7月29日、大麻規制検討小委員会の第3回が開催されました。
議論で使用された資料はこちらよりご確認頂けます。
1. CBD関連事業者必見、第3回大麻規制検討小委員会のサマリー
今回の大きな論点は以下3つです。
①大麻種子の生産及び流通管理について
②大麻草の栽培規制と大麻研究者免許について
③THCに変換される物質の取扱いについて
まず、①大麻種子の生産及び流通管理についてです。
ここでは、栽培前の大麻の種子をどう管理するべきかについて議論されています。
現状では、以下スライドのような管理方法になる可能性が高いです。
ここでは大麻種子を3パターンに分けて厳密に管理していくべきと考えられています。
①登録品種
②在来種
③輸入種子
どのパターンの種子であっても、栽培前のTHC定量検査は必須になりそうです。
THCの定量検査は、登録検査機関となった都道府県の研究・検査機関、大学・国立研究開発法人の研究機関等が実施し、検査証明書を発行してはどうか、と提案されています。
次に、②大麻草の栽培規制と大麻研究者免許についてです。
大麻に関する研究は規制緩和の方向で進みそうです。
以下スライドをご覧ください。
THCが麻向法(麻薬及び向精神薬取締法)で規制される方向で進めているため、現状、大麻以外の麻薬研究者と大麻研究者は区別されているが、研究免許の一本化が提案されています。
また、大麻研究者の免許更新は1年ごとでしたが、3年ごとに延長してはどうかという提案もあります。
大麻関連の研究の規制緩和により医療だけでなく栽培に関してもこれから研究が進んでいくでしょう。
最後に③THCに変換される物質の取扱いについてです。
注目すべきスライドは以下です。
大麻使用罪の創設はほぼ確定的で、いかに大麻の使用を科学的に立証するべきかが議論されています。
現状違法な大麻から抽出されるカンナビノイド・⊿9-THCを摂取・使用することは違法ですが、この⊿9-THCを摂取したわけでないが、体内で⊿9-THCに変換される場合も大麻の使用に当たるような法改正の方向が提案されています。
このような規制を前駆物質規制と呼んでおり、⊿9-THCに変換される前の前駆物質も包括的に規制していく方針のようです。
現在話題の合法で精神作用のあるTHCOやHHCOなどのリーガルハイカンナビノイドもこの規制で包括的に規制される可能性があります。
以上が今回議論された内容です。この大麻小委は9月まで毎月開催される予定です。
その後、2023年3月の通常国会に改正案を提出予定とのことです。
大麻小委の来月の動きにも目が離せません。
2. OFFの原料はオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性 ②製造工程における各種認証 ③信用・実績のあるサプライヤー |
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。