生命の維持や、身体の機能調整に深く関わっている自律神経。
その自律神経のバランスが崩れると、めまいや動悸・睡眠障害など、さまざまな身体症状が発生すると考えられています。
また、自律神経の不調が原因で症状が発生する場合、「自律神経失調症」と診断されるケースがあります。
今のところ、CBDと自律神経の具体的な関係を知るためには、さらなる研究が必要です。
しかし、睡眠のサポートや抗不安作用を通して、CBDは自律神経失調症の症状を改善できる可能性があります。
この記事では、CBDの効果が期待できる自律神経失調症の症状やCBDが自律神経に作用する仕組みについてご紹介します。
また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
1. 自律神経失調症とは?
自律神経失調症とは、「自律神経」のバランスが崩れ、心や体にさまざまな症状が出ている状態を指します。日常生活に支障が出てしまう場合が多いものの、症状の原因となるような異常が見つかりづらいため、困っている患者さんが多いと考えられています。
具体的な症状例は、以下の通りです。
■身体症状
- 動悸、めまい、倦怠感
- 血圧上昇
- 睡眠障害
- 食欲低下
- 下痢、便秘
- 不眠、頭痛
- 頻尿、残尿感
- 手足のしびれ
■精神症状
- イライラ、不安、焦り
- 集中力低下
- 気分の落ち込み、情緒不安定
(画像引用)出典:自律神経失調症~なんとなく不調、ありませんか?~
症状の種類や強さは、患者さんによってかなり個人差があります。また、うつ病や不安障害など、精神疾患と似たような症状が出ることもあるため、自律神経失調症かどうか判断するのは、難しいと言われています。
名前の通り、自律神経失調症は自律神経のバランスが大きく影響していると考えられています。
自律神経とは、私たちの体に広く存在している神経です。心臓や胃腸などの臓器や、血管のコントロールなど、生命活動を常に調整してくれています。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、それらが交互に働くことで、私たちの体のバランスが保たれています。一般的に、交感神経が「アクセル」、副交感神経が「ブレーキ」の役割を果たすと考えられています。
自律神経のアクセルとブレーキは、身体機能を調整するためにはどちらも必要です。しかし、働きのバランスが崩れると、自律神経失調症の症状が現れやすくなります。例えば、交感神経が強すぎると、心臓の動悸が起きやすくなり、副交感神経が強まると、立ちくらみが発生しやすくなります。
自律神経失調症は、生活リズムの乱れやストレス、環境の変化、ホルモンの影響など、いろいろな要因が関係していると考えられています。治療方法はまだ確立されていませんが、生活習慣の改善や薬物療法、カウンセリングなどが行われることが多いようです。
参考
出典:自律神経失調症とは何か?うつ病との違いを正しく理解しよう
出典:診療科目/自律神経失調症
出典:池澤クリニック|自律神経失調症
2. CBDが有効な自律神経失調症の諸症状
CBDには多くの効果・機能性が期待されており、複数の自律神経失調症の症状に対して有効な可能性があります。ここでは、下記3つの症状に対してCBDが有効な可能性をご紹介します。
- 睡眠障害
- 血圧上昇
- 不安、気分の落ち込み
2-1. CBDが睡眠の質を高める可能性
自律神経のバランスを保つ上で、睡眠は大切な要素だと考えられています。また、自律神経が乱れると、睡眠の質が著しく低下する場合があり、両者は相互に影響しあっています。
これまでに、CBDと睡眠の研究はいくつか行われており、2019年に行われた研究では、CBDの使用が睡眠の質を高める可能性が示されました。
また、2018年の研究(以下記載)によると、他のカンナビノイド(THC)と比べてCBDの睡眠改善効果が高いことが分かりました。
▼研究詳細 CBDの平均投与量:不明(平均含有量5.7%) 使用された製剤:不明 治療期間の中央値:約2年弱 実施年:2018年 |
CBDと睡眠の関係については、こちらの記事でもご紹介しています!
参考
出典:Cannabidiol in Anxiety and Sleep: A Large Case Series
出典:Effectiveness of Raw, Natural Medical Cannabis Flower for Treating Insomnia under Naturalistic Conditions
2-2. CBDと血圧低下
自律神経は、血圧の調整にも影響しています。そのため、自律神経失調症になると、血圧が安定しなくなる可能性があります(高血圧や低血圧につながる)。また自律神経失調症による長期的なストレスは、心血管疾患の発症と関連性があると考えられています。
2017年に行われた研究(以下記載)では、CBDが安静時とストレス時の血圧上昇率を低下させることが分かりました。また、動物実験などでは、CBDがストレスに対する血管の反応を調節するという結果も出ています。これらの研究から、CBDが血圧を適正なレベルに調整する機能があることがうかがえます。
▼研究詳細 対象:9人 CBDの平均投与量:600mg 使用された製剤:不明 治療期間の中央値:3-16日 実施年:2017年 |
参考
出典:高血圧や低血圧の原因は自律神経失調症かも!治療法や他の原因も紹介
出典:A single dose of cannabidiol reduces blood pressure in healthy volunteers in a randomized crossover study
2-3. CBDの抗不安作用
自律神経失調症により、不安や気分の落ち込みを感じる場合があります。また、強いストレスや不安症状を放置すると、うつ病などの発症リスクにつながる可能性があるようです。
CBDは、脳内のセロトニン受容体を調節することで、抗うつや抗不安の効果があると考えられています。
2019年の研究(以下記載)では、動物実験で確認されていたCBDの抗不安作用が、人間にも効果的であることが示されました。また、同研究では、中用量(300mg)のCBDが最も抗不安作用が高いことも分かりました。
▼研究詳細 対象:57人 CBDの平均投与量:150~600mg 使用された製剤:不明 治療期間の中央値:不明 実施年:2019年 |
参考
出典:こんな症状、もしかして自律神経失調症かも?
出典:Cannabidiol presents an inverted U-shaped dose-response curve in a simulated public speaking test
出典:CBD and Sleep Dr. Michael Breus
3. CBDが自律神経に作用する仕組み
CBDは、主にエンドカンナビノイドシステム(ECS)を通じて、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスをとっているとされています。
エンドカンナビノイドシステムは、身体の維持に深く関わっている調整機能です。その影響範囲はかなり広く、体の中で最も重要なシステムの一つだと言われています(例:体温や血糖値・心拍数・免疫機能・胃腸活動・神経保護と炎症反応など)。自律神経(主に副交感神経)がコントロールしている身体機能にも深く関わっているため、エンドカンナビノイドシステムには、自律神経の働きをサポートする役割がある可能性があります。
CBDはリラックス効果が高いイメージがありますが、体のバランス(ホメオスタシス)を整える効果もあるようです。例えば、交感神経(アクセル)の興奮を抑える一方で、副交感神経(ブレーキ)が過剰に働くことも防ぐと考えられています。
具体的には、エンドカンナビノイドシステムのCB1およびCB2受容体(CB1が中枢神経に分布、CB2が末梢神経に分布)の活性を調節することで自律神経のバランスをとっていると考えられます。
参考
出典:The Endocannabinoid System and the Parasympathetic Nervous System
出典:The Endocannabinoid System: The Most Important System You’ve Never Heard Of
4. tokyo mooon CBD商品のご紹介
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主な商品としては、
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①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
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