CBDビジネスを始められる際、販売する商品をどのように用意すべきか検討されている方も多いと思います。
それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
1. 仕入れ販売
仕入れ販売は、既存の商品を販売するため、すぐにビジネスを開始することができます。

優れたブランドを仕入れることができれば、販売可能性も高まるため、何を仕入れるかがとても重要です。
また、既に認知度の高い商品であれば、指名検索(商品ブランド名での検索)もあるため売れやすいです。
その一方で、他にも販売代理店が多くいる場合、同じ商品なので自社から買ってもらう理由を作ることが難しくなります。例えば、以下などが自社で購買してもらう理由になります。
- 価格 (安く買える)
- 品揃え (まとめ買いできる)
- 選びやすさ(商品説明が丁寧)
- お届け期間(すぐに届く)
- 決済 (使える手段が多い)
これらの強みを発揮しにくい場合は、どこでも買えるような商品を取り扱うのはなるべく避け、まだ取り扱っている業者の少ない掘り出しものを狙うことが重要です。
仕入れ販売の粗利率はOEMに比べると低いため、沢山販売することが重要になってきます。
例えば、小売価格1万円のCBDオイルを例にすると、仕入れ価格が60%、粗利率は28%程度になります。

メーカーが希望小売価格を設定しており、大幅な値下げを嫌がることが多く、価格設定には縛りを設けられる場合もあります。
2. OEM
OEMでは商品の要件を定義し、自社のオリジナル商品を開発します。商品コンセプトの検討から入るため、販売までに少なくとも1ヶ月以上はかかると思います。

オリジナル商品なので、価格設定も自由です。商品開発の考え方については、こちらで詳しく触れています。
OEMの粗利率は仕入れ販売に比べると高いです。ゼロからブランド認知を形成するため、初めは販売数が少量ですが、着実に販売数を伸ばしていくことが重要になってきます。
例えば、小売価格1万円のCBDオイルを例にすると、製造原価が20%、粗利率は68%程度になります。

製造を委託する際に工場から最小ロット(工場が受託可能な最小の製造個数)が提示されます。それが大きい場合、初期投資が大きくなり、予算がなくて作れないという事態も発生することがあります。
仕入れ販売よりは利益率が高い反面、一定の初期投資が必要です。
3. 比較表(仕入れ vs OEM)
仕入れ販売とOEMについてまとめてみると下記のようになります。

仕入れ販売はすぐに商品を売ってみたい、テストマーケティングで顧客の反応を見たい、などと考えられる方におすすめです。
OEMは納得いくものを売りたい、自社ブランドを育てていきたいなどと考えられる方におすすめです。
- 自社ブランドを持ちたいかどうか
- かけられる予算
- 販売開始までのスピード
これらが検討の観点になります。
4. ホワイトラベル
仕入れ販売とOEMの中間になる「ホワイトラベル」という商品の仕入れ方もあります。
これは、既成品を使いつつ、ラベルのみを変えて自社ブランドにするというものです。
基本的には、卸売と同じビジネスモデルになりますが、自社ブランドとして販路によってコンセプトや価格を自由に変えられるメリットがあります。
メーカーに「既製品をラベル無しで売ることは可能ですか?」という依頼をしてみるといいと思います。
5. 最後に
これまでCBD事業をスタートする際の、仕入れ方法を見てきました。
弊社では仕入れ販売・OEM共に対応しておりますので、詳しい情報が知りたい方は、上の「お問い合わせ」からご相談ください。
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