ここ数年で徐々に定着しているCBD。国内でも、オリジナル商品を製造する方が徐々に増えてきています。
今回は、商品開発・OEMを始めるために読むべき記事をまとめました。
この記事でわかること
- 商品カテゴリの特徴とその選び方
- 商品カテゴリ別OEM情報
- OEMの進め方
1. 商品カテゴリの特徴を知る
主要な商品カテゴリ
例えば、以下のプロダクトがCBDの商品として相性がよく、最初の商品製造におすすめです。

検索ボリュームを比較するとCBDオイルやCBDベイプの需要が高く、国内ブランドも数多くでてきています。
一方で、グミやドリンクといった商品の検索ボリュームはまだ小さいものの、競合が少なく、チャンスの大きい領域でもあります。
また海外製のCBDエディブル商品(食品)は、日本人に馴染みの薄い味や香りのものが多いため、オイルやベイプよりも国内ブランドの商品の方が好まれる傾向にあります。
他にも、入浴剤やバームなどの化粧品、チョコレート、蜂蜜などの商品も売れ始めています。ターゲットとなる販売層や販路に合わせて決めていきましょう。
イメージを具体化するため、最も近い他社事例を集めることがおすすめです。
ポイント1:バイオアベイラビリティと作用の特徴
バイオアベイラビリティとは、投与された薬物のうち、全身循環にたどり着く薬物の割合です。
当然ですが、ユーザーは体感を求めてCBD商品を購入し、求める体感は人それぞれです。販売者として多様なニーズに応えるためには、吸収率、効果が表れるまでの時間、効果の持続時間、といった特徴を知っておく必要があるでしょう。

ブロードスペクトラムやナノ化したCBDなど、効果の高い種類のCBDを使用したり、その含有量を多くすることも一つの方法ですが、上の表のように商品ごとの摂取効率から商品を選ぶこともできます。
CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ)
ポイント2:ペルソナ、利用シーン
商品カテゴリ別に効果の特徴等がわかれば、それぞれの商品のペルソナや利用シーン等を知る必要があります。どんなユーザーが、どんなシーンで利用することが多いのか理解できれば、販売の戦略が立てやすくなるからです。
品質だけでの大幅な差別化が難しいCBD商品では、ユーザーや利用シーンの把握、チャネル選定やブランディング等の戦略が成功の鍵を握ります。
ポイント3:初期投資額
この章の最後で紹介するのは、商品ごとの初期投資額のおおよその目安です。
もちろん、使用するCBDや含有量、フレーバーによって金額は変動しますが、オイルやベイプは、ロット数と初期投資額が比較的小さい商品です。

販売価格は、CBD1mgあたりの価格で設定することが一般的です。
市場にある他社製品と比較し、自社ブランドが高級路線をいくのか、手頃で身近な路線をいくのか、などブランディングと合わせて価格設定しましょう。

2. プロダクト別 OEMの進め方と費用を知る
各商品カテゴリによって、製造までに決める項目や費用、完成にかかる日数は異なります。これらを整理し、OEMの進め方の解像度を高めておきましょう。
オイル OEM
日本でも少しずつCBD商品が増えてきた中、特に主流となっているCBDオイル。最も市場規模が大きいと予測されており、男女問わず幅広い世代に人気です。
美容用、ペット用と用途の幅も広がってきており、商品ブランドも数多く出ています。そのため、CBN・CBG等のレアカンナビノイドを組み合わせたり、全てオーガニックな原料を使う、オリジナルの成分・フレーバーを入れるなど、より工夫した商品開発が期待されています。
オイルOEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。
- 市場調査、ベンチマークの設定
- コンセプト、世界観決め
- パッケージ選定(容量、ボトル、スポイト、ラベル、箱)
- フレーバー選定
- 原料オイルの選定
より具体的に何から決めていけばいいか、おすすめの原料オイル等を知りたい方は、以下の記事がおすすめですので、ご覧ください。
ベイプ OEM
コアなファンが多い、CBDベイプ。オイルの次に市場規模が大きいと予測されるのはベイプです。ユーザーは男性が多く、リラックス目的の嗜好品として利用される方が多いです。
CBDの種類だけでなく、ヴェポライザーの種類やデザイン、香り・味など、最もこだわりを詰め込むことができる商品種別になります。
ベイプOEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。
- 市場調査、ベンチマークの設定
- コンセプト、世界観決め
- デバイス選定(使い捨て or 交換式、規格選び、デザイン)
- フレーバー選定
- 原料オイルの選定
デバイスやフレーバー等の選定方法を具体的に知りたい方、おすすめの原料等を知りたい方は、以下の記事がおすすめですので、ご覧ください。
使い捨て・交換式の両方で、CBDベイプの製造を検討されている方へ向けて、デバイス、リキッド/カートリッジ、フレーバーなどを選択する際のポイントを詳しく解説しています。
ドリンク OEM
CBDビールや、CBDエナジードリンクなどを中心に海外で流行中のCBDドリンク。クラブに置くパーティードリンクや、コーヒーショップなど、リアル店舗との相性もよい商品です。日本ではまだまだ商品が少なく狙い目です。
ドリンクOEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。
- 市場調査、ベンチマークの設定
- コンセプト、世界観決め
- 容器選定(缶 or 瓶、デザイン)
- フレーバー選定(味、香り、炭酸)
- 原料オイルの選定
以下の記事では、ドリンクOEMのより具体的な進め方を、実際の商品を参考に解説しています。
グミ OEM
米国のCBD食品市場の中で最も大きいのはグミ市場です。CBDグミは、効果実感に加えて、場所を選ばず手軽に摂取でき、味も楽しみながらカジュアルにCBDを摂取できます。小分けにして配ったり、初心者が試したりするのにも最適で、個人での使用に留まらず、コミュニティを通じて広がっていきやすい傾向にあります。
国内製造のグミの方が日本人の口に合う可能性が高いと予測されるため、輸入品に市場を奪われにくいため、挑戦しやすいエディブル商品とも言えます。国内製造だからこそ、味や食感にこだわった日本人向けの商品製造が可能です。
グミ OEMの進め方の概要としては、以下の通りになります。
- 市場調査、ベンチマークの設定
- コンセプト、世界観決め
- 形状選定(ドーム、キューブ、動物型)
- フレーバー選定(フルーツ系、ドリンク系)
- パッケージ選定
- 原料オイルの選定
以下は、CBDグミのOEMプロセスに関して、初期投資額やロット、タイムラインまで全て解説した記事です。
CBD市場で売れ筋の商品は、下記記事でCHECK!!
■売れ筋CBDグミについて詳しくはこちら
⇒【マジで効く】おすすめCBDグミランキング8選🧸
■おすすめCBDベイプについて詳しくはこちら
⇒【マジで効く】編集長おすすめCBDベイプリキッドランキング💨
■CBDオイルの価格比較、詳しくはこちら
⇒【価格比較】おすすめCBDオイルのコスパランキング【編集長レビュー】
■CBDドリンクレビュー!!詳しくはこちら
⇒飲むCBD?!おすすめCBDドリンク紹介!
3. OEMを始める
工場選び
商品を製造する際、その種類によって必要となる製造免許や、成分表示等は異なります。
製造する商品によって、食品衛生法や薬機法、所属する自治体の条例などを確認する必要があり、それらは商品製造時だけでなく、パッケージの表示、販売する際に必要な資格に関わってきます。
下記では、依頼先を選択する際に覚えておくべき、製造免許や食品表示法、気になる手数料に関する情報を紹介しています。
原料選び
CBD商品を製造する際、使用するCBDが効果を大きく左右します。
最近では、CBDアイソレート、ブロードスペクトラムの他に、CBN、CBG、ナノCBDなど、多様な原料を使用して商品製造が可能になってきています。
下記の記事ではCBDの基本情報だけでなく、テルペン(香り成分)や、抽出方法による違い、安全性を確認するために必須となる成分表の読み方、法律に関する話などをどこよりも詳しく解説しています。
CBDビジネスを始める前に
他にも、CBDビジネスを始める際に考えるべき、ターゲット設定や商品ごとの販売経路などのポイントを紹介しています。
■原料の卸売りに関して詳しくはこちら
⇒CBD原料・商品仕入れ(卸販売)
■OEMのこだわりに関して詳しくはこちら
⇒CBD商品製造(OEM)
■CBDの種類に関してさらに詳しく
⇒CBD原料の種類まとめ【これを読めば全てが分かる】
4. 最後に
弊社ではCBDビジネスを新しく始められる人向けに、原料販売やOEM受託を行っています。
商品開発やマーケティングなどのサポートを行っておりますので、関心のある方は、下記のフォームよりお問い合わせ頂ければ幸いです。