約5分で国内外のCBD業界のホットトピックが丸わかり。
10/18週も盛りだくさんの最新の市場動向をお届けします。
1. 海外動向
1-1. ドイツ、嗜好用大麻合法化プロジェクトを発表!
2016年に医療大麻を解禁したドイツ。嗜好用大麻合法化に向けて動き出しています。
ドイツ保健相(SPD)が連邦政府と合意した要点を決め、その後、法律として起草します。ドイツの報道機関用にドイツ政府は19ページの文書を公開しました。
大麻合法化法案の要点は以下の通りです。
◆THC含有量15%までの大麻20gの所持は罰せられなくなります。大麻による脳障害を避けるため、18〜21歳にはTHC含有量10%までの製品しか販売できなくなります。大麻の所持制限は、産地やTHC含有量に関係なく20g制限を適用。
◆18歳未満の若者が大麻を使用して逮捕された場合、非犯罪化が適用されます。ユースサービスは若者に薬物中毒予防コースへの参加を義務付けることができ、売買された大麻は没収されます。
◆大麻2株の個人栽培が許可されます。
◆大麻ショップの立地制限を課す予定です。子供や若者用の学校や施設からは、最低距離を設定する予定です。対応するライセンスがなければ、大麻ビジネスは罰せられることに変わりはありません。また、合成カンナビノイドの販売も禁止される予定です。合法化されたとはいえ、大麻製品の広告を出すことは引き続き禁止の予定です。
◆販売場所については、ライセンスを保有するショップだけでなく、薬局での販売も可能になる予定です。このように、特に農村部での供給が拡大することで、ブラックマーケットに対抗することができるのです。
◆課税に関しては、大麻税を導入すべきと考えています。大麻製品の販売には自動的に売上に税が課されます。
◆ドイツ国内での栽培でカバーする必要があり、輸入は欧州法および国際法の理由から選択肢にありません。
医療用大麻合法化から、5年目のドイツでのこの動き。tokyo mooonでは今後も動きを追っていきたいと思います。
1-2. 【世界初】コンビニのサークルKで大麻が買える?
アメリカ旅行に行くと必ず見かける光景。ガソリンスタンドに併設してるコンビニ。
アメリカ最大手コンビニエンスチェーンのサークルKがフロリダでガソリンスタンドに大麻ディスペンサリーを併設することを発表しました。
フロリダのサークルKに立ち寄ったら、スナックやジュースだけではなく、大麻製品も買えるようになります。
残念ながら、フロリダ州は2016年に医療用大麻が合法になりましたが、嗜好用はまだ違法なので、医療用大麻ライセンスを持った人だけが購入可能になります。
RISEディスペンサリーを運営するグリーンサム社は、サークルKとの契約によりフロリダ州の医療用大麻市場に参入することを発表しました。
グリーンサム社は、来年からフロリダ州内の様々な場所で、サークルKの店舗に隣接する約10店舗のRISE Expressの展開を開始する予定です。
ブルームバーグの報道によると、ガソリンスタンドの中や隣接する場所にあるディスペンサリーとしては、世界初になるそうです。大麻が合法的に販売されている場所は、一般的に独立型のディスペンサリーか、国からライセンスを受けた薬局内だけです。
Rise Express ディスペンサリーの一般店舗
サークルKとRISE Expressのディスペンサリーは、入り口は別々ですが、同じ建物の中にあります。
この契約により、グリーンサム社は、約600店舗あるフロリダ州のサークルKからスペースを借りられるようになります。RISE Expressの店舗では、RYTHMプレミアムフラワー、Dogwalkersプレロール、In incrediblesグミ、&Shineベイプなどのブランド大麻製品を患者に提供する予定です。
イリノイ州シカゴに本社を置き、2014年に設立されたグリーンサム社は、その後、17の製造施設と77のオープン小売拠点を開設し、アメリカ内の15市場で事業を展開しています。
これらの小売店で販売される製品は、オカラに新設される28エーカーの栽培施設で生産され、2022年末までに稼働する予定です。
グリーンサム社は2018年にフロリダ市場に参入し、現在ボニータスプリングス、ディアフィールドビーチ、ハランデールビーチ、ケンダル、オビエド、ピネラスパーク、ウエストパームビーチで医療用大麻の小売店を所有・運営しています。また、グリーンサム社はホームステッドに栽培・加工施設を所有しています。
フロリダ州保健局によると、現在70万人以上のフロリダ人が同州の医療大麻プログラムにアクティブなカードホルダーとして登録されています。フロリダ州の医療用マリファナプログラムの詳細についてはこちらをご覧ください。
サークルKは、同じような小売チェーンが大麻を受け入れるよりもずっと前から大麻を受け入れていたそうです。
2019年、小売店チェーンサークルKのオーナー企業であるカナダの多国籍コンビニエンスストア事業者アリメンテーション・クシュタードが、Fire & Flowerに出資したことを発表しました。
Fire & Flowerは、サークルKの店舗で大麻の購入に使えるギフトカードも販売していました。
Fire & Flowerのディスペンサリーは、サークルKを含む複数の小売店で大麻購入専用ギフトカードを販売することを発表しました。 販売場所はオンタリオ州、アルバータ州、サスカチュワン州で、2021年1月現在、約300カ所でこのカードが取り扱われているとのことです。カードは25ドルから100ドルの金額で販売されており、販売所に関する詳細はFire & Flowerのウェブサイトで確認することができます。
今回の提携に関して関係者は次のように述べています。
▼グリーンサム創業者、会長兼最高経営責任者のベン・コヴラー氏: RISE ExpressのサークルKへの出店は、画期的なことです。利便性は小売業において大きな強みであり、皆さんの大麻へのアクセスを増やしたいと考えています。
RISE Expressの新しいモデルは、患者さんが地元のコンビニに立ち寄った際に、高品質の大麻をより簡単に購入できるようにするための大きな前進です。
コヴラー氏は、大麻業界への貢献が認められ、2021年の「High Times 100」に選ばれています。 |
1-3. ドミニカ、2023年に大麻産業を立ち上げへ
ドミニカ政府は、2023年までにその大麻産業の立ち上げを可能にする法律の整備を進めていることを発表しました。
ドミニカの首相は公共ラジオで、政権が年内に適切な法案を国会に提出するとリスナーに語りました。
現在、ドミニカではすでに大麻は非犯罪化されており、一人当たり28グラムまで、自己栽培の場合は一世帯当たり3株までとされています。
ドミニカの首相は以下のように語っています。
我々は今年の予算で、大麻オイル、クリームやローション、石鹸の生産に携わる人々にライセンスを提供することを発表しました。 なぜなら、癌に苦しむ多くのドミニカ市民が、痛みを和らげ、幸福もたらすために大麻オイルを使用していると認識しているからです。 そこで、この植物を植え、栽培する生産者や農家に証明書を提供する仕組みや認証も整えています。 来年には必ずこの法案を成立させ、ドミニカで本格的な大麻産業を興し、大麻に関連する多くの機会を利用できるようになると思います。 |
2022年初め、ドミニカは医療産業としての大麻を輸出するために必要な法律の起草の支援をカナダ政府から受けました。
ジャマイカ、バルバドス、セントクリストファー・ネイビスなど、カリブ海のいくつかの国でも同様の産業の確立が進められています。
美しいカリブ海に浮かぶ島々で、大麻が自由に手に入る未来も遠くないかもしれないですね!
1-4. ウガンダ、世界最大の大麻生産施設を建設へ
ロンドンに拠点を置くイギリスの製薬会社エデン・ファーマは10月21日(金)、ウガンダに5,000エーカー(約2,000ヘクタール)の土地を取得し、大麻の研究開発に使用することを発表しました。
ウガンダは2020年に医療用大麻の栽培を認可し、すでに英国を中心とした医療用大麻の輸出国となっています。
エデンファーマは、2017年に設立された大麻に特化した研究開発企業です。
このプロジェクトは、ウガンダ政府のライセンスを受け、世界最大の大麻施設となることを目指しています。
エデン社はプレスリリースで、以下のように述べています。
この場所では、大麻とその産業に関する研究が行われ、世界中の市場に向けて膨大な量の原料とCBDが生み出されることが期待されています。
ウガンダでの合弁事業は、エデンファーマに大きな発展の機会を与えてくれました。
垂直統合型のビジネスになる予定です。
また、「エデン・ウガンダ・プロジェクト」の完成後3年以内に、従業員を100%地元出身者にする予定です。
このプロジェクトは「地元の人々のためのコミュニティーの構築」であり、雇用の創出、地域経済の活性化、生活の質の向上を目指すものだと述べていて、この地域は研究所や薬局、空港などのインフラが整った地域だそうです。
このプロジェクトによってウガンダのGDPを3%増加させることが期待されています。
現在、ドキュメンタリー映画を制作中で、ウガンダの大地が描かれており、「アフリカの庭」と題されています。
近い将来、日本でもウガンダ産のCBD原料を楽しめる日が来そうですね!
2. OFFの原料はオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性 ②製造工程における各種認証 ③信用・実績のあるサプライヤー |
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。