日本で流行中のカンナビノイド・THCOとは何者なのか?
簡潔にまとめました。
1. THCOとは何か? 2. THCOの製造方法 3. THCOの安全性 4. THCOの効果効能 5. THCOの副作用 6. THCOは薬物検査に引っかかるか? 7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様 8. オリジナル原料のご紹介(CRD) |
1. THCOとは何か?
THCOは、正式にはTHCOアセテートといい、THCのアナログ化合物です。
THCOは、THCと同様に高揚感を得られます。
他のカンナビノイドと比較すると、THCO低用量はメスカリンに最も似ており、幻覚が見られるわけではないですが、視覚はやや鈍くなり、身体的には鎮静作用があります。
THCOの特徴は以下3点です。
①THCの10倍の効力
②効果を感じるまでの時間がTHCと比べ遅い
③THCOは天然では存在しない合成カンナビノイド
1-1. THCOの効力
THCOの効力は、THCよりもずっと強いです。
THCOは肝臓で代謝されます。
アセチル化されたTHCは、アセチル化されていない通常のTHCよりバイオアベイラビリティが高いと言われています。
ちなみに、THCPと呼ばれるカンナビノイドは、THCOよりもさらに強力で、デルタ9THCの30倍以上の効力があると言われています。
1-2. THCOの効果が現れるまでの時間
デルタ9THCは経口摂取の場合、通常15分から30分で効果が現れますが、THCOは効果が現れるまでに1時間かかることがあります。
喫煙やベイプでの摂取の場合は、デルタ9THCは通常数分で効いてきますが、THCOは最大で20分かかると言われています。
最初の効果を感じてから、通常20分以内に効果はピークに達します。
効果を感じないといって、焦って2回目の服用を早めてしまうと強く効きすぎてしまうため注意が必要です。
1-3. THCOは合成カンナビノイド
THCOは自然界には存在しません。合成カンナビノイドの1種です。
THCOは自然界に存在するカンナビノイドと同じ基本構造を有しています。
天然に存在するカンナビノイドとの違いは、酢酸基が付加されているか否かです。
2. THCOの製造方法
THCOの製造工程は、モルヒネからヘロインを作る手順と似ています。
既存の化合物に酢酸基を付加し、バイオアベイラビリティを高めるというコンセプトはほぼ同じです。
THCOの製造には、強酸での還流が必要です。
フラスコは加熱されると強い真空状態になります。
沸騰した酸やガラス、有毒な蒸気、引火性の高い液体などが空中に舞い上がり、爆発する危険性があるのです。
そのため、自宅でのTHCOの合成はおすすめできません。
3. THCOの安全性
THCOが安全かどうかは現時点では不明です。
K2やスパイスなどの合成カンナビノイドと比べるとリスクはありません。
2000年代初頭、THCを合成することでできる "リーガル・ハイ "な合成カンナビノイドが世界中で販売されました。
これらの合成カンナビノイドの多くは危険であることが判明し、死者も数人出ています。重度の肺損傷、うつ病、精神病、心臓発作、腎臓障害、発作などを引き起こすものもありました。
THCOは、これらの悪影響とは無縁で、デルタ9THCと同様の安全性は確保されていそうです。
とはいえ、ベイプなどの形で摂取する場合、THCOには1つの大きな懸念があります。
かつてビタミンEアセテートがベイプリキッドの添加物として使用されていました。
加熱すると、肺にダメージを与える有害な副産物が生成され、リポイド肺炎と呼ばれる症状など、一部の人に深刻な肺の病気が引き起こされました。
専門家の中には、THCOに含まれる酢酸基が肺に同様の影響を与えるのではないかと考える人もいます。
このカンナビノイドの本当の安全性を理解するためには、さらなる研究が必要です。
4. THCOの効果効能
THCOの効果効能を解明するための正式な研究はこれまで行われていません。
しかし、THCOにはTHCと同様の効果(痛み緩和、睡眠改善、不安改善、食欲増進)があり、THCよりその効果が強力であるとする報告があります。
5. THCOの副作用
THC-Oの副作用として最も多く報告されているのは、以下の通りです。
- 吐き気・嘔吐
- めまい
- 発作
- 無気力
6. THCOは薬物検査に引っかかるか?
THCOはTHCと異なる化学式のため薬物検査に落ちないという報告が多いですが、体内で代謝されると、THCと全く同じ形で体外に排出されます。
THCの薬物検査では、陽性反応が出るでしょう。
(出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25846.html)
7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様

OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。
8. オリジナル原料(CRD)のご紹介
最後に自社製造のおすすめ原料、CRDを紹介させて頂きます。CRD(Crystalization Resistant Distillate)は4種類のカンナビノイドを含む、ディストレート原料です。
4種類のカンナビノイドを含有するため、CBD単体より強い体感(アントラージュ効果)を期待できます。
また、常温で液体に近いため、カンナビノイドの結晶化を抑制でき、CBD市場で需要の高まりつつある高濃度ベイプリキッドやオイルなど、様々な用途にご利用いただけます。
ご関心のある方は以下のURLよりご覧頂ければ幸いです。