CBDはがんの治療と併用できる?抗腫瘍効果が認められている16のガン種とは
CBDは、さまざまながん治療に有用性があることがわかっています。海外の研究では、CBDの抗腫瘍効果が認められたガンもあり、CBDの医療効果への期待はますます高まってきていると言えます。 この記事では、抗腫瘍効果に関する研究が特に進んでいるガン種(神経膠芽腫・肺がん・乳がん)に関する研究でわかっていることをご紹介していきます。 CBDには、抗腫瘍効果があることがわかってきた CBDはてんかんをはじめ、さまざまな病気の治療効果が期待されています。2022年8月現在、がん患者を対象にした臨床試験などはまだまだ少ないですが、マウス、ヒト培養細胞レベルでは、がんの治療薬や、治療に伴う副作用として有効かの研究結果が多く報告されています。 CBDを活用した臨床経験が豊富な銀座みやこクリニックによると、CBDの抗腫瘍効果が認められたがん種は、以下の通りです。 出典:その他治療|銀座みやこクリニック ヒトでの研究はまだ十分とは言えませんが、CBDががん細胞の細胞死を誘導したり、抗がん剤の効果を高めることがわかっています。 以下の3つは、抗腫瘍効果の研究が特に進んでいるガン種です。 ・神経膠芽腫(しんけいこうがしゅ)・肺がん・乳がん 2020年のアメリカの論文「有望な抗腫瘍薬としてのカンナビジオール(CBD)」によると、CBDがさまざまながん治療に有用であることが報告されています。 次の章では、論文からわかる研究結果をもとに、CBDにおける抗腫瘍効果の研究が特に進んでいるがんの研究事例をご紹介します。 参考 出典:日本が知らない、カンナビノイドの世界|オーソモレキュラー医学会出典:Cannabidiol (CBD) as a Promising Anti-Cancer Drug|National Library of Medicine 神経膠芽腫|再発抑制や生存期間の延長をCBDが手助け? 神経膠芽腫は、脳の神経細胞を支える「神経膠細胞」が腫瘍化したもので、悪性度が強く、侵攻性の高いがんの一つです。数あるがんの中でも、CBDの治療効果の研究が進んでいる神経膠芽腫ですが、ヒトを介したCBDの臨床試験による症例報告があります。 「有望な抗腫瘍薬としてのカンナビジオール(CBD)」の論文では、実際の神経膠芽腫を患っている患者に対し、標準的な治療とCBDを併用することで、再発の抑制や生存期間の延長に関する有用性があることを示しています。 参考 出典:有望な抗がん剤としてのカンナビジオール(CBD)|日本臨床カンナビノイド学会 ...