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高品質なCBD原料の選び方

CBD商品を製造する時、CBD原料を使うことになります。その際に、どの原料を仕入れるべきか多くのCBD原料サプライヤーを前に悩む方も多いかと思います。

この記事では、CBD原料の品質を見極める際のポイントについて解説します。私たちは2019年から合法で安心安全、高品質なCBD原料を輸入してきました。その経験と知見をもとに解説していきます。 

 

1. CBD原料の種類

CBDの原料は大きく分けて下記の3種類に分かれます。

  • アイソレート
  • ブロードスペクトラム
  • フルスペクトラム

麻に含まれる成分は数多くありますが、何を取り出しているかによって呼び方が異なります。

1-1. フルスペクトラム

こちらはTHCが含まれているため、日本では販売することができません。稀に見かける場合は、表示方法を誤解している、または違法に流通している可能性があります。ただし、大麻取締法改正の内容次第では、市場に出回るなどの可能性があります。

フルスペクトラムに関しては、こちらの記事をご覧ください。
フルスペクトラムCBDは違法?ブロスペとの違いや効果についても解説

1-2. ブロードスペクトラム

ブロードスペクトラムは、麻に含まれる全ての成分からTHCのみを取り除いた原料です。CBD以外の様々な薬理成分が含まれており、Distillate(蒸留物)として色の付いたの粘度の高い蜂蜜のような液体または固形のワックスで販売されています。少し草っぽい匂いが特徴です。

ブロードスペクトラムの詳細については、以下の記事をご覧ください。

【原料解説】CBDブロードスペクトラムとは?アイソレート・フルスペクトラムとの違いも

CBDディスティレートの詳細については、以下の記事をご覧ください。
CBDディスティレートとは?アイソレートと何が違うの?【原料卸売も実施中】

1-3. アイソレート

アイソレートとは、数ある麻に含まれる成分からCBDのみを抽出した原料のことを指し、通常、99%+などの純度の高いCBDを指します。'Isolate'とは直訳すると、「分離する」「隔離する」「単離する」という意味です。白い粉末で販売されており、ブロードスペクトラムのように匂いはありません。

アイソレートの詳細については、以下の記事をご覧ください。
CBDアイソレートとは?ブロードスペクトラムとの違いは?【原料卸売も実施中 

 

2. 合法なCBD原料か

まず大前提として、正規の手順で輸入された合法な原料なのか、といった点は確認しておく必要があります。この章では、具体的に何を見て、合法なCBD原料かを判断すれば良いかを解説していきます。

2-1. CoAポテンシーテスト

まず確認すべきは、CoAのポテンシーテストの項目です。CoAとは、Certificate of Analysisの略で、成分分析書のことを指します。分析対象となる物質に、どんな成分がどの程度含まれているか、人体に害のある成分が含まれていないか等の検査結果をまとめた書類のことをいいます。ポテンシーテストとは、カンナビノイド成分が分析対象となったテストのことを指します。

以下が主に抑えておくべきポイントになります。

・製品ロット・バッチナンバー等の製品を特定できる番号
・分析日または分析レポート作成日
・分析方法とLOD(Limit of Detection)について
→政府はLOQを認めていない
・分析機関の責任者または分析者の役職と署名
・THCとCBDの分析結果
→THC・THCA・THCV・THCVA・Δ8THC・Δ9THCは国内の基準では「ND」である必要あり

分析日や分析レポートの作成日に関しては、数年前のものでないか等を確認しましょう。輸入にかかる時間は、最低でも3ヶ月ほどかかります。厚生労働省の許可を得るのに約1.5ヶ月、そこから配送、食品輸入届けの提出や通関手続きなどでトータル3ヶ月です。

2-2. 茎種証明書

以下の画像のように、茎種抽出のCBDであることを証明する書類を茎種証明書と呼びます。HP上で公開されているかどうか、されていなければ直接問い合わせるなどして、確認しておくと良いでしょう。

2-3. 製造工程(抽出方法など)

CBD の原材料、製造工程の写真なども確認しておくと安心です。政府の公開資料では以下の通り、CBDを輸入する事業者に対して指示が記載されています。正当な事業者であるか、きちんとした品質の原料であるかを確認したい場合は、こちらも確認すると良いでしょう。

<原材料>
・CBD の原材料として、大麻草の成熟した茎または種子のみを利用していること(大麻草の葉、花穂、枝、根等を使用していないこと)を証明する写真が必要です。
・原材料の一部分を撮影した写真では、根や枝などが無いことを確認できないため、原材料となる茎などの全体像がわかる写真が必要です。

<製造工程>
・一例として、大麻草の成熟した茎等を機器に入れている様子や大麻草の成熟した茎等から抽出している様子を撮影した写真や、製造工程が分かる資料(フローチャート等)等が挙げられます。
・あくまでも、CBD の原材料として大麻草の成熟した茎又は種子以外が使われていないかを確認するためのものですので、上記に限定されるものではありません。

原材料及び製造工程の写真が鮮明でない場合には、確認ができない場合があります。

出典:https://www.ncd.mhlw.go.jp/dl_data/cbd/guidecbd.pdf

2-4. 輸入許可通知書 / 食品輸入届書

続いて、輸入許可通知書と食品輸入届書も確認しておきましょう。

CBD原料の販売を国内で行うには税関の検査を受けて、商業的に販売をすることを申請した上で検査に通過する必要があります。

一方で、個人輸入やハンドキャリーで海外から持ち帰るなど、上記のルート以外で入手する方法はいくらでも存在します。そのような商品は、正式な検査を通過していないため、THC含有などのリスクが高いです。

正規で輸入をしていれば、原料販売者は税関が発行する「輸入許可通知書」を持っているはずなので、しっかりと確認するようにしましょう。

ちなみに、上述した、CoA、茎種証明書、製造工程の写真等は、厚生労働省の麻薬取締部に提出する書類になりますが、これらの書類は税関に提出する必要のある書類になります。また、楽天やAmazon出店時にも必須になる書類です。

 

3. 安全なCBD原料か

合法なCBD原料かどうかが確認できたら、次は安全なCBD原料かを確認しましょう。それにあたり、以下の観点でチェックすると良いです。

3-1. CoAフルパネルテスト

フルパネルテストとは、カンナビノイド成分に加え、農薬、微生物、残留溶媒、重金属などの物質が含まれていないかをチェックするテストになります。ポテンシーテストよりもさらに、CBD原料の安全性の高さを測るテストになります。これらが含まれていないCBD原料ですと、安全性の高いものだと言えるでしょう。

CoAのフルパネルテストやポテンシーテストの確認方法については、以下の記事をご覧ください。
CBD製品・原料のCoA(成分分析表)の読み方

3-2. PDS(Product Data Sheet)(品質規格書)

tokyo mooonの例

PDS(Product Data Sheet)とは、品質規格書と呼ばれ、CBD原料の仕様、品質、使用方法などを詳細に記載した文書です。事業者によってフォーマットは様々ですが、CBD原料の購買者にとって重要な情報を提供し、製品を正しく理解し、適切に使用してもらうための書類になります。

3-3. SDS(Safety Data Sheet)

SDS(Safety Data Sheet)とは、原料の取扱いに関する危険性や安全性を解説した文章のことを指します。METI(化学物質排出把握管理促進法)で管理されており、事業者は、対象化学物質等を他の事業者に譲渡・提供する際には、SDSを提供する義務があります。

tokyo mooonの例

 

4. 高品質なCBD原料か

次に高品質なCBD原料かをどのように見分ければ良いかを見ていきましょう。視点としては多いですが以下の通りです。

4-1. 純度(成分割合)

カンナビノイドの配合は最も重要で、上記のような原料のCoA(成分分析書)で確認ができます。この例ではCBD、CBDVが含まれていることが分かります。

アイソレートの場合はCBDとCBDVでそれ以外は検出されません。ブロードスペクトラムの場合、CBD以外にもCBN、CBG、CBCなどが入っていることがあります。

4-2. 味

麻にはカンナビノイド、テルペンと他の成分(フラボノイド・クロロフィル等)の間での相互作用のため、苦く土っぽい味がすることがあります。

それらの苦味をマスキングするために、オイルやパウダーにする場合、例えばMCTオイルを粉末化したパウダーを加えたりするなど、工夫がされることもあります。

CBDが他のものと混ざるので純度は下がってしまいますが、このような技術が使用されている原料の方が、ベイプ、オイル、エディブルなど嗜好性を追求する商品の開発においては使いやすくなります。

4-3. 匂い

例えば、CBDアイソレートの原料であれば、純粋なCBDのみになりますので、匂いがすることはありません。ただ、残留溶媒があった場合、その匂い(溶媒臭)がすることがあり品質の高さを確認する基準になります。

4-4. 形状

CBD原料の形状は様々です。

  • ワックス
  • パウダー
  • ペースト
  • オイル

などの形態がありますが、温度と時間の経過によって形態を変えることができます。

  • 作る商品に応じた加工のしやすさ
  • 持ち運びやすさ
  • 見た目

などを考慮して選択しましょう。例えば、以下画像のCBD配合割合70%のブロードスペクトラムは、加工する際には熱して固体から液体(ペースト状)にする必要があります。

4-5. 色

上記(4-4. 形状)の画像の通り、CBDアイソレート原料は、白い粉です。正常な状態を保っていれば白いままですが、経年劣化等で黄ばんだ状態の原料に関しては注意が必要です。

4-6. 溶解性

溶解性とは、溶けやすさのことです。CBDを液体に入れる上でうまく溶けずに結晶化する、沈殿するという経験をしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。


通常はアイソレートやブロードスペクトラムは65%、水溶性は20%程度が目安とされています。これ以上の高濃度にしようとすればすればするほど結晶化のリスクが高まります。


より高濃度なカンナビノイド原料として、「Crystal resistance」という結晶化を防止する原料の開発も進んでいます。

CRDの詳細に関しては、以下の記事をご覧ください。
CRD原料とは何か 高濃度CBDリキッド製造の必需品!?

4-7. 効果実感

当然のことながら、最終商品にした時の効果実感は、非常に重要なポイントです。その際に、抑えておくべき概念として、アントラージュ効果があります。

アントラージュ効果とは、「CBD以外のカンナビノイドやテルペンなどを同時に摂取することで個々の効果が増幅され、複数のカンナビノイドが相乗的に働く効果」を指します。つまり、CBD以外の成分を多く含むブロードスペクトラム > アイソレートの方がアントラージュ効果を見込めます。


アントラージュ効果に関しては、以下の記事をご覧ください。
アントラージュ効果で加速するCBDの効果

この効果を製品として押し出したい場合は、原料の中にCBD以外の成分がどれだけ含まれているかを確認するなどすれば良いでしょう。


また、効果実感と安全性のバランスについても考慮しておきましょう。例えば、合成カンナビノイドは非常に強い体感をもたらしますが、法規制や身体への安全性といったリスクをはらんでいたりします。 

4-8. オーガニック認証(USDAオーガニック)

オーガニック認証を受けているかどうかも重要です。特に、世界で最も厳しいと言われるUSDAオーガニックを取得していると信頼できる事業者と言えます。ブロードスペクトラムでUSDAオーガニックを取得している事業者は多いですが、アイソレート原料で取得している事業者は珍しく、特に信頼できる会社と判断できます。

オーガニック認証等の詳細について、こちらの記事をご覧ください。
オーガニックなCBD原料とは何か

4-9. GMP認証

GMPとは、医薬品の品質を保証するために設けられた製造ライン及び品質管理の基準のことを指します。GMP認証マークがあると、その基準が満たされていると認証を受けたことを意味します。国際的に認められている規格の一つです。

4-10. 製造実績

製造実績も確認しておくと安心です。つまり、ご自身が作りたい製品(飲料、化粧品、エディブル、ベイプ等)が製造可能な大手工場で、導入実績がある原料かどうかを確認するという意味です。

4-11. トレーサビリティ

CBD原料のトレーサビリティとは透明性を意味し、原料の原材料であるヘンプが栽培されてから顧客に仕入れられるまでの原料の生産過程を追跡可能なことを意味します。

使われている原料がどこで、誰によって、どのように作られたのかを知っていることはとても重要です。

国単位での理解ではなく、地域、企業名まで理解できると望ましいです。以下のどの企業とコミュニケーションを取って輸入した原料かで得られる情報が大きく異なってきます。

・栽培業者(Farmer)
・原料加工業者(Processor)
・卸売業者(Wholesaler)

日本の輸入者は海外の原料サプライヤーを探索するのに非常にコストがかかるため、他社に横取りされないよう、取引先を共有しないことが殆どです。しかしそれでは、透明性にかけ、本当に信頼できる原料かはわかりません。

国内での独占販売権を持ち、企業名を開示した状態で事業を行っている企業と取引できると安心です。また、場合によってはNDA(機密保持契約)を結んだ上で、透明性を持って取引すると良いです。

 

5. CBD原料は適正価格か

CBD原料の価格は、事業者によって様々ですが、上の画像の通り、ブロードスペクトラムの方が割高、アイソレートが割安といった傾向が基本的です。

仮にそれぞれの原料を、1KGあたり50万円だとし、CBD含有量を横並びにした場合は、ブロードスペクトラム > アイソレート の価格の順になります。

また、何故その相場価格になっているかにについても理解しておくことは、正しい事業の判断をする上で重要なことです。

上記はKush.comというサイトで、CBD Isolate 1kgの価格の推移を分析したグラフです。サプライヤーによる売価(Asking Price)の提案が$750-1100程度で、購買価格(Offer Accept Price)は$600-750に落ち着いています。

製造技術や品質による評価点がある場合は、もう少し高く販売される場合もあり、需給や時期によって価格が変動します。

【損してませんか?】CBD原料の相場・適正価格は?OEM・仕入れの際に必見!-2021年版-

さらに、日本に輸入されるまでに以下の金額が追加されます。

  • 海外配送料(海外 → 日本)
  • 関税
  • 通関手数料
  • 輸入卸の利益
  • 消費税
  • 国内配送料

日本で売買されているCBD原料ですが、概ね以下の金額が、現在国内購買する際の妥当な金額だと思われます。

  • 1kg平均卸値:ブロードスペクトラム 日本円:30-40万円
  • 1kg平均卸値:アイソレート     日本円:20-30万円

 

6. CBD原料メーカーの対応

最後に、CBD原料メーカーがどういった対応をしてくれるかをチェックしましょう。どういった事業者から買うかは、有事の際に非常に重要な要素になってきます。

6-1. 情報提供

CBD原料事業者が、オーダーした情報提供をしてくれるかどうかは非常に重要なポイントです。これまで説明してきたような重要書類がHP上で公開されていない場合、直接問い合わせて資料を開示してもらったりする必要がありますが、その際に誠実に情報提供をしてくれるかは確認しておきましょう。正当な手順で原料を提供していれば、情報開示はきちんと行ってくれるはずです。

6-2. 素早い顧客対応(リードタイム)

また、迅速な顧客対応をしてくれるかも重要なポイントです。レスポンスの速さは、会社としてのカスタマーサポートへの意識の高さを表しています。事業者として、そこに力を注いでいることは信頼できる証です。

 

7. tokyo mooonのCBD原料の特徴

tokyo mooonでは、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下4つの特徴があります。

①製造実績
②アメリカ拠点設立によるさらなるトレーサビリティ向上
③QAパケットの公開
④セミナーやホワイトペーパーを通じた専門情報の提供

①製造実績

tokyo mooonでは、ベイプ、ドリンク、エディブル、化粧品全ての製品で大手企業・工場様の導入実績があり、大ロットの発注にも対応可能です。原料の提供だけでなく、最終製品の製造までのサポート体制が整っております。

②アメリカ拠点設立によるさらなるトレーサビリティ向上

tokyo mooonは23年7月にアメリカに拠点を設立し、大麻の栽培からカンナビノイド原料の抽出までのプロセスのトレーサビリティ(透明性)を高め、原料の品質を担保しております。

③QA PACKETの公開

またHP上で、各原料ごとにQA PACKET(品質保証書)を公開し、原料の品質情報を提供しております。消費期限などの原料を使用頂く上で、必要な情報が含まれていますので、ご活用頂ければ幸いです。QA PACKETについては、こちらよりご覧ください。

④セミナーやホワイトペーパーを通じた専門情報の提供 

tokyo mooonは、創業以来、定期的にセミナーを開催しております。ユーロフィンQkenといった食品分析最大手の会社様との開催実績もあり、今後も業界をリードする方々とコラボして参ります。また、ホワイトペーパーも公開しており、専門情報も提供しております。

 

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