現代病の代名詞とも言えるうつ病。
厚生労働省の「平成29年(2017年)患者調査」では、127.6万人の患者が記録されました。
SSRI・SNRI・NaSSAなど、さまざまな種類の抗うつ薬がありますが、吐き気や食欲不振、下痢、頭痛など、副作用を強く引き起こすものも多いため、生活に支障をきたすこともあり、代替品のニーズは常に存在します。
今回は、CBDがうつ病治療にどのように貢献するのか?について解説していきます。
また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。
1. そもそもうつ病とは何か?
うつ病は気分障害の一種で、心理的な症状(例えば、一日中気分が沈んでいる、楽しめないなど)と身体的な症状(例えば、睡眠障害、食欲不振、疲労感など)の両方が現れ、日常生活に大きく影響します。
気分障害にはうつ病以外にも、双極性障害(躁うつ病)などがあり、これはうつ状態と躁状態(高揚状態)を繰り返す特徴があります。うつ病と双極性障害は似ているものの、それぞれ異なる治療が必要です。
2. CBDがうつ病に効果的だという研究や考察
2023年現在「CBDが抗うつ剤の代わりになる」と言える確定的なエビデンスは、まだ十分ではありません。一方で、世界情報機構(WHO)や日本の医療機関でも、うつ病に対するCBDの治療効果に期待が高まっているのは事実です。
薬物療法ではなく、基本的には十分な休養をとって対処することが良しとされるうつ病。CBDはリラックス効果があり、しかも自然由来の成分のため体にいいのでは、と考えた人もいるのではないでしょうか。
CBDが治療効果を有する可能性のある精神疾患として、世界情報機構(WHO)も以下を報告しています。
・精神障害 |
2021年に公開されている、デンマークで行われた調査によると、397人のCBD使用者における使用理由のうち、うつ病を軽減させるために使用している人は約15%ほど。
海外だと身体や精神のサポートを目的に使用している人はごく普通にいるようです。
一方、日本の利用状況を見てみるとどうでしょうか。
一般社団法人 GREEN ZONE JAPANが2022年11月に行ったCBDの利用用途に関する調査によると、47.8%が抑うつ目的でCBD製品を利用していたことがわかりました。
参考
出典:CBDの用途はリラクゼーション・睡眠改善・不安軽減・健康増進・抑うつ軽減であることが明らかに
また、WHOは医療使用におけるCBDの副作用に関して、「毒性あるいは重篤な副作用の兆候なく、すべての患者に忍容性があった。」と報告しています。抗うつ剤のように、危険性のある副作用が少ないところもCBDの良い点です。
参考
出典:カンナビジオール(CBD)事前審査報告書|世界保健機関(WHO)
2−1. CBDはうつ病と関係する「セロトニン」に影響を与える可能性がある
出典:Does CBD Get Pets High?|Suzie's CBD Treats
うつ病は、‟幸福物質”の名でよく聞く「セロトニン」や「ノルアドレナリン」などの神経伝達物質の減少が1つの原因であると考えられています。
抗うつ剤は、上記の脳内物質を増加させて脳内のバランスを整え、落ち込み、意欲の低下、不安、焦燥感などの症状をやわらげます。一方で、ひどい副作用が体に現れてしまうことも。
CBDは、脳内のセロトニン受容体を調節し、プラスの効果を与えていると言う専門家も多くいます。2014年に動物を使って行われた海外の研究では、CBDが脳内のセロトニン受容体を調節し、抗うつと抗不安の両方の効果を生み出せることがわかりました。
また、CBDは多くの抗うつ薬と同様のセロトニンレベルを調節するという機能を有しているとも考えられていたり、CBDの投与がうつ病等のストレス関連行動を最小限に抑えるといった、新しい代替薬としての可能性が示されています。
参考
出典:How to Try CBD for Depression|healthline
出典:https://www.mycannabis.com/ja/cbd-as-an-alternative-to-treating-depression/
出典:https://www.mdpi.com/2218-273X/10/11/1575
2−2. CBDはうつ病との併発が多いてんかんにも有効
CBD の臨床使用は、てんかん治療が最も先進的です。2022年4月に、てんかんの治療に有効だと言われているCBD製剤「エピディオレックス」の治験が、日本でも開始されました。大麻の所持が違法である日本で、大麻由来の成分を取り扱った製剤が販売されるようになったら、時代も変わりつつあると言えますね。
実はてんかんは、精神障害やうつ病との合併が発生することも多い病気。そのため、てんかんと別の精神疾患が合併した際に、CBDが精神に対して与える影響についても期待されています。
「CBDはてんかんに有効なので、合併した際の精神障害やうつ病にも有効」とは言えませんが、研究が進めば、てんかん合併時の症状にも有効であるエビデンスが見つかるかもしれません。
参考
出典:精神障害に対する Cannabidiol (CBD)|厚生労働科学特別研究
3. うつ病の人がCBDオイルを試す際の注意事項
危険な副作用などは報告されていないCBD。世界情報機構(WHO)も安全性については認めており、「良好な安全なプロフィールをもち、一般的に良好な忍容性(許容性)がある」と報告しています。
一方で、大阪の心療クリニック「クリニック千里の森」によると、以下の副作用が発生することも考えられると言われています。
・倦怠感 |
また、CBD100mg を超える量を使う場合は、抗うつ薬、抗精神病薬などとの相互作用に注意が必要だとも述べています。試す場合は少量から、処方薬内服とは2時間以上、服用時間をずらすなど工夫が必要とのこと。
通常、CBDは20-30mgを接種すると、多くの人は睡眠の質に改善が見られます。しかし、一部の人には覚醒効果があらわれたりするため、5-10mg を午前中などに服用し、どのような体感があるのかを試しながら、ご自身にあった最適な量を見つけてください。
とはいえ一番安全なのは、自己判断でいきなり処方薬からCBDに切り替えはせず、かかりつけの医師に一度相談です。まずは、専門家の意見を仰ぐことからスタートすることをおすすめします。
参考
出典:CBDオイル使用前に知っておきたい6つのこと|クリニック千里の森
4. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございますが、今回は 就寝前や、疲労回復したい状況でオススメな「CBD×CBNオイル ~Recovery~」をご紹介いたします。
USDA オーガニック認定済みヘンプファームで栽培されたCBN原料や、オーガニックMCTオイルを使用した高濃度のオイルです。CBNとCBDの含有量が高く、就寝前や、疲労回復したい状況でオススメです。
他にも、カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
5. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。