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CBDブランドのOEMの進め方・商品企画編

 2023年に大麻取締法が70年以上ぶりに改正され、これからCBDブランドの立ち上げを検討されている方も多いと思います。

そこで今回は、オリジナルのCBDブランドの立ち上げを決めており、これからOEMを推進予定の方に役立つ情報をまとめました。

また、既存のCBD商品の仕入れをお考えの方は下記をご覧ください。

CBDビジネスの始め方 〜仕入れ販売・OEMどっちを選ぶ?〜

  

1. CBDビジネス開始前に考えるべきこと

まず、CBD商品の仕入れ・企画・販売を行うにあたって、下記3つの要素を頭に入れます。


その上で、5W1Hについて定義をし、商品戦略を固めていきます。

消費者

  • なぜ商品を購買するのか?(WHY)
  • どんな属性のターゲットか?(WHO)
  • いつ商品を利用するのか?(WHEN)

販路

  • どこで購買するか?(WHERE)

商品

  • どんな商品を作るのか?(WHAT)

売上目標

  • どのくらい売りたいのか?(HOW MANY)

これらが具体的になっていけば、商品のイメージが徐々に固まってくると思います。考える順番はどこからでも構いませんが、まず何かを1つを決めると、進めやすくなるかもしれません。

以下では、CBD事業を開始するにあたり、それぞれを深掘りしていきます!

 

2. 想定顧客を考える (Who)

2-1. なぜ商品を購買するのか? (Why)

CBDを購買する理由は、消費者は何かしらの課題を抱えており、その課題を解決するためにCBDを摂取する傾向にあります。

つまり、何かしらの効果をCBDに求めていますです。

CBDを摂取すると、主に下記の3つの効果があると言われています。


この3つの効果を必要としている(課題を抱えている)消費者がターゲットになり、購買動機に繋がります。

よく、何でもCBDを混ぜれば売れると思っている人がいます。

CBDという新規性のある成分への関心・話題性で一時的に反響があったとしても、真に顧客の課題を解決するものでなければ、1回きりの購買となり、リピートには繋がりません。

そのため、この3つのいずれかの効果を打ち出すことを前提に、商品を設計していく必要があります。

筆者はCBDを摂取してみて「朝起きたときのスッキリ感」を感じたので、「不眠に効果的」と打ち出し、睡眠の質を上げてパフォーマンスを上げたい人向けに売りたいと考えました。

2-2. どんな属性のターゲットか?(Who)

よくペルソナ(架空の顧客像)を設定しようというアドバイスなどがありますが、1人の知人をイメージするのが効果的だと思います。

例えば下記の要素などが挙げられます。

  • 基本情報(年齢、性別、居住地)
  • 職業(業種、役職、学歴)
  • 生活パターン(勤務・起床・就寝時間、外食・自炊、休日の過ごし方)
  • 性格(価値観、物の考え方、興味があること)
  • 人間関係(恋人・配偶者・子供の有無、家族構成)
  • 収入、貯蓄性向
  • 趣味や興味(インドア・アウトドア、友人間での流行等)
  • インターネット利用状況・利用時間、所持しているデバイス
  • 流行への感度

下記は筆者がCBDを「不眠の解消」の商品として販売を行う過程で、作成したペルソナです。

2-3. いつ商品を利用するのか? (When)

これまでの情報を元に、日常生活の中での使用タイミングを設定します。

自宅・外出時、朝・昼・夜など写真でイメージすると分かりやすいです。

筆者が「不眠の解消」目的で商品開発をした際は、使用タイミングを以下のように定めていました。

・自宅の寝室(ベッド)
・寝る30分-1時間前
・歯磨きをする前

 

3. 販売経路を考える (Where)

連絡先を持っている知人の範囲でもビジネスは可能かもしれませんが、事業として拡大していくためには、不特定多数の人にアプローチし続ける仕組みを作る活動が必要です。

例えば、以下の方法があります。

  • 代理店への卸売
  • モールへの出店
  • 検索エンジン最適化(SEO)
  • SNS運用
  • 広告
  • インフルエンサーへのサンプリング
  • コミュニティ作り (イベント・セミナー)
  • 口コミ (話題性・バズり)

自分のネットワークや専門性を考えたときに、最も強みとなる販路に照準を合わせることをおすすめします。

筆者は多少なりともITビジネスの経験があったため、Webメディアの制作、Instagramの運用、友人を呼んだ少人数でのイベントの開催からスタートしました。

 

4. 商品仕様を考える (What)

いよいよ本題です。これまでの情報に加え、商品のタイプごとの特徴を抑えながら、どのような商品にするかを決めていきます。

4-1. 商品タイプ

商品のタイプとしては、オイル、ベイプ、グミ、ドリンクにざっくりと分けることができます。

 

4-2. 商品タイプ別のバイオアベイラビリティ

バイオアベイラビリティとは、投与された薬物のうち、全身循環にたどり着く薬物の割合です。

当然ですが、ユーザーは体感を求めてCBD商品を購入し、求める体感は人それぞれです。販売者として多様なニーズに応えるためには、吸収率、効果が表れるまでの時間、効果の持続時間、といった特徴を知っておく必要があるでしょう。

ブロードスペクトラムやナノ化したCBDなど、効果の高い種類のCBDを使用したり、その含有量を多くすることも一つの方法ですが、上の表のように商品ごとの摂取効率から商品を選ぶこともできます。

CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ)

4-3. 商品タイプ別の初期投資額

この章の最後で紹介するのは、商品ごとの初期投資額のおおよその目安です。

もちろん、使用するCBDや含有量、フレーバーによって金額は変動しますが、オイルやベイプは、ロット数と初期投資額が比較的小さい商品です。

 

販売価格は、CBD1mgあたりの価格で設定することが一般的です。

市場にある他社製品と比較し、自社ブランドが高級路線をいくのか、手頃で身近な路線をいくのか、などブランディングと合わせて価格設定しましょう。

 

4-4. 商品タイプ別のマーケットニーズ

また、商品のタイプを変えることで市場規模も大きく変動します。下記はGoogleでの月間検索ボリュームです。

検索ボリュームを比較するとCBDオイルやCBDベイプの需要が高く、国内ブランドも数多くでてきています。

一方で、グミやドリンクといった商品の検索ボリュームはまだ小さいものの、競合が少なく、チャンスの大きい領域でもあります。

また海外製のCBDエディブル商品(食品)は、日本人に馴染みの薄い味や香りのものが多いため、オイルやベイプよりも国内ブランドの商品の方が好まれる傾向にあります。

他にも、入浴剤やバームなどの化粧品、チョコレート、蜂蜜などの商品も売れ始めています。ターゲットとなる販売層や販路に合わせて決めていきましょう。

イメージを具体化するため、最も近い他社事例を集めることがおすすめです。

4-5. コンセプト・デザイン

ターゲット向けにどのようなコンセプトで打ち出すかを決めます。

コンセプトとは「聞いたり読んだりした時に、その人の頭の中にどういうイメージを浮かべて欲しいか」から逆算します。

一般的には「商品を利用して実現する理想の未来」や「課題の解決策」などを書きます。

PRタイムズで、CBDに関するプレスリリースが沢山出ているので、それを参考にするといいと思います。

筆者は「HIGH PERFORMANCE」と「SLEEP SUPPLEMENT」を商品のコンセプトにし、パッケージに記載しました。

4-6. 商品仕様

ここまで来るとあとは、商品の仕様を固めるのみです。

例えばCBDオイルを製造する場合、下記を検討することになります。

オイル

  • MCT
  • ヘンプシード
  • オリーブ

容量

  • 10ml
  • 30ml

  • 色(黒・青・緑)
  • 形状

CBDの種類

  • アイソレート
  • ブロードスペクトラム

CBD含有量

  • 500mg
  • 1000mg
  • 15000mg

これらの要素を1つずつ決めていくことでオリジナルの商品ができます。

筆者は20mgくらいブロードスペクトラムのCBDを取ると効く印象があったので、1回1mlの摂取を想定して、600mg(20mg × 30ml)の含有量にしました。 効果があれば良かったのでフレーバーは拘りませんでした。

 

5. 売上の計画を立てる (How much)

まず、副業で売り始めてみたい、自分の給料くらいは払えるようにしたい、大きく事業として伸ばしたいなど、それぞれニーズがあると思います。

通常数多く仕入れれば、仕入れ単価が安くなるので利益が出やすくなりますが少量だと利益が出にくくなります。


CBDオイルを例に原価について解説しますが、発注数によって原価が下がります。

  • 仕様 1,000mg・30ml
  • 発注数 100個 → 原価 3,000円
  • 発注数 1,000個 → 原価 2,300円

販売価格は競合を見て決めると良いと思います。

国内のCBD商品を見てみると、オイルの場合、販売価格はmg単価が7〜20円に収まる製品が妥当な金額設定かと思います。

  • mg単価 10円
  • 販売価格 10,000円(10円 × 1000mg)
  • 発注数 100個 → 利益率 70%
  • 発注数 1,000個 → 利益率 77%

ここに商品ラベル、パッケージ、配送、決済手数料、消費税などが加わり、実際の利益率はもう少し下がります。

このような計算をして事業計画を立ててみてください。

筆者は「確実に売れる顧客がいなかった」ので、売れそうな顧客を見つける、反響を探るテストマーケティングを目的に、まずは最小ロットで仕入れをしてスタートしました。

CBD商品をOEM製造するにはどれくらいの費用がかかるの?

  

6. CBD商品のOEMの進め方 

各商品カテゴリによって、製造までに決める項目や費用、完成までのプロセスやその日数は異なります。これらを整理し、OEMの進め方の解像度を高めておきましょう。

6-1. オイル OEM

日本でも少しずつCBD商品が増えてきた中、特に主流となっているCBDオイル。最も市場規模が大きいと予測されており、男女問わず幅広い世代に人気です。

美容用、ペット用と用途の幅も広がってきており、商品ブランドも数多く出ています。そのため、CBN・CBG等のレアカンナビノイドを組み合わせたり、全てオーガニックな原料を使う、オリジナルの成分・フレーバーを入れるなど、より工夫した商品開発が期待されています。

オイルOEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。

  • 市場調査、ベンチマークの設定
  • コンセプト、世界観決め
  • パッケージ選定(容量、ボトル、スポイト、ラベル、箱)
  • フレーバー選定
  • 原料オイルの選定

より具体的に何から決めていけばいいか、おすすめの原料オイル等を知りたい方は、以下の記事がおすすめですので、ご覧ください。

【解説】CBDオイルのOEM製造方法について

6-2. ベイプ OEM

コアなファンが多い、CBDベイプ。オイルの次に市場規模が大きいと予測されるのはベイプです。ユーザーは男性が多く、リラックス目的の嗜好品として利用される方が多いです。

CBDの種類だけでなく、ヴェポライザーの種類やデザイン、香り・味など、最もこだわりを詰め込むことができる商品種別になります。

ベイプOEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。

  • 市場調査、ベンチマークの設定
  • コンセプト、世界観決め
  • デバイス選定(使い捨て or 交換式、規格選び、デザイン)
  • フレーバー選定
  • 原料オイルの選定

デバイスやフレーバー等の選定方法を具体的に知りたい方、おすすめの原料等を知りたい方は、以下の記事がおすすめですので、ご覧ください。
使い捨て・交換式の両方で、CBDベイプの製造を検討されている方へ向けて、デバイス、リキッド/カートリッジ、フレーバーなどを選択する際のポイントを詳しく解説しています。

【保存版】CBDベイプをOEMで製造する方へ 

6-3. ドリンク OEM

CBDビールや、CBDエナジードリンクなどを中心に海外で流行中のCBDドリンク。クラブに置くパーティードリンクや、コーヒーショップなど、リアル店舗との相性もよい商品です。日本ではまだまだ商品が少なく狙い目です。

ドリンクOEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。

  • 市場調査、ベンチマークの設定
  • コンセプト、世界観決め
  • 容器選定(缶 or 瓶、デザイン)
  • フレーバー選定(味、香り、炭酸)
  • 原料オイルの選定

以下の記事では、ドリンクOEMのより具体的な進め方を、実際の商品を参考に解説しています。

【解説】CBDドリンクのOEM製造方法について 

6-4. グミ OEM

米国のCBD食品市場の中で最も大きいのはグミ市場です。CBDグミは、効果実感に加えて、場所を選ばず手軽に摂取でき、味も楽しみながらカジュアルにCBDを摂取できます。小分けにして配ったり、初心者が試したりするのにも最適で、個人での使用に留まらず、コミュニティを通じて広がっていきやすい傾向にあります。

国内製造のグミの方が日本人の口に合う可能性が高いと予測されるため、輸入品に市場を奪われにくいため、挑戦しやすいエディブル商品とも言えます。国内製造だからこそ、味や食感にこだわった日本人向けの商品製造が可能です。

グミ OEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。

  • 市場調査、ベンチマークの設定
  • コンセプト、世界観決め
  • 形状選定(ドーム、キューブ、動物型)
  • フレーバー選定(フルーツ系、ドリンク系)
  • パッケージ選定
  • 原料オイルの選定

以下は、CBDグミのOEMプロセスに関して、初期投資額やロット、タイムラインまで全て解説した記事です。

【解説】CBDグミのOEM製造方法について

また、tokyo mooonで製造実績のあるCBDビールや、CBDタブレット・カプセルのOEMの進め方については以下の記事をご覧ください。

【解説】CBDビール のOEM製造について

【解説】CBDタブレット/カプセルのOEM製造方法について

加えて、CBD市場で売れ筋の商品は、下記記事でCHECK!!

■売れ筋CBDグミについて詳しくはこちら
マジで効く】おすすめCBDグミランキング8選🧸

■おすすめCBDベイプについて詳しくはこちら
【マジで効く】編集長おすすめCBDベイプリキッドランキング💨

■CBDオイルの価格比較、詳しくはこちら
【価格比較】おすすめCBDオイルのコスパランキング【編集長レビュー】

■CBDドリンクレビュー!!詳しくはこちら
飲むCBD?!おすすめCBDドリンク紹介!

 

7. tokyo mooon CBD商品のご紹介

アメリカはオレゴンと日本の東京に拠点を構えるtokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」と「大麻による人類のウェルビーイングの向上」を目指しています。

・CBDべイプ
・CBDドリンク
・CBDオイル
・CBDグミ

などのオリジナル商品がございます。

カンナビノイドなどの麻由来原料の卸として、原料の品質にこだわっています。

また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!

Amazon購買ページもございますのでそちらもご覧ください。

 

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8. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介

tokyo mooonは、CBD製品のOEMや原料卸を行っています。

取り扱い原料の特徴は、以下7つです。

①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③大手企業との取引実績 
④納得のいくフレーバーや体感の追求
⑤選べる多様なカンナビノイド
⑥市場理解と商品企画の支援
⑦小ロット・短納期

CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

 

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