CBDというとオイル、ベイプ、エディブル、ドリンクなど様々な商品がありますが、
今回はCBDドリンクに焦点を当て、
‘CBDドリンクをOEM製造し販売する’までの流れを下記ステップごとに解説致します!

少しでもCBDドリンク作りの参考になればと思います!
弊社では、CBD事業者様向けにCBD原料(アイソレート、ブロードスペクトラム、ディスティレート、CBG、CBN、水溶性CBD)の卸売やCBD商品のOEMをしております。ご興味ある方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
1. CBDドリンクの市場調査・ベンチマーク商品の選定

まず始めに、いきなり商品の仕様や製造に取り掛かるのではなく、既存のマーケットを簡易的に調査し、自社商品のベンチマークとなる商品を選定しましょう!
ベンチマーク商品選定の際には、市場に出ているCBDドリンク商品を下記の観点で調べてみましょう。
- 内容量
- CBD含有量
- 原料の種類
- フレーバー
- 価格
- パッケージ
- 商品訴求ポイント、etc
例えば、現在国内で販売されているCBDドリンクの ‘mellow’をまとめると下記になります。
2. CBDドリンクの商品仕様を決める

ベンチマーク商品を決めたら、自社商品の各種商品仕様を決めましょう!
主に、
- コンセプト (世界観)
- 容器
- フレーバー
- 原料
などを詳細に落とし込みましょう。
コンセプト(世界観)

商品コンセプトは、まず誰(ターゲット)の何(課題)を解決するかや、
いつ・どこで・どのように使われていたいかなどを明確にしましょう。
それらを元に商品名・キャッチコピー・ロゴなど商品のイメージに合うコンセプトを構築しましょう!
容器
缶 or 瓶
海外で流行っているCBDドリンクは、缶、または瓶の商品のイメージがほとんどかと思います。
結論、初回のCBDドリンクOEMは、瓶での製造をお勧めしています。というのも、缶と瓶では最小ロットが1桁ほど異なるからです。(瓶は約5,000本〜、缶は約10,000本〜)
また、容量が350ml/本ほどの缶と比べ、瓶は約200ml~900mlと幅広い選択肢から選ぶことができます。
缶で製造する場合は、デザインを印刷してオリジナルの缶を製造することになりますが、瓶の場合は、既存の瓶にラベルやシュリンク(商品を包む、透明なパッケージ)で加工をすることができ、コストを大幅に削減できます。
瓶を選ぶ際は、どこまでラベルを施すことが可能かを確認し、ドリンクが本格的に製造過程に入る頃、デザインも同時並行で入稿しておくと、納品までスムーズに進めることができます。
デザイン
容器の色は、
- 茶
- 透明
- 緑
などがあります。一般的には茶色と透明が多く使われております。
炭酸充填の有無や、容量によって使用できるボトルは変わってきますが、
- 瓶ビール
- ラムネボトル
- ワインボトル
など様々な形の容器を選ぶことができます。
ラベルはデザインし、側面に貼付します。
フレーバー
味
CBDは多少苦味と独特の麻の香りがあります。使用する原料によって、それらの強さに差はありますが、ドリンクに加えた場合も残ります。
CBDの風味はレモンなど柑橘系の苦味と近いため、それを生かしたフルーツ系の味にしたり、配合するCBDの量を減らして苦味を抑えるなど、CBDを加えた後のイメージと合うように味を選ぶことがポイントです。

海外のCBDドリンクも、上記のライムやブラッドオレンジといった、多少苦味を感じるフルーツのものや、ジンジャーやハイビスカスといった、ハーブに近い風味のものが製造されています。
香り
味の方向性が決まったら、数ある香料や果汁の中から、イメージに近いレシピを作成しましょう。
実際に試作を繰り返し、ドリンクのフレーバーを決めていくことになりますが、これらは言語化するのが難しい項目です。
市販のジュースなどでイメージに近いものを見つけ、早いうちに出来上がりの状態をすり合わせておくことが、短い期間でイメージ通りの商品を製造するコツです。
炭酸
炭酸を充填するかどうかも、CBDドリンクを製造する上で大きなポイントになってきます。
国内で炭酸充填の可能な工場は数が限られている上、工場のもつ設備によって炭酸の充填が可能な缶・瓶の容量は異なります。(200mlほどであれば、炭酸充填可能な工場は多いです。)
ドリンクの成分によってCBDとの相性が異なり、炭酸を強くしすぎると容器が破損してしまう可能性があったり、そもそも工場設備によっては、充填できる炭酸ガスの強度に限界があります。
また、ドリンクの容量が大きくなると炭酸が抜けてしまうなど、品質面ともバランスをとる必要があるため、炭酸入りのドリンクを製造したい場合は、こちらも炭酸充填後のイメージと近い市販のジュースを見つけ、早いうちに出来上がりの状態をすり合わせておきましょう。
原料
原料種類
CBDドリンクを製造する際の原料は、水溶性CBDを使用します。
水溶性CBDには、
- アイソレート
- ブロードスペクトラム
があります。
価格は、
アイソレート < ブロードスペクトラム
となります。
予算や効果実感などを考え、最適な原料を選びましょう!
CBD配合量
次に1回の摂取量あたりのCBD配合量を決めます。

最適な摂取量は人によって異なりますが、1回でCBD 10~25mgの摂取が一般的とされています。海外で流行しているCBDドリンクのRecessも、1本(12oz, 355ml)に10mgのCBDが配合されています。
瓶などで大容量のドリンクを製造する際も同様で、例えば720mlのドリンクを製造する場合、180ml/杯とすると、ボトル1本には40~100mgのCBDを配合する計算になります。
ベンチマーク商品などと比較し、CBD配合量を検討しましょう!
3. CBDドリンク OEM製造の流れと費用

上記の各種仕様が決定したらいよいよ製造の工程となります!
タイムライン

上記の流れを基本として、これまでお話してきた項目を中心にCBDドリンクの仕様を決めた後、発注~納品まで1~2ヶ月ほどで商品が完成します。
費用
弊社調べ平均値によると、CBDドリンク(原料:水溶性アイソレート、CBD量:15mgの場合)の製造原価は約350円、最小ロット2,000個~のため、
初期費用は約70万円~
が製造時の目安となります!
使用するCBD原料の種類と配合量によってコストは変わってきます。
例えば下記の図の通り、CBD配合量によって原価は変化します。

4. 最後に -CBD商品のOEM製造サービスのご案内-
弊社ではCBDブランド開発のOEMサポートを行っております!
商品開発・マーケティングなどもお手伝いさせて頂いております。
また、CBD(アイソレート、ディスティレート、ブロードスペクトラム、水溶性)、CBG、CBNをはじめとするカンナビノイド原料・テルペンの卸売販売も行っております!
現在、CBDの専門店に限らず、飲食店、バー、アロマセラピスト、鍼灸師、美容室、Webメディア運営会社、副業を検討されている会社員、学生など多様な方にお問い合わせをいただいております。
是非お気軽にお問い合わせ下さい!