CBDには多様な効果効能があります。
その中でも今回はCBDの育毛に関する効果について取り上げます。
CBDに育毛効果は本当にあるのか?あるとしたら、どのように育毛に影響を与えているのか?
これらの疑問にエビデンスに触れながら解説していきます。
1. CBDは抜け毛に効果的?
CBDは抜け毛に効果があると期待されています。CBDと発毛の最新の研究と、育毛するために実際に必要なCBDの量について詳しく見ていきましょう。
1-1. CBDで発毛の増加が見られた2021年の研究
2021年にフロリダ州クリアウォーターでCBDと髪・頭皮の研究が行われました。
この研究には、進行性の側頭部脱毛症や頭頂部脱毛症でAGA(男性型脱毛症)と診断された35人の男女(男性28人、女性7人)が参加しました。
35人の被験者に、6か月間毎朝1回、CBDが10.78%、THCが0.21%含まれたエキスを薄毛の部分に塗布するよう指示し、6か月後の髪の変化を見るという研究です。ちなみに被験者はCBD・THCエキス以外の脱毛症治療は受けていません。
6か月後、側頭部の毛髪は男性で74.1%、女性で55.2%の発毛の増加が見られました。また、頭頂部の毛髪は、男性で120.1%、女性で64.9%の発毛の増加が見られ、側頭部と頭頂部の合計で93.5%もの髪が増毛したという結果になりました。
結果として、男性の方が女性よりも発毛増加がより見られ、頭頂部脱毛症の方が、側頭部脱毛症よりも効果があったということになりましたが、効果の大小はあったもののすべての被験者で毛髪数が増加したと報告されています。
また、被験者の3分の1が治療開始後1か月間においては、抜け毛が増えたといううったえもありましたが、2か月後の診察では抜け毛の増加に関する報告はなくなりました。さらに、CBDエキスによる副作用の報告は抜け毛以外はありませんでした。
このフロリダの研究結果はCBDエキスが安全で、かつ発毛増加効果がある可能性が高いことを示唆しています。
この結果を見て、CBDを薄毛に使ってみたいと思った人も多いのではないでしょうか。それでは、実際に頭皮に使う場合にどのくらいの量を使えば効果が期待できるのかについて見ていきましょう。
1-2. 育毛のために必要なCBD量
紹介したフロリダの研究では、一日平均量として3〜4mgのCBDを含むヘンプエキスが使われ、6か月後に約93.5%の発毛増加が見られた結果となりました。
育毛のために必要なCBD量は、人や薄毛の面積によって多少違ってきますが、だいたい2〜5mgのCBDを含む製品を一日1回頭皮に塗ることをおすすめします。低用量から始めて効果が出なければ少しずつ用量を増やしてみてください。効果が出始めた量がご自身の適切な量です。
ただし効果を出したいからといって、むやみやたらに過剰なCBD量を塗布してしまうとかえって逆効果になる可能性もあります。2020年の海外の研究では、CBDは毛幹の伸長を促進する傾向があるが、CBD濃度がある一定よりも濃くなると毛幹の育成が抑制され、髪の退行期が誘導されるという結果になりました。この結果を受けて、この研究ではCBDは濃度によって異なる受容体を標的とする可能性があるのではないかという仮説を立てています。
CBD製品を育毛に使う場合は、塗り過ぎず、ご自身にとっての適切な用量で塗布してください。
2. 【口コミ分析】CBDは薄毛に効果がある?
研究では薄毛への効果が期待できると言う結果でしたが、実際の口コミではどのようなコメントがあるのかを見ていきましょう。
・まだ使い始めて間もないですが、抜け毛が減った感じがしています。洗い心地がすっきりとしています。
・抜け毛が多いので購入してみましたが、使い始めたばかりなのでまだ効果は分かりません。
・頭皮がすっきりする感じです。抜け毛が酷いので落ち着くことを期待しています。
・脱毛や切れ毛、白髪染めのダメージなどがありましたが、CBDシャンプーで改善しています。
・何の変化もありませんでした。
効果があったという口コミと、まだ効果があらわれない、何も変化がないという口コミがありました。
研究によると、抜け毛に効果があらわれるのが2か月後からなので、使い始めたばかりで効果が見られない場合は、少なくとも2か月以上は続けてみる価値はあるかもしれません。
何か月経っても効果がない場合は、使っている商品がご自身に合わない可能性や、CBD自体が合わない可能性を考える必要があります。
そもそもCBDは、人によって効果の出方が違うという特徴があるため、同じ量を使ったからといって他の人と同じ効果が出るわけではありません。また、商品によって効果の体感度合いが違うこともありますので、期待する効果が得られない場合は別の商品に変えて様子を見てみるのもよいでしょう。
3. CBDが抜け毛に作用する仕組みと4つの作用
CBDは、身体の中の恒常性を保つ機能であるエンドカンナビノイドシステム(ECS)と相互作用することによって機能していると考えられています。
身体の中に変化が起きたとき、たとえばウイルスが侵入したり、炎症が起きたり、不安になったり、痛みを感じたりしたときに、健康であれば自然に身体が回復して元の状態に戻りますよね。これはECSが働き、恒常性を保っているからといわれています。
CBDはECSの働きをサポートしてさまざまな健康・治療作用をあらわしているとされていますが、CBDのどのような作用が、抜け毛改善に役立っているのでしょうか。CBDの抜け毛に対する4つの作用について見ていきましょう。
3-1. 髪の毛の成長を促進する
2021年の海外の研究では、CBDはECSやカンナビノイド受容体を介して、毛包の成長を促していると結論付けています。
ECSは、毛包細胞の成長に重要な役割を果たしているとされています。ECSを活性化させるカンナビノイド受容体の一つにCB1受容体というものがありますが、CB1受容体が活性化されると毛幹の伸長が阻害されることが知られているのです。
ではCBDはCB1受容体にどのように作用するのでしょうか。
2015年の海外の研究によると、CBDはCB1受容体の活性を抑制することが報告されています。つまりCBDは、CB1受容体の働きを弱めることで毛幹の伸長を促進すると考えることができます。
また、毛包周期は毛包にあるバニロイド受容体―1(TRPV1)やバニロイド受容体―4(TRPV4)によってもコントロールされています。これらの受容体が活性化されると髪の毛の伸びが遅れ、退行期への移行を促進することになります。
CBDは、TRPV1の働きを低下させることでも髪の毛の伸長を促進する働きがあるとされています。ただし、CBDの用量が多すぎるとTRPV4を活性化して、退行期への移行を促進してしまう可能性もあります。
CBDの髪を成長させるこれらのメカニズムは、現在AGAの治療として使われている医薬品であるフィナステリドやミノキシジルのメカニズムとは異なります。そのため、CBDはAGAの医薬品と併用することができるという利点があります。
医薬品とCBDを併用することで相乗効果によるさらなる効果が期待できるでしょう。
3-2. 血液循環を促進する
CBDは血液循環を促進する働きがあることが期待されています。
2020年の海外の研究によると、CBDが海馬への脳血流を増加させるという結果になりました。
CBDは、頭皮の血液循環を促進する可能性もあります。毛包周辺の血液循環が良くなれば、栄養が行き届いて発毛を促進することにも繋がります。
3-3. 炎症を軽減する
CBDには炎症を抑える効果があることが期待されています。
2019年の海外の研究によると、CBDは、抗炎症作用や抗酸化作用を持つことが示唆されました。
頭皮に炎症があると、髪が成長する良い環境を保つことができません。炎症を取り除くことで、髪の成長をサポートし、薄毛の予防が期待できます。
3-4. 不安やストレスを軽減する
CBDには不安やストレスを軽減する効果が期待できます。
2023年の海外の研究では、CBDにはストレス軽減効果が期待でき、ストレスや不安障害の治療法としてCBDが利用できる可能性があることが示唆されました。
ストレスや不安は、戦うときに活性化する神経である交感神経を過剰に活性化させ、ストレスホルモンであるコルチゾールを大量に分泌させてしまいます。
コルチゾールは脱毛に関連しているといわれています。コルチゾールが過剰分泌されると免疫機能が弱くなることで頭皮の環境が悪化し、抜け毛が増加するとされているのです。
CBDの不安・ストレスの軽減作用が、抜け毛予防作用につながる可能性は十分にあるといえるでしょう。
4. CBD(カンナビジオール)とは
CBDとは、大麻草の成分のうちの一つです。
大麻草の成分ということで大麻取締法が頭に浮かび、CBDは危険なものではないかと勘違いする人も多いのではないでしょうか。
CBDは安全性の高い成分です。その安全性の高さは、世界保健機関であるWHOが認めているほどです。
CBDは、大麻取締法で取り締まれている大麻の成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)と違い、摂取してもハイになるなどの精神作用はいっさいありませんし、もちろん合法で所持ができます。また、報告されている副作用も少なく、万が一副作用が起こったとしても症状が軽いものがほとんどです。
CBDは、さまざまな健康・治療への作用があると今、世界中で注目されています。実際に医薬品では改善できなかった病気の症状がCBDで改善したという報告もあります。世界の多くの人たちがCBDの効果の恩恵を受けたいと、毎日の生活にCBDを取り入れ始めています。
5. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございます。
カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
是非この機会にお買い求め下さい!
6. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。