アメリカの大麻産業では、大麻関連製品の「ミスラベル問題」が業界で大きな問題になっています。
消費者の安全性を担保するために、この問題への対処は業界の重要なトピックの1つです。
1. ジョンズ・ホプキンス大、CBD製品のミスラベル問題の実態を調査
ジョンズ・ホプキンス医学研究所が7月20日に発表した研究によると、多くのCBD製品に不正確な量のTHCが含まれていることが判明しました。
この研究では、2020年7月から8月にかけてメリーランド州ボルチモアの「オンラインおよび実店舗の小売店」から収集した105種類のCBD製品(ローション、クリーム、パッチなど)について分析しました。
この研究の主執筆者のトリー・スピンドル博士は、「安全であり健康上も有効であるとお墨付きを与えられたFDA承認製品ではなく、ラベル表示が誤ったCBD製品が消費者のもとに届くことは大きな問題」と述べています。
18%の製品がラベル表示よりも10%少ないCBDしか含まれていないことがわかりました。
さらに、58%はラベルよりも10%多くCBDが含まれており、正確な量のCBDが含まれている製品は24%のみでした。
またTHCの表記に関しては、調査した製品の35%にTHCが含まれおらず、そのうち11%は「THCフリー」、14%は「THC含有量0.3%未満」、51%は「THCについて全く触れていない」と表示されていました。
「THCが少しでも含まれることで、一部の人の健康に大きな被害を及ぼす可能性がある。また、最近の研究では、少量でもTHCを含むCBD製品を使用する人は、従来の薬物検査で陽性反応が出る可能性がある」とスピンドル博士は述べています。
大麻関連製品のミスラベル問題は他の研究でも指摘されています。
ケンタッキー大学は7月始めにCBDオイル製品を分析したところ、80個の製品のうち、CBDの含有率の誤差がラベル表記と10%以内だった製品は43個だけであることが判明しています。
また、コロラド大学ボルダー校もLeaflyとの共同研究でミスラベル問題を指摘しています。
消費者の安全性を考慮すると、アメリカでは大麻関連製品のラベル表示の規制が強化されていくかもしれません。
出典:Label accuracy of unregulated cannabidiol (CBD) products: measured concentration vs. label claim
出典:The phytochemical diversity of commercial Cannabis in the United States
2. OFFの原料はオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性 ②製造工程における各種認証 ③信用・実績のあるサプライヤー |
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。