麻を所持することができます。
自宅外:使用可能な大麻71グラム(その内、大麻の濃縮物は15グラムまで) 自宅内:使用可能な大麻10オンス(約280グラム)
購入制限は以下の通りです。
21歳以上の成人(嗜好用、医療用問わず)の1日の大麻購入制限はありません。1回の取引の購入制限は2.5(約71グラム)オンスまでとなります。
2018年、ミシガン州の有権者の56%が 提案1を承認し、ミシガン州でレクリエーション用大麻が合法化されました。これにより、ミシガン州はアメリカ中部では初の嗜好用大麻を合法化に成功し、21歳以上の成人がレクリエーション目的で2.5オンスまでの大麻を使用、所持、他の成人に贈与することが認められるようになりました。
3. 医療大麻に関する規制
ミシガン州では、2008年に有権者が「ミシガン州医療イニシアチブ」(提案1)を承認して以来、医療用大麻が合法化されました。この法律により、医師から推薦された場合、大麻の医療利用が認められました。
これにより大麻小売店が営業し始めるまで自宅での大麻の栽培も可能になりました。
ミシガン州では嗜好用大麻は合法ですが、医療患者として認定されるには、MRA(ミシガン州医療用大麻プログラム)が指定する以下のいずれかの症状にあることが必要です。
- アルツハイマー型認知症
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- 癌
- クローン病
- 緑内障
- C型肝炎
- HIV/AIDS(エイズ)
- 爪・膝蓋骨症候群
- カヘキシア
- てんかん
- 重度および慢性疼痛
- 吐き気
- 持続的な筋肉のけいれんおよび多発性硬化症
4. 大麻の栽培に関する規制
21歳以上の成人は、医療用(患者、及びその介護者)、嗜好用のどちらの用途である場合でも、1居住区につき最大12本まで栽培することができます。この制限を超えて栽培した場合、軽犯罪に問われ、最高で500ドルの罰金となります。
ミシガン州在住の21歳以上の成人に対する自宅栽培に関する制限は以下の通りです。
・一般の人が立ち入れない、密閉された安全な場所に置かなければなりません。
・植物は敷地の外から見えないようにしなくてはなりません。
・自分自身と許可を得た人だけが植物にアクセスできるように、その場所は閉鎖され、施錠されていなければなりません。
5. 大麻使用下での運転に関する規制
ミシガン州では大麻の使用は合法ですが、その影響下で運転することは合法ではありません。
薬物検査に応じない場合、罰金、飲酒運転で有罪になった場合の強制禁固、1年間の免許停止が課されます。ドライバーは血液検査か尿検査のどちらかを選択できますが、検査に応じる前に弁護士に相談する権利はありません。
検査拒否は、裁判では有罪の証拠として認められます。
大麻使用下での運転の罰則は以下の通りです。
初犯:
360時間以内の社会奉仕活動、または93日以内の禁固刑、及び300ドル以内の罰金に処されます。
2回目の違反(7年以内):
200ドル以上 1,000ドル以下の罰金、及び5日以上1年以下の禁固刑、または30日以上90日以下の社会奉仕活動が科されます。
6. 公共の場所での大麻使用に関する規制
公共の場で大麻を使用することは違法です。これには、学校、国有林や公園など連邦政府が所有する土地での所持も含まれます。
個人による違反の場合、罰金は最高100ドルです。(民事違反)
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世界の最新トレンド・大麻観光について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
アメリカの最新の大麻シーンについて知りたい方は以下をご覧ください。
【2023年版】アメリカの大麻のすべて – tokyo mooon
tokyo mooonのアメリカ拠点のあるオレゴン州の大麻観光に役立つ記事は以下です。
アメリカ・オレゴン州の大麻観光を合法的に楽しむためのツアーガイド – tokyo mooon
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