この記事は、CBDビジネスのスタートを検討段階の方に向けた記事です。
CBDビジネスには、大きく2つのビジネスモデルの選択肢があります。1つは既存のCBDブランドから商品を仕入れて販売するパターン。もう1つはOEMという製造受託サービスを使って、オリジナルのCBD商品を作って販売するパターンです。この記事では、それぞれのメリットやデメリットについて解説していきます。
すでにOEMでオリジナルブランドの立ち上げを検討されている方は以下の商品企画編の記事をご覧ください。
また、CBDビジネス立ち上げにあたって情報収集中の方は以下の記事をご活用ください。
1. CBD商品の仕入れ販売モデル
1-1. 仕入れ販売のメリット
仕入れ販売は、既に商品として完成している物を卸値で買って販売するため、すぐにビジネスを開始することができます。
完成品の販売をすぐに行い、試験的に事業を始めることができることが利点です。
優れたブランドを仕入れることができれば、販売可能性も高まるため、何を仕入れるかがとても重要です。
また、既に認知度の高い商品であれば、指名検索(商品ブランド名での検索)もあるため売れやすいです。
1-2. 仕入れ販売のデメリット
一方で、他にも販売代理店が多くいる場合、同じ商品なので自社から顧客に買ってもらう理由を作るためのブランディングが必要になることがあります。
例えば、顧客から選ばれる理由は以下が代表的なものです。
・価格 (安く買える)
・品揃え (まとめ買いできる)
・選びやすさ(商品説明が丁寧)
・お届け期間(すぐに届く)
・決済 (使える手段が多い)
これらの強みを発揮しにくい場合は、どこでも買えるような商品を取り扱うのはなるべく避け、まだ取り扱っている業者の少ない掘り出しものを狙うことが重要です。
仕入れ販売の粗利率はOEMに比べると低いため、沢山販売することが重要になってきます。
例えば、小売価格1万円のCBDオイルを例にすると、仕入れ価格が60%、粗利率は28%程度になります。
メーカーが希望小売価格を設定しており、大幅な値下げを嫌がることが多く、小売りでの価格設定には縛りを設けられ、事業にフィットするような売値をつけにくくなる場合もあります。
2. CBD商品のOEMモデル
OEMでは商品の要件を定義し、自社のオリジナル商品を開発します。
商品コンセプトの検討から始め、製造ライン(製造工場、パッケージデザイン、製造本数等)の選定も行う必要があるため、実際の販売までに少なくとも1ヶ月以上はかかることが基本です。
2-1. OEMのメリット
オリジナル商品なので、価格設定が自由です。
また、OEMの粗利率は仕入れ販売に比べると高いです。例えば、小売価格1万円のCBDオイルを例にすると、製造原価が20%、粗利率は68%程度になります。

製造元となる工場と、一定量以上のロット契約を確保することで原価率を下げることが王道です。
加えて、企業がすでに持つ事業のブランドに当てはめたり、既に持つ顧客層に提供できたり、新たなビジネスにできるような、商品とパッケージの打ち出し方を開発していくことができます。
もし新たなブランドのPRやリピートに成功し、継続的な売上を達成できると、さらに次の商品を開発するサイクルができます。
事業規模を拡大でき、短期な利益の側面でも、企業の中長期な経営という側面でも、大きな柱となります。
2-2. OEMのデメリット
ブランドをゼロから立ち上げる場合は、消費者からの確固たる認知を作るまでの時間が必要になり、初めの間は販売数も少量となることが多いです。
着実に売上を伸ばして、開発のために初期投資した費用以上の売上を達成する努力が重要になります。
また、どのような商品でも、工場に製造を委託する際には、新たな契約先のために工場が受託可能な最小の製造個数が提示されます。
まとまった製造個数のことをロット数と言い、この数字は、数百個または数千個の商品数を提示されることが一般的です。
例えば、一気に1万個の商品を工場に直接発注できれば、100個分の卸値で完成品を仕入れて販売するよりも、単価はお得になる分、初めに十分な資金が必要となります。
OEMの企画を進めていくと、初期投資の予算が足りず、実施しない判断となることがあります。
3. ホワイトラベルという第三の選択肢
仕入れ販売とOEMの中間になる「ホワイトラベル」という商品の仕入れ方もあります。
既成品を使いつつ、ラベルのみを変えて自社ブランドにする方法です。
基本的には、仕入れ販売と同じビジネスモデルになりますが、自社ブランドとして、販路に合わせてコンセプトを自由に変えられるメリットがあります。
OFF(株)では、Tokyo moonを自社ブランドとして構え、さらに原料の提供によるOEMの知見もあり、たくさんの商品を開発してきました。
弊社のブランドで、生産スピードを早く提供可能な商品で、ホワイトラベルとしてご活用いただけます。
4. CBDの仕入れモデルとOEMモデルの比較
仕入れ販売とOEMについてまとめてみると下記のようになります。

仕入れ販売はすぐに商品を売ってみたい、テストマーケティングで顧客の反応を見たい、今まで行っていなかった新たなサービスに手を出してみたい、と考える事業者におすすめです。
OEMは、成分から納得のいく製品を売りたい、自社ブランドを育てていきたい、しっかりとした量の原材料を安価に確保して原価を抑えたい、と考える事業者におすすめです。
ホワイトラベルは、自社の商品のブランド、ビジュアル、パッケージとしたいが、中身は既存の製品をまず使って、早く事業を展開したい場合に有効です。
以上から、
・自社ブランドを持ちたいか、他社の既存ブランドで良いか
・かけられる予算
・販売開始までのタイムライン
これらが検討の観点になります。
加えて、商品カテゴリー(剤系)についても決定したい場合は、以下の記事をご覧ください。
5. tokyo mooon CBD商品のご紹介

アメリカはオレゴンと日本の東京に拠点を構えるtokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」と「大麻による人類のウェルビーイングの向上」を目指しています。
・CBDべイプ
・CBDドリンク
・CBDオイル
・CBDグミ
などのオリジナル商品がございます。
カンナビノイドなどの麻由来原料の卸として、原料の品質にこだわっています。
また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!
Amazon購買ページもございますのでそちらもご覧ください。
6. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介

tokyo mooonは、CBD製品のOEMや原料卸を行っています。
取り扱い原料の特徴は、以下7つです。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③大手企業との取引実績
④納得のいくフレーバーや体感の追求
⑤選べる多様なカンナビノイド
⑥市場理解と商品企画の支援
⑦小ロット・短納期
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。