1. 肌荒れのメカニズム
肌荒れの中でもニキビは最もメジャーな肌の悩みのひとつです。ニキビができる主な原因については下記です。

皮脂分泌の増加
性ホルモンの分泌が思春期に活性化したり、ストレスなどが原因で過剰になったりすると、毛穴の奥の皮脂腺から皮脂がたくさん分泌されます。ホルモンのバランスのくずれも影響します。
毛穴のつまり
肌の細胞には、一定周期ごとに生まれ変わるターンオーバー機能があります。それが乱れると、毛穴の出口の角層もはがれないでとどまり、厚くなって出口をふさぐようになってしまいます。
アクネ菌の増殖
アクネ菌は普段から肌に住み着いている常在菌です。毛穴がつまり、皮脂が充満した中で増えていきます。増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こします。
2. 生活習慣が原因?
ニキビによる肌荒れのメカニズムは前述の通りですが、根本的な原因は日常生活の身近なことから引き起こされていることが多く、注意が必要です。

ストレス
ストレスが溜まると皮脂の分泌が過剰になることがわかっています。 ストレスが脳に影響を与え、アンドロゲンというホルモンを増加させ、 アンドロゲンによって皮脂分泌が盛んになるためです。
食生活の乱れ
食生活の乱れもニキビの原因になります。 脂肪分や糖分を過剰に摂取すると 皮脂の分泌が増加したり、代謝のために肌の健康を保つビタミンB群が消費されたりするため、ニキビの原因になってしまいます。
睡眠不足
睡眠中に私たちの肌は修復され再生されます。 睡眠不足はターンオーバーの乱れを招き、肌のダメージ修復も追いつかないため、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。
ホルモンバランスの変化
生理前になるとニキビができやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。生理が近づくと、血液中のホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)のバランスが乱れ、黄体ホルモンの分泌が増え、皮脂分泌が盛んになります。
乾燥・水分不足
健康な肌は、水分と油分のバランスが良好な状態を維持しています。しかし、栄養不足や、外部からの刺激(乾燥、紫外線など)により、肌の表面が乾燥すると、潤いを保とうとして過剰に皮脂が分泌されます。
3. CBDが肌荒れに効く理由
人間の身体には、恒常性を保つ身体調節機能である「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」が備わっており、そこにCBDが作用します。

抗炎症作用
CBDには抗炎症作用があります。研究によると、直接肌に塗ると細胞に作用することで症状を鎮めてくれます。血流には到達しないため全身を循環することはありません。皮膚の表面から吸収され、カンナビノイド受容体へ作用することで、局所的に効果を発揮します。
皮脂分泌の抑制
研究によると、CBDは皮脂を作り出す肌の皮脂腺に働きかけることができ、皮脂が出過ぎている場合は抑え、反対に肌が乾燥しているときは皮脂の分泌を活発にするなど、コントロールすることが可能です。
睡眠の質向上
CBDには睡眠の質を高める効果があるといわれています。 それによって肌のターンオーバーが整い、肌の調子を良くしてくれる効果が期待できます。
4. CBDの使い方
CBDオイルは飲んでも塗っても使えます。
CBDオイル
食事や飲み物に入れたり、直接飲む(舌下投与)形で使う場合はCBDオイルをおすすめします。
経口摂取する場合、CBDは体内で吸収されて効果の持続時間を長いと言われているため、インナーケアとしてもおすすめ。 CBDオイルは身体の外側と内側どちらからもアプローチすることができます。
CBDバーム
肌荒れに悩んでおり、直接肌に塗りたいという方はバームをおすすめします。お風呂上がりなどにCBDバームで保湿してみてください。皮膚にはたくさんのCBD受容体があるため、直接ニキビや肌トラブルのあるところに働きかけることができます。