約5分で国内外のCBD業界のホットトピックが丸わかり。
7/11週も盛りだくさんの最新の市場動向をお届けします。
1. 海外動向
1-1. オーストラリア、大麻支持者がタバコ支持者を上回る調査結果を公表
オーストラリアで、大麻の使用がタバコよりも受け入れられていることが、最新のNDSHS(国家薬物戦略家計調査)で明らかになりました。
オーストラリア保険福祉研究所が7月15日(金)に発表した2019年のデータは、14歳以上の約20,000人に薬物に対する考え方を尋ねたもので、大麻の常用を支持する人が20%であるのに対し、タバコを支持する人は15%であることが分かりました。
オーストラリアでは、全国的にタバコの喫煙率が低下し、タバコの使用に対する罰則強化に賛成するオーストラリア人が増えました。
また、約85%のオーストラリア人が、未成年にタバコを提供することに対する法執行の厳格化を支持し、約10人に7人が公共の場での電子タバコの使用を制限すべきであると考えています。
同時に、オーストラリア人の5人に2人が大麻の合法化を支持するという記録もあり、過去10年間で16%増加しました。
オーストラリアでは現在、すべての州と地域がなんらかの形で大麻を非犯罪化していますが、どの程度の量を個人使用とみなすか、どのような罰則を設けるかなどの点で違いがあります。
例えば、南オーストラリア州は、1987年に軽微な大麻犯罪を非犯罪化した最初の州であり、刑事責任を問われる代わりに罰金を支払うという選択肢を導入しています。
今回の調査結果は、嗜好用の大麻を合法化することを支持するグローバルなトレンドの影響を受けたものと推測されています。
アメリカでは19州が、カナダ、スペイン、ウルグアイなどの国々で嗜好用大麻が合法化されています。
次回のNDSHSの調査は、2022年12月の完了を目指し、7月末にキックオフされる予定です。この調査は、タバコ、アルコール、その他の薬物に関する政府の政策立案に活用されます。
1-2. ブリトニー・グライナー、医療用大麻の使用を主治医に推奨されたことをロシア法廷に提出
ブリトニー・グライナーはWNBAのスター選手で、東京オリンピックでのアメリカ女子バスケ金メダル獲得の立役者の1人です。
そのグライナーが、今年2月にロシアに渡航、モスクワの空港で入国手続き中に、ロシアで違法な大麻(大麻濃縮物)所持が発覚し、ロシア当局に逮捕、拘束されました。
この事件の初公判は今年7月1日より始まっており、最悪のケースでは、禁固刑10年に処される可能性があり、アメリカ、ロシアを中心に世界中で注目が集まっています。
グライナーは法廷にて有罪を認め、大麻の所持を認めましたが、犯罪の意図はなく、WNBAのオフシーズン中にロシアプレミアリーグでプレーするためにロシアに戻る際に急いで荷物をまとめたため、意図せず荷物に大麻が入ってしまったと述べています。
グライナーの弁護士は「彼女の主治医がグライナーに医療用大麻の使用を勧め、アリゾナ州保健局の代理として許可した」と証言しました。
ロシアのメディアは、グライナーがロシアの武器商人ビクトール・バウトと交換される可能性があると推測しています。彼は、米国市民殺害の陰謀とテロ組織への援助提供で有罪判決を受け、米国で25年の刑に服しています。
グライナーの拘束は12月20日まで延長が許可されており、裁判が数カ月続く可能性があります。ところが、グライナーの弁護団は、8月初旬には終了する見込みだと述べています。
1-3. 大麻テーマのNFTギャラリー、アリゾナ州に初進出
海外で大麻をテーマにしたNFTが流行しています。
日本国内でもNFTはまさにトレンド真っ盛りですが、大麻関連のNFTのプロジェクトはまだ少ない状況です。
そこで、今回は、NFTの基本的な概要を説明し、先週あった大麻関連のNFTについてのニュースを紹介します。
まずはじめにNFTとは、”Non-Fungible Token”の略で、日本語では非代替性トークンと訳されます。デジタルデータの世界では複製が容易で、これまでデータを所有することはできませんでした。それが、ブロックチェーン技術によって、デジタルの世界にも「所有」の概念が発生し、デジタルデータを所有できるようになった、この所有可能なデジタルデータやデジタルアートのことをNFTと言います。
NFTを所有すると、ユーザーはDiscordなどのオンラインコミュニティに招待され、そこで会員限定の様々な特典を享受できます。
世界最大の大麻関連NFTのCrypto Cannabis Club(以下、CCC)は、2021年8月にローンチされ、ローンチ後すぐに1万個のNFTを配布しました。このNFTを所有することで、会員限定のリアルイベントに参加できたり、CCC限定の大麻の割引クーポンが手に入ったりします。CCCのデジタルコミュニティは3万人を超える規模まで成長しています。
さて、先週あった大麻関連のNFTのニュースを紹介します。
Plant.Body.Soul.という大麻に特化したアリゾナ州のクリエイティブエージェンシーが、”Owls After Dark”というNFTギャラリーのお披露目イベントを7月22日に開催するようです。このイベントでは、エリス・ウェイランドのアートワークを公開するとのこと。
NFT購入者は、購入したNFTアートのプリントやPlant.Body.Soul.が主催する特別イベントに招待されます。なお、NFTは世界最大のNFTマーケットプレイス・OpenSeaにて購入できる予定です。
NFTに興味のある大麻(CBD)関連事業者は、この機会に最新の大麻関連NFT、”Owls After Dark”チェックしてみてください!
1-4. バイデン大統領、大統領就任以来初めて大麻政策について公に言及
ジョー・バイデン大統領は、大麻で投獄された人々を解放するという選挙公約を実現するための計画に、政権が取り組んでいることを明らかにしました。
大統領が1年以上前に就任して以来、大麻政策について公に実質的なコメントをしたのはこれが初めてです。
バイデン大統領は、7月16日の夜、ホワイトハウスの芝生で、ニューヨークポストからの質問に「私は誰もマリファナの使用で刑務所に入るべきだとは思わない」と回答しました。
大統領は、議員や支持者から、大麻に関する行政措置を取るよう多くの嘆願を受けており、就任前の選挙戦でも大麻関連の犯罪で人々を投獄すべきではないと発言していましたが、具体的な政策は実行できていませんでした。
そこで、エリザベス・ウォーレン、バーニー・サンダース、コーリー・ブッカーら6人の上院議員は今月初め、バイデンに書簡を送り、政権に対する不満を表明しています。
昨年、CRS(米国議会調査局)が発表した報告書では、大統領は大麻犯罪の大量赦免を認める権限を有していると断言しました。
また、ONDCP(国家麻薬統制政策局)のラフル・グプタ局長は先月、バイデン政権は現在の禁止主義的アプローチの失敗を認識し、連邦政府の政策に反映させるために大麻を合法化した州を静観していると発言しました。
バイデン大統領は、嗜好用大麻の合法化には断固として反対を表明しており、包括的な改革法案をどうするかはまだ分かりません。
しかし、だからこそ、大統領自身が恩赦への積極的な取り組みについて短い声明を出したことが注目に値するのです。
2. 国内動向
2-1. 日本の大麻イメージを変える!大麻アイドル・ASA Girlsがついに始動
医療大麻に関するエビデンスベーストな情報発信をする一般社団法人代表理事の正高佑志氏とDJのプロハンバーガー氏がプロデュースする大麻アイドル・ASA GirlsのTwitter公式アカウントが7月12日に開設されました。
今年4月に正高氏のTwitterでメンバーを募集し、7月12日にグループの公式Twitterを開設し、公に情報公開という運びになりました。
7月16日にプロハンバーガー氏も出演する音楽イベントにて早速ゲリラライブを実施し、SNSなどで大きな反響を呼んでいます。
今後の活動に大注目です!
3. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。