この記事は、THCOとは何かについて解説した記事です。
THCOは既に日本では規制されている物質ですが、その効果や危険性について改めて説明いたします。
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1. THCOとは何か?
THCOは、正式にはTHCOアセテートといい、THCのアナログ化合物です。
THCOは、THCと同様に高揚感を得られます。
他のカンナビノイドと比較すると、THCO低用量はメスカリンに最も似ており、幻覚が見られるわけではないですが、視覚はやや鈍くなり、身体的には鎮静作用があります。
THCOの特徴は以下3点です。
①THCの10倍の効力
②効果を感じるまでの時間がTHCと比べ遅い
③THCOは天然では存在しない合成カンナビノイド
1-1. THCOの効力
THCOの効力は、THCよりもずっと強いです。
THCOは肝臓で代謝されます。
アセチル化されたTHCは、アセチル化されていない通常のTHCよりバイオアベイラビリティが高いと言われています。
ちなみに、THCPと呼ばれるカンナビノイドは、THCOよりもさらに強力で、デルタ9THCの30倍以上の効力があると言われています。
1-2. THCOの効果が現れるまでの時間
デルタ9THCは経口摂取の場合、通常15分から30分で効果が現れますが、THCOは効果が現れるまでに1時間かかることがあります。
喫煙やベイプでの摂取の場合は、デルタ9THCは通常数分で効いてきますが、THCOは最大で20分かかると言われています。
最初の効果を感じてから、通常20分以内に効果はピークに達します。
効果を感じないといって、焦って2回目の服用を早めてしまうと強く効きすぎてしまうため注意が必要です。
1-3. THCOは合成カンナビノイド
THCOは自然界には存在しません。合成カンナビノイドの1種です。
THCOは自然界に存在するカンナビノイドと同じ基本構造を有しています。
天然に存在するカンナビノイドとの違いは、酢酸基が付加されているか否かです。
2. THCOの製造方法
THCOの製造工程は、モルヒネからヘロインを作る手順と似ています。
既存の化合物に酢酸基を付加し、バイオアベイラビリティを高めるというコンセプトはほぼ同じです。
THCOの製造には、強酸での還流が必要です。
フラスコは加熱されると強い真空状態になります。
沸騰した酸やガラス、有毒な蒸気、引火性の高い液体などが空中に舞い上がり、爆発する危険性があるのです。
そのため、自宅でのTHCOの合成はおすすめできません。
3. THCOの安全性
THCOが安全かどうかは現時点では不明です。
K2やスパイスなどの合成カンナビノイドと比べるとリスクはありません。
2000年代初頭、THCを合成することでできる "リーガル・ハイ "な合成カンナビノイドが世界中で販売されました。
これらの合成カンナビノイドの多くは危険であることが判明し、死者も数人出ています。重度の肺損傷、うつ病、精神病、心臓発作、腎臓障害、発作などを引き起こすものもありました。
THCOは、これらの悪影響とは無縁で、デルタ9THCと同様の安全性は確保されていそうです。
とはいえ、ベイプなどの形で摂取する場合、THCOには1つの大きな懸念があります。
THCOは、文字通りTHCの後にOをくっつけた物質です。その結合プロセスがアセテート(アセチル)化で、いわゆる半合成繊維を作り出す工程のことです。アセテートは、傘・シャツ・ネクタイ・カーテンなどに用いられたりしています。
かつて、ビタミンEアセテートがベイプリキッドの添加物として使用されていたりもしましたが、加熱により、肺にダメージを与えるケテンが生成され、リポイド肺炎と呼ばれる症状など、一部の人に深刻な肺の病気が引き起こされました。
専門家の中には、THCOに含まれる酢酸基が肺に同様の影響を与えるのではないかと考える人もいます。
4. THCOの効果効能
THCOの効果効能を解明するための正式な研究はこれまで行われていません。
しかし、THCOにはTHCと同様の効果(痛み緩和、睡眠改善、不安改善、食欲増進)があり、THCよりその効果が強力であるとする報告があります。
5. THCOの副作用
THC-Oの副作用として最も多く報告されているのは、以下の通りです。
- 吐き気・嘔吐
- めまい
- 発作
- 無気力
6. THCOは薬物検査に引っかかるか?
THCOはTHCと異なる化学式のため薬物検査に落ちないという報告が多いですが、体内で代謝されると、THCと全く同じ形で体外に排出されます。
THCの薬物検査では、陽性反応が出るでしょう。
(出典:2022年3月4日 薬事・食品衛生審議会 指定薬物部会 議事録)
7. THCOは違法か
2023年7月現在(3月20日以降)、THCOの製造・使用・所持は、全て違法行為となっています。
前述したように、加熱することで健康被害の恐れがあるケテンが発生するといった背景から、厚生労働省THCOの規制に踏み切ったと考えられます。
また現時点で、どのカンナビノイドが規制されているのか、網羅的に知りたい方は以下をご覧ください。
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