この記事はCBDドリンクをOEMで製造することを検討されている方向けの記事です。売れるCBDドリンクを作るために知っておくと役に立つことについて解説していきます。
弊社では、CBD事業者様向けにヘンプ由来原料(CBD、CBG、CBN、テルペンなど)の卸売をしております。ご興味ある方は、弊社取り扱い中の原料ページをご覧ください。
原料選びで悩まれている方は次の記事をご活用ください。
OEM工場の選定でお困りの方は次の記事をご活用ください。
すでにOEMでのオリジナルブランドの立ち上げを検討されているが、商品企画で悩まれている場合は次の記事をご覧ください。
また、CBDビジネス立ち上げにあたって情報収集中の方は以下の記事をご活用ください。
1. CBDドリンクとは何か
CBDドリンクとは、CBDを含む飲料のことを指します。 ノンアルコールのものもあれば、アルコールを含んだものもあります。
ノンアルコールのCBDドリンクは、tokyo mooonブランドの「Chilling High」などのように、他のカンナビノイドを混ぜたもの(Chilling HighはCBNも含む)も存在します。
アルコールを含むものとしては、CBDビールなどが存在します。
2. CBDドリンクの剤形の特徴
CBDドリンクの特徴は、吸収率と吸収速度が非常に高くすぐに体感を得られること、味の種類が豊富であること、などがあります。
吸収率と吸収速度に関しては、CBDドリンクで用いられる原料が関係しています。CBDドリンクでは、通常のCBD原料よりも粒子が水溶性のCBD原料が用いられます。
水に溶ける性質を持ったCBDであるため、体内の胆汁による乳化等の消化プロセスが不要であり、かつ、100nm以下の細かい粒子で腸壁を通過しやすいため、上記のような特徴を持っています。そのため、比較的早く体感が得られる剤形となっています。
味に関しては、Chilling Highのようにレモン風味でスッキリ飲みやすいものもあれば、チェリオ社のCBDXのようにフルーティーなものもあり、バラエティ豊かです。
自分に合った味を選べば、普段の食事や複数人での飲み会、お風呂上がりのチルタイムなど日常生活のさまざまなシーンで取り入れることができます。
水溶性原料に関しては、以下よりご購入いただけます。
3. CBDドリンクの市場調査
CBDドリンクの特徴を理解したあとは、どのような商品を作るべきかを見定めるために、市場調査を行う必要があります。
いきなり商品の仕様や製造に取り掛かるのではなく、既存のマーケットを簡易的に調査し、自社商品のベンチマークとなる商品を選定していきます。
ベンチマーク商品選定の際には、市場に出ているCBDドリンク商品を下記の観点で調べてみましょう。
- 内容量
- CBD含有量
- 原料の種類
- フレーバー
- 価格
- パッケージ
- 商品訴求ポイント、etc
例えば、現在国内で販売されているCBDドリンクの ‘mellow’をまとめると下記になります。
4. CBDドリンクの商品決定
ベンチマーク商品を決めたら、自社商品の各種商品仕様を決めましょう!
主に、
- コンセプト (世界観)
- 容器
- フレーバー
- 原料
などを詳細に落とし込みましょう。
4-1. コンセプト(世界観)
商品コンセプトは、まず誰(ターゲット)の何(課題)を解決するかや、
いつ・どこで・どのように使われていたいかなどを明確にしましょう。
それらを元に商品名・キャッチコピー・ロゴなど商品のイメージに合うコンセプトを構築しましょう!
4-2. 容器
缶 or 瓶
海外で流行っているCBDドリンクは、缶、または瓶の商品のイメージがほとんどかと思います。
結論、初回のCBDドリンクOEMは、瓶での製造をお勧めしています。というのも、缶と瓶では最小ロットが1桁ほど異なるからです。(瓶は約5,000本〜、缶は約10,000本〜)
また、容量が350ml/本ほどの缶と比べ、瓶は約200ml~900mlと幅広い選択肢から選ぶことができます。
缶で製造する場合は、デザインを印刷してオリジナルの缶を製造することになりますが、瓶の場合は、既存の瓶にラベルやシュリンク(商品を包む、透明なパッケージ)で加工をすることができ、コストを大幅に削減できます。
瓶を選ぶ際は、どこまでラベルを施すことが可能かを確認し、ドリンクが本格的に製造過程に入る頃、デザインも同時並行で入稿しておくと、納品までスムーズに進めることができます。
4-3. デザイン
容器の色は、
- 茶
- 透明
- 緑
などがあります。一般的には茶色と透明が多く使われております。
炭酸充填の有無や、容量によって使用できるボトルは変わってきますが、
- 瓶ビール
- ラムネボトル
- ワインボトル
など様々な形の容器を選ぶことができます。
ラベルはデザインし、側面に貼付します。
4-4. フレーバー
味
CBDは多少苦味と独特の麻の香りがあります。使用する原料によって、それらの強さに差はありますが、ドリンクに加えた場合も残ります。
CBDの風味はレモンなど柑橘系の苦味と近いため、それを生かしたフルーツ系の味にしたり、配合するCBDの量を減らして苦味を抑えるなど、CBDを加えた後のイメージと合うように味を選ぶことがポイントです。
海外のCBDドリンクも、上記のライムやブラッドオレンジといった、多少苦味を感じるフルーツのものや、ジンジャーやハイビスカスといった、ハーブに近い風味のものが製造されています。
香り
味の方向性が決まったら、数ある香料や果汁の中から、イメージに近いレシピを作成しましょう。
実際に試作を繰り返し、ドリンクのフレーバーを決めていくことになりますが、これらは言語化するのが難しい項目です。
市販のジュースなどでイメージに近いものを見つけ、早いうちに出来上がりの状態をすり合わせておくことが、短い期間でイメージ通りの商品を製造するコツです。
炭酸
炭酸を充填するかどうかも、CBDドリンクを製造する上で大きなポイントになってきます。
国内で炭酸充填の可能な工場は数が限られている上、工場のもつ設備によって炭酸の充填が可能な缶・瓶の容量は異なります。(200mlほどであれば、炭酸充填可能な工場は多いです。)
ドリンクの成分によってCBDとの相性が異なり、炭酸を強くしすぎると容器が破損してしまう可能性があったり、そもそも工場設備によっては、充填できる炭酸ガスの強度に限界があります。
また、ドリンクの容量が大きくなると炭酸が抜けてしまうなど、品質面ともバランスをとる必要があるため、炭酸入りのドリンクを製造したい場合は、こちらも炭酸充填後のイメージと近い市販のジュースを見つけ、早いうちに出来上がりの状態をすり合わせておきましょう。
4-5. 原料
原料種類
CBDドリンクを製造する際の原料は、水溶性CBDを使用します。
水溶性CBDには、
- アイソレート
- ブロードスペクトラム
があります。
価格は、
アイソレート < ブロードスペクトラム
となります。
予算や効果実感などを考え、最適な原料を選びましょう!
CBD配合量
次に1回の摂取量あたりのCBD配合量を決めます。
最適な摂取量は人によって異なりますが、1回でCBD 10~25mgの摂取が一般的とされています。海外で流行しているCBDドリンクのRecessも、1本(12oz, 355ml)に10mgのCBDが配合されています。
瓶などで大容量のドリンクを製造する際も同様で、例えば720mlのドリンクを製造する場合、180ml/杯とすると、ボトル1本には40~100mgのCBDを配合する計算になります。
ベンチマーク商品などと比較し、CBD配合量を検討しましょう!
5. CBDドリンクOEM製造の流れと費用
上記の各種仕様が決定したらいよいよ製造の工程となります!
5-1. プロセス
上記の流れを基本として、これまでお話してきた項目を中心にCBDドリンクの仕様を決めた後、発注~納品まで1~2ヶ月ほどで商品が完成します。
5-2. 費用
弊社調べ平均値によると、CBDドリンク(原料:水溶性アイソレート、CBD量:15mgの場合)の製造原価は約350円、最小ロット2,000個~のため、
初期費用は約70万円~
が製造時の目安となります!
使用するCBD原料の種類と配合量によってコストは変わってきます。
例えば下記の図の通り、CBD配合量によって原価は変化します。
6. tokyo mooon CBD商品のご紹介
アメリカはオレゴンと日本の東京に拠点を構えるtokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」と「大麻による人類のウェルビーイングの向上」を目指しています。
・CBDべイプ
・CBDドリンク
・CBDオイル
・CBDグミ
などのオリジナル商品がございます。
カンナビノイドなどの麻由来原料の卸として、原料の品質にこだわっています。
また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!
Amazon購買ページもございますのでそちらもご覧ください。
7. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介
tokyo mooonは、CBD製品のOEMや原料卸を行っています。
取り扱い原料の特徴は、以下7つです。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③大手企業との取引実績
④納得のいくフレーバーや体感の追求
⑤選べる多様なカンナビノイド
⑥市場理解と商品企画の支援
⑦小ロット・短納期
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。