CBDの浸透に伴い、商品の幅も広がって来ました。
そのうちの一つとして、CBDの化粧品やコスメが挙げられるかと思います!
今回はそんなCBD化粧品・コスメを「製造してみたい!」という方向けに、
CBD化粧品にオススメの原料の選び方について解説していきます。
弊社では、CBD事業者様向けにCBD原料(アイソレート、ブロードスペクトラム、ディスティレート、CBG、CBN、水溶性CBD)の卸売やCBD商品のOEMをしております。
ご興味ある方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
1. CBD化粧品・コスメの効果
まず始めに、CBD化粧品・コスメの現在国内で流通している商品ジャンルとしては、
- バーム
- クリーム
- セラム
- マッサージオイル
- ローション
- シャンプー
- バスボム (入浴剤)
などがあります!
CBD化粧品・コスメの特徴としては、経皮から摂取するためバイオアベイラビリティが高く、
効果発揮までの時間は15~30分程度あり、4~8時間程度効果の持続に期待がされます!
CBD化粧品・コスメの期待される効果としては、
- 抗酸化効果
- 抗炎症効果
- 鎮痛
- 保湿
- リラックス効果
- 安眠
などが挙げられます!
CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ)
2. CBD化粧品・コスメの原料比較
次に、現在既に国内で販売されているCBD化粧品・コスメ商品の原料を下記の商品カテゴリー別に比較してみましょう!
- 塗るタイプ (バーム、クリーム、セラム、マッサージオイル、ローション)
- シャンプー
- バスボム (入浴剤)
- フェイシャルマスク (顔パック)
塗るタイプ(バーム、クリーム、セラム)
写真の通り、塗るタイプのCBD商品は、商品の状態(液体・固体)/テクスチャーによって、呼び方が変わってきます。
今回はバームで原料を比較します。
国内で購入できるCBDバームの原料には主に
- CBDアイソレート
- CBDブロードスペクトラム
が使用されています。
面白いことに、通常原料の価格は、アイソレートよりブロードスペクトラムの方が割高になる傾向がありますが、
mg単価あたりの価格を見ると、
アイソレート > ブロードスペクトラム
となっております。
これは、CBD以外に配合されている美容成分の価格が高く、商品単価が上がってしまっている可能性が考えられます。
シャンプー
国内で購入できるCBDシャンプーの原料には主に、
CBDアイソレートが使用されております!
ブロードスペクトラムやその他のマイナーカンナビノイドを使用したCBD商品は現状見当たりませんでした。
mg単価で見ると、振れ幅があるように思います。
バスボム (入浴剤)
国内で流通している、バスボム/バスタブレットなどのCBD入浴剤の原料は主に、
- CBDアイソレート
- CBDブロードスペクトラム
が使用されております。
こちらも、mg単価を比較すると、
アイソレート > ブロードスペクトラム
となっております。
フェイシャルマスク (顔パック)
現在国内で販売されている、CBDフェイシャルマスクの原料は主に、
- CBDアイソレート
- CBDブロードスペクトラム
が使用されています!
こちらも、mg単価を比較すると、
アイソレート > ブロードスペクトラム
となっております。
3. CBD化粧品・コスメに最適なCBD原料
上記を読んでお気付きの方も多いかもしれませんが、国内のCBD化粧品・コスメは
CBDアイソレート原料が主流です!
結論からお伝えすると、現段階で国内でCBD化粧品・コスメを作られる場合には、
CBDアイソレート原料がオススメです!
これには、日本化粧品工業連合会(JCIA)が大きく関わってきております。
JCIAは、化粧品産業の発展を通じて、世界中の消費者が安心して心豊かな化粧生活を送れることに寄与し、人と社会の幸福に貢献することを目的とし、
- 化粧品に関する生産、流通、消費、技術、労働、環境・安全等に係る諸問題の調査・研究並びに対策の企画及びその推進
- 化粧品に関する情報の収集及び会員への提供
- 消費者への普及及び啓発
- 化粧品に関する研修会、セミナー等の開催
- 化粧品に関する業界自主基準の制定
- 国内外の標準規格策定などへの参画
- 海外業界団体などとの情報交換
- 前各号に掲げるもののほか、本会の目的を達成するために必要な事業
などの事業を行っております。
会員企業には、資生堂、花王、カネボウ化粧品、マンダム、ライオン、コーセー、P&Gジャパンなどの業界トッププレイヤーが名を連ねております。
法律ではありませんが、これらの企業が業界の基準や規格の策定を行っており、現状JCIAが公表している、
化粧品の成分表示名称リストには、
カンナビジオールしか登録がされておりません。
つまり、ブロードスペクトラムに含まれる、カンナビジオール以外のカンナビゲロール、カンナビノールなどのマイナーカンナビノイドは掲載されておりません。
言い換えると、まだマイナーカンナビノイドはJCIAに化粧品の成分として認められておりません。
あくまで法律ではなく業界基準・規定ですのアイソレート以外の原料で作ることも可能ですが、
そもそも工場が取り扱ってくれない場合や、薬事法などの観点からリスクがある場合もあります。
そのようなことを踏まえると、現段階ではCBDアイソレート原料を使用して、CBD化粧品・コスメを作るのがオススメです!
仮に今後規定改正などがあった場合、CBD化粧品・コスメを作る際の原料は、
- 香り
- 見た目
- 効果・効能
- 価格
などの観点から、最適な原料を選定しましょう!
【原料選び方解説】CBD原料の種類と違い
香り
使用するCBD原料によって、化粧品・コスメの香りにも影響が出てきます!
ブロードスペクトラの原料は、THCを除く全ての成分を抽出した原料のため、より本来の麻に近く、
麻の香りがします!
その為、ブロードスペクトラムの原料は、
麻本来の香りを活かした商品やオーガニック志向をターゲットにする商品にオススメです!
一方で、アイソレート原料は、
無臭のため、他の成分の香りを邪魔したりすることなく商品が作れます!
見た目
CBD原料は、精製度合によって色が異なります。
ブロードスペクトラムのCBD割合が低いものから、アイソレートまでを並べると
黒色→白色になります!
その為、これらの原料本来の色も、製作する化粧品やコスメの色にも影響が出てきます。
商品の見た目や見栄えなども意識し、最適な原料を選びましょう!
効果・効能
商品の効果・効能の観点からも、適切な原料を選びましょう!
CBD
ブロードスペクトラムとアイソレート原料で、期待できる効果・効能も変わってきます。
ブロードスペクトラム原料の場合は、
CBD以外のマイナーカンナビノイド(CBN、CBG、CBC、etc)やテルペンが含まれており、同時に複数の成分を摂取することでアントラージュ効果(相乗効果)が見込めます!
一方、アイソレート原料の場合は、CBDのみの純粋な効果が期待できます!
様々な効果が期待できますが、主要な効果として、
- リラックス
- 不安の解消
- ストレス解消
- 抗炎症効果
- 抗菌効果
などがあります!
CBD以外
CBD以外のマイナーカンナビノイド、
- CBG
- CBN
- CBC
なども化粧品やコスメの原料として使用することができます!
下記にそれぞれの原料の効果と特徴をまとめました。
特に、CBN・CBCは肌トラブルなどにも効果的なため、
スキンケア商品などに配合すると面白いかもしれません!
国内にはまだCBD以外の原料を使用した商品が少なく、商品の訴求ポイントに合わせて、
CBD以外の原料を使用するor CBD+αとして使用すると他社との差別化にも繋がります!
価格
原料を選ぶ際には価格も選定基準になるかと思います。
原料毎に卸売価格が異なり、原料を仕入れる際の重要なポイントになるかと思います。
下記は、10gあたりのそれぞれの原料の卸売価格を比較したものとなります。
CBDアイソレートとCBNアイソレートの原料価格は約4.5倍の差があります!
4. 最後に -CBD原料販売のご案内-
弊社では、今回ご紹介したCBD(アイソレート、ディスティレート、ブロードスペクトラム、水溶性)、CBG、CBNをはじめとするカンナビノイド原料・テルペンの卸売り販売を行っております!
また、CBDグのOEMをはじめ、各種CBD商品のOEM開発サポートも行っております。
ご興味ある方は下記より、お気軽にお問い合わせ下さい!