CBDとは麻に含まれる成分で、カンナビジオール(Cannabidiol)の略です。現在、CBDを成分として使った商品が注目され始めています。 今回はビジネスの観点から。CBD市場の現在と未来予測について考察していきます。 1. CBD商品の種類と市場規模 CBD商品は摂取方法によって分類されることがあり、Bioavailability(成分が血液を通して全身循環へ到達する割合)が異なります。 サプリやグミの場合は胃摂取で6-15%、オイルは舌下摂取で20-35%、ベイプは肺摂取で30-40%、バームは全身循環へは到達せず、皮膚の神経に局所的に効くと言われています。 CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ) いくつか自社商品と海外のブランドを紹介します。オイル/サプリ オイル/サプリはCBDを摂取する方法として王道で、弊社ではorganiCBDやPharmaHempのオイルを販売しております。 CBDを使った人のインタビューでは寝る前に摂取すると「起きた後のすっきり感が凄い」などの声を聞くことがあり、市販の睡眠サプリでGABA、テアニン、グリシンなどよりも筆者の体験ベースでは、効果実感が強いと思います。 また、オーガニック製品なので、耐性や依存性がないので、睡眠薬よりも安心という声も聞いています。 高齢化やリモートワークの進展に伴い、睡眠課題を抱える人が増える中、市場は拡大しているため、CBDが広まる可能性を期待しています。 日本睡眠化学研究所の調査では、睡眠市場の規模は1兆2000億円と言われており、睡眠サプリは約100億円という調査があります。大手企業の参入が加速しており、今後拡大していくと予測されています。 【価格比較】おすすめCBDオイルのコスパランキング【編集長レビュー】 ドリンク CBDはリラクゼーションドリンクとして販売されています。下記は、Wellerというコロラド州・デンバーの企業が作っているCBDスパークリングウォーターです。 アメリカでは、”Sober Curious”という言葉がトレンドになっており、ミレニアル世代を中心に、Z世代の若者の間でも、アルコール離れが進んでいる中、日本でもその傾向が垣間見えます。 世界の動向を追っていると、Cannabis-Infused Drinkの販売が進んでおり、二日酔いしない、睡眠の質が落ちない、羽目を外さず適度にリラックスできるなどメリットが非常に多いです。 アルコールに取って代わる存在になり得ると考えています。 国内の酒類総市場の市場規模はここ5年間横ばいで約3.5兆円です。対して、ノンアルコール市場は約3,000億円とも言われています。 ベイプ/シーシャ CBDはベイプ(電子タバコ)の形態でも売られており、おすすめベイプランキングの記事をブログでも書いてるのでぜひチェックしてみてください。 仲間と仕事の合間や飲み会中など、複数人でタバコミュニケーションをしたり、自宅でリラックスするなど様々なタイミングで利用が可能です。 CBDベイプはノンニコチン・ノンタールで、身体に害を与えないため、喫煙に抵抗がある人でも吸い始めやすいのが特徴です。 日本たばこ協会の調査によると、電子タバコの市場は約3兆円ですが、増税、健康志向の高まり、規制による喫煙場所の減少によって市場は縮小しています。 非喫煙者・禁煙者の代替品としてCBDベイプ/シーシャが利用される可能性が見込めます。...
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