安全な大麻成分であるCBDは、さまざまな健康・治療作用が期待できるとして今世界中の人々から注目されています。
CBD製品といえば、オイルやベイプなどを思い浮かべる人が多いですよね。しかし、CBDの人気が高まるにつれて生活により取り入れやすい製品が続々と誕生し、生活スタイルや好みに応じて最適なCBD製品を選べるようになってきました。
人気が高まっている製品の一つにCBDドリンクがあります。今回は、CBDドリンクの安全性や効果、種類、おすすめの製品などについて紹介していきます。
1. CBDドリンクとは?
CBDドリンクとは、文字通り‘CBDを含んでいる飲み物’のことです。
CBDと言えば、これまでオイルや専用器具で吸引するリキッド、そしてCBD入りの食べ物(エディブル) が主流でした。
しかしCBDの本場アメリカでは、近年、飲むタイプの商品も増えてきています。
その手軽なイメージと高い効果から消費者の心をとらえているようで、複数のCBDブランドがドリンクをラインナップに揃え、一つのジャンルを確立しています。
また、友人などにシェアしやすいCBD製品としても人気で、CBDエディブルとともに、プレゼントに向いているCBD商品です。
CBDドリンクは安全です。そもそもCBDが安全性の高い成分であることをWHOも認めています。
ただし海外には、日本の法律では違法となるTHCという陶酔作用のある大麻成分が合法になっている国や州があります。そのため、海外から輸入された製品の中にはTHCが入っているCBDドリンクが混入している可能性があります。また、THCではなくても身体に害を与える重金属や農薬、微生物などが入ってしまっている劣悪な製品が混入している可能性も否定できません。
CBDドリンクを購入するときにはまず、信頼できるブランドを選ぶようにしましょう。信頼できるブランドは、製品検査の結果を第三者機関に頼み、その結果を公表しています。検査結果をチェックすることで安全なCBDドリンクを購入することができます。
2. CBDドリンクの効果
CBDドリンクを摂取することで、CBDの健康・治療効果を体感することが期待できます。どのような効果が期待できるのか、CBDの効果の3つの例を見ていきましょう。
2-1. ストレス解消
CBDドリンクを摂取するとストレス解消効果を得られることが期待できます。
2021年の研究では、CBDがストレス反応を安全かつ効果的に抑制することが結論付けられました。
CBDとストレスに対する試験が行われた結果、CBDがストレス反応と、不安、恐怖、憂鬱、燃え尽き症候群などのストレス症状を大幅に軽減したことが分かりました。また、不安障害の治療薬であるベンゾジアゼピン系薬剤や、うつ病の治療薬であるセロトニンアゴニストとCBDとの比較で、CBDの効果が医薬品に劣っていないことも同時に示されています。
これらの結果から、CBDドリンクはストレス解消を十分にサポートできる可能性が高いといえます。
2-2. 筋肉や関節の痛みの軽減
CBDドリンクは、筋肉や関節の痛みを軽減する効果があるといわれています。
2020年の研究では、CBDが炎症促進性免疫反応を弱めることで、マウスの関節炎の炎症を軽減したことや、急性関節炎のマウスの痛みををCBDが軽減したことが示唆されました。
また、2020年に発表されたInternational Journal of Physical Education, Sports and Healthの記事では、アスリートが筋トレ後にCBDを摂取した結果、筋肉痛が大幅に軽減されたことが報告されました。
運動によって誘発された筋肉痛の遅発性発症にCBDが有意な影響を及ぼすとして、CBDは運動誘発性筋肉損傷に対する効果的な治療法であると結論付けています。
これらの結果から、CBDドリンクが筋肉や関節の痛みの軽減に役立つ可能性が高いといえます。
2-3. 睡眠の改善
CBDドリンクは、睡眠の質を改善する効果が期待できます。
2019年の研究では、CBDが不安に関連する障害に効果があることと、睡眠の質を改善したことが報告されました。
47名の不安を持つ人と25名の睡眠不足に悩む人の計72名がCBDを摂取した結果、57名(79.2%)が最初の1か月以内に不安スコアが減少し、48名(66.7%)が最初の一か月以内に睡眠スコアが改善しました。
この研究結果を証明するためにはさらなる臨床研究が必要になりますが、研究結果からCBDドリンクを摂取することで不安が減少し、睡眠の質の改善が期待できるといえます。
3. CBDドリンクの種類
CBDドリンクといっても、さまざまな種類のCBDドリンクがあります。その時の気分や求める効果によって、異なる種類のCBDドリンクを飲むのが良いのではないでしょうか?
ここではいくつかのCBDドリンクを紹介します。
3-1. CBD×清涼飲料水
CBDを含んだ清涼飲料水で、通販などで手軽に購入できます。
サウナの後、運動の後、日常でもシチュエーションを選ばずに利用できるのが大きなメリットです。
飲みやすく、気軽に手に入るので初めてCBDドリンクを飲む方には特におすすめです。
3-2. CBD×珈琲
コーヒーは、世界で最も人気のある飲み物の一つで、成人のおよそ6割の人が毎日飲んでいるといわれています。
コーヒーとCBDにはどちらもリラックス効果があり、不安や抑うつな気持ちを改善させます。
CBDは、不眠症の治療薬として人気があり、レム睡眠を促進し、日中の過度な眠気を軽減します。
また、レム睡眠行動障害にも有効的な可能性もあります。
3-3. CBD×お酒
国内では最近CBDビールなど耳にするようになりましたが、海外ではCBD配合のアルコール飲料を販売したり、バーでCBDを使用したお酒を提供する事例が増えてきており、ポピュラーなものになりつつあります。
そもそも、アルコールにはストレスの緩和、血行促進、食欲増進などCBDに似たような効果があります。
一方、お酒の飲み過ぎや過剰摂取は、急性アルコール中毒、高血圧、癌、アルコール依存症などを引き起こす原因ともなります。
以前より、CBDとアルコールにどのような関係性や影響があるかが研究されてきました。
主な効果として、
・血中アルコール濃度を下げる
・リラックス効果の増幅
・脳細胞損傷の軽減
などが挙げられます。
4. CBDドリンクの楽しみ方
CBDドリンクはそのまま飲んでも楽しめますが、他のドリンクと混ぜて飲むことでより楽しく飲むことができます。CBDドリンクの飲み合わせやCBDドリンクを使ったレシピを紹介していきます。
4-1. CBDドリンクの飲み合わせと相性
たとえばCBDドリンクを、カクテルの一つとしてアルコールと混ぜて飲むこともできますし、コーヒーや普段飲んでいるジュースに混ぜて飲むこともできます。
CBDドリンクのフレーバーに合いそうなアルコール飲料や、ジュースを選ぶことで、いつもと違ったフレーバーを楽しむことができ、リラックス効果も高まるかもしれません。
ただし、CBDとある特定の医薬品の相性は悪く、同時に摂取すると相互作用を引き起こす可能性があります。もし今何か医薬品を飲んでいたら、その医薬品がCBDと相互作用を起こさないかを、CBDドリンクを飲む前に医師や薬剤師に確かめておきましょう。
CBDと相互作用を起こす医薬品であった場合は、CBDドリンクの摂取を控えるべきかも医師に相談してください。
4-2. CBDドリンクを使ったレシピ
CBDドリンクを使ったレシピの例を3つ紹介していきます。
<カクテル1>
・レモン味のCBDドリンク 1缶
・ウォッカ 50mL
・串切りレモン
1.グラスに氷を入れてウォッカを注ぎます。
2.グラスにCBDドリンクを加えます。
3.串切りレモンで飾り付けをして下さい。
<カクテル2>
・コーヒー味のCBDドリンク 1缶
・ウォッカ 40mL
・コーヒーリキュール 20mL
・コーヒー豆 2個 飾り用
1.ウォッカ、CBDドリンク、コーヒーリキュールを氷の入ったシェイカーに入れます。
2.よくシェイクして、マティーニグラスに注ぎます。このときエスプレッソマティーニの泡を入れるようにしましょう。
3.コーヒー豆をドリンクの上に飾ります。
<ソフトドリンク>
・ピーチ味のCBDドリンク 1缶
・ハチミツ スプーン1杯
・レモン汁25mL
リンゴのスライス (飾り用)
1.CBDドリンクをグラスに注ぎ、ハチミツを溶かします。
2.レモン汁を加えます。
3.仕上げにリンゴのスライスを飾ってください。
5. CBDドリンクのおすすめ製品7選
CBDドリンクのおすすめの製品を7つ紹介していきます。
5-1. Beauty Sleep CBDX
Beauty Sleep CBDXは、CBDを30mg、GABAを20mg、シールド乳酸菌が100億個、ビタミンD3を0.7㎍、さらに腸内環境を整えるオリゴ糖を4.7g配合しているCBDドリンクです。睡眠の質の向上とともに腸活もサポートできます。
ドリンクはカロリーオフの微炭酸飲料になっています。疲れが取れないと感じる方や、季節の変わり目で体調が優れない方におすすめです。
寝る前のお風呂上りに気軽にお飲みください。
また、CBDを20mg配合したCBDXも人気のCBDドリンクです。CBDXは、楽園を感じられるフルーティーハーブのフレーバーで、飲むだけでリフレッシュ感を感じることが期待できます。
5-2. 眠りのお茶
眠りのお茶は、自らも睡眠に悩む京都大学卒の研究者が5,000万円かけて作った睡眠環境をサポートするCBD配合のほうじ茶です。1包あたり8mgのCBDが配合されています。
吸収効率の高い新開発のCBDを使用していること、茶葉をまるごと粉末にしていることでお茶の栄養素を余すことなく摂取できること、香ばしく焙煎された宇治産のほうじ茶を使用していて、砂糖などの甘味料や香料は一切使っていないことが、眠りのお茶のこだわりです。
眠りのお茶をサンプルで試した人のうち約7割の人が睡眠環境の改善を実感することができたと回答しました。
6. まとめ
今回はCBDドリンクについて取り上げてきました。CBDドリンクの安全性や効果、種類、楽しみ方、おすすめの製品などを知ることができたのではないでしょうか。
CBDドリンクは摂取にコツなどがいらず、普通の飲料のように手軽にCBDを摂取できることから、CBDの初心者の方にもおすすめの製品です。
CBDドリンクを日常の生活に取り入れて、リラックスする時間や自分らしい時間を増やすことができれば、毎日の生活が今以上に楽しくなるはずです。