大麻の合法成分として知られているCBD。
CBDが、どんな疾患や症状に有効なのかが年々明らかになってきています。アメリカ国立医学図書館が管理するPubMedで検索すると、500件以上の論文がヒットし、科学的なエビデンスは徐々に増えてきました。
現在、CBDは以下、24つの病気に有効だと言われています。
・依存症
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・喘息
・自閉症
・アルツハイマー病
・ADD/ADHD
・不安神経症
・関節炎
・自己免疫疾患
・がん
・脳震とう、脳/脊髄損傷
・うつ病
・糖尿病
・線維筋痛症
・炎症性腸疾患
・偏頭痛
・多発性硬化症(MS)
・悪心/嘔吐
・ニューロパチー
・肥満
・パーキンソン病
・疼痛
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・統合失調症
・発作性疾患(てんかん症候群)
・皮膚病
・睡眠障害
このように、多岐にわたる疾患に効果がありますが、この記事では代表的な効果を解説していきます。
また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
1. CBDには効果・効能がたくさんある
CBDにはなぜこんなにも多くの効能効果があるのでしょうか。CBDの作用の仕組みや安全性について見ていきましょう。
1-1. カンナビノイド欠乏症を解消し病気の治療に繋がるCBDは、エンドカンナビノイドシステム(ECS)を活性化するはたらきがあり、カンナビノイド欠乏症を解消することで病気の治療につながっています。
ECSとは、人間が生きていくうえで欠かせない身体の恒常性を保つ機能のことです。たとえ身体がウイルスや痛み、不安などの不快な環境にさらされても、元の健康な状態に戻ることができるのはECSがしっかりと働いているからです。
しかしECSは、強いストレスや老化に伴い作用が弱まっていくといわれています。ECSの作用が弱まってしまった状態のことをカンナビノイド欠乏症といいます。
カンナビノイド欠乏症になり、ECSが十分に作用しないと身体の恒常性が保てなくなります。その結果、さまざまな重大な病気を招く可能性が高くなるのです。
CBDは植物性カンナビノイドの一つで、ECSを活性化することでカンナビノイド欠乏症を改善する働きがあるとされています。CBDにさまざまな種類の効能効果が期待できるのは、CBDで身体の恒常性が保てるようになるからです。
詳しくはこちらをご覧ください。
エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは何か – tokyo mooon
CBDに重大な副作用は報告されていません。WHOもCBDの安全性について認めていて、「CBDは非常に安全で、幅広い容量で忍容性が良好(副作用があまりないか、あっても症状が非常に軽い)である。公衆衛生上の問題も濫用の危険性もない」と発表しています。
CBDに報告されている副作用は、喉の渇き、眠気、だるさ、軽い下痢などいずれも症状が軽いものです。
CBDの副作用の中には、起こる前に対処できるものもあります。たとえば喉の渇きに関しては、CBDを摂取する時に同時に水を飲むことで防げるといわれています。下痢に関してはCBDには逆に下痢を改善する効果があるといわれていて、基本的な用量を守って摂取して入れば下痢の副作用が起こることはほとんどありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
CBDの副作用で下痢になるのか?原因と対策を解説
また、万が一CBDで副作用が起こったとしてもCBDの摂取を中止すればすぐに回復するものがほとんどであることが知られているほどCBDの安全性は非常に高いです。
2.CBDが有用な疾患
CBDが有用な疾患の例を見ていきましょう。
2-1.肩こり・筋肉痛の緩和肩こりは肩の筋肉が緊張し、硬くなることで発生します。「同じ姿勢、眼精疲労、運動不足、ストレス」が4大原因とされており、長時間のデスクワークなども肩こりの原因となります。
また、筋肉痛は、筋肉を激しく動かした時に「筋繊維」が傷つき、それを修復するときに炎症が起こることで痛みが引き起こされる現象です。
CBDが皮膚などの末梢組織や免疫系の細胞に多く存在するカンナビノイド受容体にくっつくことで、炎症を緩和してくれる効果があります。
2018年の海外の研究では、CBDがECSを活性化することで抗炎症効果をあらわすと報告しています。
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CBDは筋肉痛・肩こりに効果的? – tokyo mooon
関節リウマチは、免疫の異常で関節が炎症を起こして痛みや腫れが生じる病気です。進行すると軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、関節の機能が損なわれてしまいます。
CBDは恒常性の維持をサポートすることで抗炎症や抗不安、免疫細胞の改善作用があるといわれています。CBDのこれらの作用は、リウマチの症状改善や予防、進行を遅らせる効果があると期待されています。
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関節リウマチの治療や関節痛にCBDは有効なのか?
てんかんは、脳内の神経細胞の異常な電気的興奮に伴って、痙攣や意識障害などが発作的に起こる慢性的な脳の疾患です。
難治性てんかんの少女シャーロットちゃんは、抗てんかん薬では効果がなく、週に何百回ものてんかん発作を繰り返し、死の危険性さえもありましたが、CBDオイルの服用によって、発作回数が激減し普通の生活ができるようになりました。
この事例はCNNの医療番組で放送され、多くの人たちがCBDを知るきっかけとなりました。
CBDは、GW製薬によって開発されたてんかん治療薬「Epidiolex」として、正式に医薬品としての承認も受けており、医療的有効性が認められています。
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てんかん治療に用いられるCBD – tokyo mooon
PMS(月経前症候群)とは、女性の生理の1〜2週間前に起こる症状で、気分の変化、胸の圧痛、けいれん、頭痛、にきび、膨満感、腸の変化などがあります。
PMSはホルモンバランスの乱れによって発生しますが、CBDは身体の恒常性を維持する作用があるため、ホルモンを落ち着かせ、症状を緩和してくれます。
多くの女性が生理の際に経験する、下腹部や腰の締め付け感、刺すような痛みを緩和する効果も研究されています。古くから麻が生理痛の治療のために使用されてきた歴史があります。
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CBDはPMS症状を緩和する? – tokyo mooon
眠りの問題がある人は日本にはたくさんいます。世界各国と比較して、睡眠時間が短い国です。働きすぎ、夜間のスマホのいじりすぎ、長い通勤時間などが理由として挙げられています。
なぜCBDは睡眠障害に効果を発揮するのでしょうか?
CBDの睡眠改善作用には、CBDに含まれる神経伝達物質、アナンダミドが関係しています。アナンダミドが覚醒作用を促すヒスタミンを抑制し、眠気を引き起こすと言われています。
加えて、睡眠ホルモンのメラトニンを分泌する松果体(脳器官)を活性化し、寝付きや睡眠の質を改善するとも言われています。詳細については、以下の記事にて解説していますので、是非お読みください。
また、一般社団法人Green Zone Japanと日本臨床カンナビノイド学会の研究チームが実施した調査によると、睡眠障害の改善のための利用が66.3%に上ることがわかっています。実際に利用しているユーザーの体感としても、睡眠の質が向上していることがうかがえます。
さらにForbesの記事では、CBD製品の使用経験がある米国成人うちの58%が睡眠の質向上を理由に使用していることがわかっています。
参考)
・CBDの用途はリラクゼーション・睡眠改善・不安軽減・健康増進・抑うつ軽減であることが明らかに|一般社団法人 GREEN ZONE JAPANのプレスリリース (prtimes.jp)
詳しくはこちらをご覧ください。
CBDは不眠症を改善できる?睡眠の質の向上やレム睡眠の減少に期待
人間の身体にあるカンナビノイド受容体は動物にも存在しているため、人間と同じように犬と猫でも同じように機能します。
動物にとっても不安・ストレスの軽減・炎症の緩和など人間と同じ効果が期待できます。攻撃的な行動の抑制、鎮痛、食欲の増進などを目的に使用します。
動物によってカンナビノイド受容体の感度や体重が異なるので、小さいペットの場合はCBDの推奨用量は人間よりも少量で効果実感があると言われています。
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CBDはペットにも有効? – tokyo mooon
ニキビや吹き出物などの肌トラブルは、食事や生活習慣の乱れ、ストレスなどによる、毛穴の細菌や皮脂による炎症が主な原因です。
炎症を抑えるCBDには抗炎症作用があります。肌の細胞に作用することで、皮膚の乾燥やかゆみが改善し、塗り薬の使用量が有意に減少したという研究もあります。
CBDオイルを皮膚に塗布すると、血流には到達しないため全身を循環することはありません。皮膚の表面から吸収され、カンナビノイド受容体へ作用することで、局所的に効果を発揮します。
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CBDは肌荒れ、ニキビに効果的? – tokyo mooon
CBDはアトピーなどの皮膚炎に有効か? – tokyo mooon
CBDは抗がん剤の副作用として発生する吐き気、食欲低下、疼痛などの症状を抑えることができ、欧米など一部の国や地域で使用されています。
がん細胞の増殖や転移を抑える抗腫瘍作用も動物実験では確認されています。しかし、ヒト臨床試験での確固たる根拠は無く、現在も研究が進められています。
他の薬と組み合わせての使用CBDは直接的にガンを治療できるとは言えませんが、抗がん剤の仕様による副作用を緩和する効果があり、治療を進めながらも生活の質を保つために有効な働きをしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
CBDはがんの治療と併用できる?抗腫瘍効果が認められている16のガン種とは – tokyo mooon
CBDは不安やストレスにも効果的です。CBDは抗うつ薬であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と似た順序で作用します。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。
CBDを摂取すると、神経細胞から放出された脳内のセロトニンが増加することで、不安感の軽減や気分の高揚につながります。
詳しくはこちらをご覧ください。
CBDはうつ病のサポートにも セロトニンに影響を与え、症状を軽減する可能性があります
3. CBDの効果はいつから体感できるのか?
CBDの効果を体感するために効果の発現時間や体感しやすくなる方法をみていきましょう。
3-1. 経口だと30分~2時間
CBDの効果の発現時間は、摂取方法によって変わってきます。
たとえばCBDグミやカプセルのような経口摂取の場合は、効果を体感できるまで30分〜2時間くらいかかると覚えておきましょう。
舌下摂取や肺からの吸入摂取の場合は、効果の発現時間は経口摂取より早くなります。効果を得たい時間によって吸入方法を変えるのがおすすめです。
詳しくはこちらをご覧ください。
CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ) – tokyo mooon
3-2. CBD濃度で効果の実感が変わる
CBDの効果の体感度合いはCBD濃度によって違います。CBDの濃度が高ければ高くなるほど効果の体感がしやすくなります。
CBD製品を試して効果があまり感じられないという場合は、濃度の高い製品で試してみるといいでしょう。
また、食事の内容によってもCBDの吸収率が違うため、体感度合いが変わることがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
CBDの摂取方法毎の摂取効率まとめ(バイオアベイラビリティ) – tokyo mooon
4. CBDを正しく利用して効果を体感しよう
CBDは、ECSを活性化することで身体の恒常性を保つサポートをしているといわれています。
CBDが身体の恒常性を保つことにより、肩こり、関節リウマチ、てんかん、生理痛、不眠症、ペットのストレス、肌荒れ、抗がん剤の副作用、不安などのさまざまな症状を改善することが期待できると多くの研究が示唆しています。
ご自身が不快に思っている症状がCBDで改善され、生活の質がより高くなることが期待できるでしょう。
CBDを試す場合は、より体感が得やすいように効果の発現時間や効果を上げる方法などを事前に調べておくことをおすすめします。
CBDの効果の発現時間は、摂取方法によって違います。経口摂取であれば30分〜2時間くらいです。舌下摂取や吸入摂取の場合は効果の発現時間が経口摂取よりも短いため、すぐに効果を得たい場合には舌下摂取や吸入摂取の方がよいかもしれません。
また、CBDの濃度が高いほど効果が体感しやすいです。CBDの効果がなかなか感じられない場合は、CBD濃度が高い製品に変えると効果を体感できるかもしれません。
5. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございます。
カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!
また、Amazon購買ページもございますのでそちらもご覧ください。
6. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介
tokyo mooonは、CBD製品のOEMや原料卸を行っています。
取り扱い原料の特徴は、以下7つです。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③大手企業との取引実績
④納得のいくフレーバーや体感の追求
⑤選べる多様なカンナビノイド
⑥市場理解と商品企画の支援
⑦小ロット・短納期
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。