CBDというとオイル、ベイプ、グミ、ドリンクなど様々な商品がありますが、
今回はCBDタブレットに焦点を当て、
‘CBDタブレット/カプセルをOEM製造し販売する’までの流れを下記ステップごとに解説致します!

少しでもCBDタブレット/カプセル作りの参考になればと思います!
弊社では、CBD事業者様向けにCBD原料(アイソレート、ブロードスペクトラム、ディスティレート、CBG、CBN、水溶性CBD)の卸売やCBD商品のOEMをしております。ご興味ある方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
1. CBDタブレットの市場調査・ベンチマーク商品の選定

まず始めに、いきなり商品の仕様や製造に取り掛かるのではなく、既存のマーケットを簡易的に調査し、自社商品のベンチマークとなる商品を選定しましょう!
ベンチマーク商品選定の際には、市場に出ているCBDグミ商品を下記の観点で調べてみましょう。
- 内容量
- CBD含有量
- 原料の種類
- フレーバー
- 価格
- パッケージ
- 商品訴求ポイント、etc
例えば、株式会社ヒトクセのCBDタブレット「ストフリー」の内容をまとめると下記になります。

2. CBDグミの商品仕様を決める

ベンチマーク商品を決めたら、自社商品の各種商品仕様を決めましょう!
主に、
- コンセプト (世界観)
- 形状
- フレーバー
- 原料
- パッケージ
などを詳細に落とし込みましょう。
コンセプト(世界観)
商品コンセプトは、まず誰(ターゲット)の何(課題)を解決するかや、
いつ・どこで・どのように使われていたいかなどを明確にしましょう。
それらを元に商品名・キャッチコピー・ロゴなど商品のイメージに合うコンセプトを構築しましょう!
形状
次に商品の形を決めていきます!
CBDタブレットの形は、
- タブレット菓子型
- 打錠サプリメント型
- 腸溶性カプセル型
などから選ぶことができます。
(※「その他」の形状詳細については、下記よりお気軽にお問い合わせ下さい!)
タブレット/カプセルは形状によって、効果実感のタイミングや持続時間が変わります。
コンセプトや訴求ポイントなどの観点から形状を決めましょう!
フレーバー
手軽に摂取できるエディブル商品ですが、日常的にCBDを摂取しようとしても、おいしくなければ続けづらいですよね。
CBDタブレットのフレーバーは、国内で市販されている粉末香料であれば基本的に配合可能です!
主流のフレーバーは下記になります。
- ミント
- アップル
- バナナ
- パイナップル
- マンゴー
- カシス
- ブルーベリー
などがあります。フレーバーを組み合わせて、‘アップル×ミント’などにカスタマイズすることも可能です。
(※「その他」のフレーバー詳細については、下記よりお気軽にお問い合わせ下さい!)
同時に、麻独特の苦みをなくす or 麻の苦みや酸味を生かして商品開発をするかも決めましょう!
原料
原料
原料が異なることにより、味にも影響が出てきます。
例えば、
CBDアイソレート原料は無味無臭でフレーバーがつけやすく、よりCBDのみの純粋な効果効能を実現したい商品にオススメです。
反対に、
ブロードスペクトラムはCBD以外のレアカンナビノイドが含まれており、アントラージュ効果が期待でき、オーガニック志向の商品にオススメです。
また、原料はCBD以外にも
CBN、CBG、CBCなどがあるので、実現したい効果効能や予算に合わせて原料を選定しましょう!
CBD配合量
1粒あたりのCBD含有量を決めましょう!
最適な摂取量は人によって異なりますが、食品では1回で10~25mgの摂取が一般的です。
CBDグミはオイルやベイプといった他の商品と比較した場合、作用持続時間が比較的長い(6~8時間)一方で、身体への摂取効率はそこまで高くなく、効果を実感するまでに 30~90分 ほど時間がかかります。
CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ)
現在日本で購入できるCBDグミ商品のCBD含有量は、5mg~25mg/粒が一般的です。
特に、効果が高いと人気のグミは、CBD含有量が25mgのものが目立ちます。
市場に出ているCBDグミ商品とも比較してCBD配合量を検討しましょう。
パッケージ
グミ全体のパッケージについても検討しましょう。
- パウチ
- ボトル
- 缶
から選ぶことが可能ですが、比較的個数が少なめの場合(10~30粒)はパウチや缶、多い場合はボトルになる傾向があります。


また、中身を1粒ずつ個包装するのかどうかも決める必要があります。
個包装にすると2~3円/粒ほど費用があがりますが、多少費用はかかったとしても、衛生面やおいしさの維持ができたり、周囲の人へ配りやすいなどメリットがあります。
最近では、ECサイトなどのネット経由での販売が増えています。ネットでの販売を想定する場合、送料を抑えるために平らなアルミパウチでの製造をお勧めしています。
その一方で、店舗での販売であれば、フックにかけたり、立たせることのできるスタンドパウチ、プレゼントしやすい箱やボトルなど、販路に合わせてパッケージを選ぶ事が重要です。
【豆知識】パッケージと印刷技術
オリジナルのパッケージを印刷する際、工場選びは重要です。
印刷会社と一言でいっても、得意な商品が異なり、チラシや箱といった紙素材への印刷が得意な工場もあれば、プラスチックの包装を得意としている会社もあります。
例えばグミの場合、オリジナルパウチ等を作成するときに、その会社がデジタル印刷とグラビア印刷のどちらを使っているかによって、最小ロットや価格も変動してきます。
デジタル印刷:データから直接印刷する手法
- メリット:小ロットの場合、短期間/低価格で製造できる。
- デメリット:大ロットの場合、時間がかかる上に割高。色の再現性が低い。
グラビア印刷:版を作成し、スタンプのように印刷する手法
- メリット:色の濃淡や細かい差異を出す事ができる。大ロットの場合、比較的短期間で製造できる。
- デメリット:初回に版代がかかる。最低ロットの枚数が多い。
ロット数や、再現したいデザイン(たとえば、会社独自のカラーコードなどを再現したいなど)によって、使用するパッケージを決めて行きましょう!
3. CBDグミ OEM製造の流れと費用

上記の各種仕様が決定したらいよいよ製造の工程となります!
タイムライン

上記の流れを基本として、これまでお話してきた項目を中心にCBDグミの仕様を決めた後、発注~納品まで1~2ヶ月ほどで商品が完成します。
お菓子の工場は、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの長期休暇期間が繁忙期です。特にこの期間は、余裕をもった製造タイムラインの作成をお勧めしています。
費用

CBDグミの原価は、粒数や袋数の仕様よって左右されます。
弊社調べ平均値によると、
30粒入りの商品の場合、850袋が最小ロットとなり、原価が950円で、
初期費用は約80万円~ (原料:CBDアイソレート、配合量:10mg/粒)
がOEM製造時の目安となります!
製造コストは、使用する原料の種類と配合量によって前後します。
例えば、グミを製造する場合に原料をCBDアイソレートからCBNに変更した場合、原価が約1.2~2.5倍程度増加します。
4. 最後に -CBD商品のOEM製造サービスのご案内-
弊社ではCBDブランド開発のOEMサポートを行っております!
商品開発・マーケティングなどもお手伝いさせて頂いております。
また、CBD(アイソレート、ディスティレート、ブロードスペクトラム、水溶性)、CBG、CBNをはじめとするカンナビノイド原料・テルペンの卸売販売も行っております!
現在、CBDの専門店に限らず、飲食店、バー、アロマセラピスト、鍼灸師、美容室、Webメディア運営会社、副業を検討されている会社員、学生など多様な方にお問い合わせをいただいております。
是非お気軽にお問い合わせ下さい!