弊社はTHCVの訴求方法の中に、「食欲抑制に対して有益である可能性」を提示している。この根拠を示すため、以下の論文を紹介する。
条件
【 被 験 者 】雄のC57 BL6マウス(25~32g)
【 試 験 デ ザ イ ン 】動物実験
【 試 験 項 目 】体重の変化、および餌の消費量
【 試 験 品 目 】Δ9-THCV(3, 10, 30 mg/kg)の腹腔内投与
【 試 験 時 間 】2日間(1日目に投与、2日目は投与しない)
結果
図4 純粋なΔ9-THCVの腹腔内投与はマウスの摂食と体重を抑制した。
【 図 A 縦 軸 】体重の変化(g)
【 図 A 横 軸 】純粋なΔ9-THCVの投与量、および投与後の日数
【 図 B 縦 軸 】餌の消費量(g)
【 図 B 横 軸 】純粋なΔ9-THCVの投与量、および投与後の日数
Δ9-THCVを投与した日(Day 1)は、コントロール(Ctrl)と比較して、THCV投与量依存的に体重が減少し(図 A)、餌の消費量も減少した(図 B)。
投与の翌日(Day 2)には、体重と餌の消費量が増加した。
考察
純粋なΔ9-THCVの投与で、体重と餌の消費量が減少し、食欲抑制が見られた。食欲抑制は24時間以上は持続しなかった。
青い背景の文章は以下の論文から引用
タイトル |
Synthetic and plant-derived cannabinoid receptor antagonists show hypophagic properties in fasted and non-fasted mice |
公開日 |
Apr, 2009 (Br J Pharmacol.) |
著者 |
Gernot Riedel,1 Paola Fadda,1,2 Susan McKillop-Smith,1 Roger G Pertwee,1 Bettina Platt,1 and Lianne Robinson1 |
研究機関 |
1School of Medical Sciences, College of Life Sciences and Medicine, University of Aberdeen, Institute of Medical Sciences, Foresterhill, Aberdeen, UK 2B.B. Brodie Department of Neuroscience and Center of Excellence ‘Neurobiology of Dependence’, University of Cagliari, Cittadella Universitaria Monserrato, Cagliari, Italy |
引用元URL |