CBDはカンナビノイドの1種で、カンナビノイドはエンドカンナビノイドシステムを作用させるために、必要不可欠な成分であることは過去記事で紹介した通りです。
健康に欠かせないカンナビノイドですが、CBDオイルのようなCBD製品からのみしか摂取できないわけじゃないんです。実は大麻以外の植物にもカンナビノイドが含まれています。
今回は、そのような植物を紹介していきます。
1. ひまわり
私たちが知っている一般的なヒマワリにはカンナビノイドは含まれていないのですが、カンナビノイドを含むヒマワリ属の種があるんです。
「ヘリクリサム」というヒマワリは、ヒマワリ属の中でも600種類の花を咲かせることができます。
近くの畑では見かけることはありませんが。この植物は南アフリカ原産です。
CBG(カンナビゲロール)と呼ばれるカンナビノイドが含まれています。
CBGは、睡眠を促進し、感染症を防ぎ、緑内障を緩和するために眼圧を下げることで知られています。
「ヘリオプシス」というヒマワリは、メキシコのモレロス州自治大学による研究により、アルカミドが含まれていることが発見されました。
アルカミドは、免疫力を高め、バクテリアと戦い、鎮痛作用、抗酸化作用があることが知られています。
2. エキナセア
一般的なハーブ、エキナセアは健康食品の愛好家の間でよく知られています。
しかし、エキナセアのある種には、N-アルキルアミド(NAAs)と呼ばれるカンナビノイドが含まれていることは、ベテランのファンであっても知らないかもしれません。
エキナセアに含まれるNAAは、CB2エンドカンナビノイド受容体を標的にすることで、免疫システムを強化し、痛みを和らげ、炎症を抑えるのに役立ちます。
CB2受容体は免疫系に集中しています。
3.苔類(livewort)
既存のカンナビノイドだけでなく、全く新しい化合物も発見されました。
科学者たちは、ニュージーランドの苔類(radula marginata)の抽出物を研究しました。
日本薬学会の発表によると、この抽出物からは、ペロテチネンと呼ばれる既知のカンナビノイドと、
ビベンジル と呼ばれる化学的カテゴリーに分類される新しいカンナビノイドが検出されました。
この植物の変異体で新たに発見されたビベンジルは、ペロテチネン酸として同定された化合物である。
具体的には、ペロテチネン酸は、化学的にTHCと類似していると考えられています。
ニュージーランドでは、肝臓、膀胱、胆嚢、気管支炎の治療など、様々な薬用として使用されてきました。
同様の研究は、日本の苔類(radula perrottetii)についても行われました。
既知のビベンジルの他に、イソペロッテチンAと呼ばれる新しいものも分離されました。
ニュージーランドの品種と同様に、日本の苔類に含まれるカンナビノイドは、THCに似た効果を持っています。
4. 黒トリュフ
黒トリュフは非常に高価なキノコの品種です。
地下で栽培されているため、人間は特別な訓練を受けた犬や豚の助けを借りて嗅ぎ分ける必要があります。
具体的には、トリュフには、私たちのエンドカンナビノイドシステムの主要なプレーヤーであるアナンダミドが含まれていることがわかっています。
その結果、トリュフには多くのカンナビノイドと同様の効果があり、特に免疫系の調整や抗がん作用に効果があることがわかっています。
5. 黒胡椒
黒胡椒にはβ-カリオフィレン(BCP)が含まれています。
このテルペンは多くの植物に含まれており、研究では抗炎症作用があることが示されています。
その結果、関節炎や骨粗しょう症に有益であることが証明されています。
他の研究では、BCPが、がんの予防や抗がん剤の効果を向上させるために有用であることも示されています。
6. カカオ
カカオがチョコレートの重要な成分であることは皆さんご存知の通りです。
カカオにもカンナビノイドが含まれているんです
チョコレートには、体内のアナダミドレベルを上昇させる化合物が含まれています。
気分を高めるだけでなく、カカオには他にもさまざまな効果があることが知られています。栄養価が高いだけでなく、カカオは神経保護(脳の健康を助ける)、抗ガン作用もあります。