カリフォルニア州では、待ちに待った大麻を使用できるラウンジが登場したようで、業界の専門家は、これらの施設が今後数年で飛躍的に拡大すると予測しています。
1. カリフォルニア州、大麻ラウンジの流行間近か?
大麻ラウンジの増加は、コロナウイルスの大流行によって鈍化し、カリフォルニア州や全米で緩やかなものとなっていました。
これまで、カリフォルニア州をはじめ全米で大麻ラウンジビジネスが伸び悩んでいることから、多くの人が期待していたビジネスモデルに疑問符がついていました。
現在、カリフォルニア州で営業しているラウンジは、主にサンフランシスコとオークランドに集まっています。ほとんどが大麻専用のただの喫煙室です。
南カリフォルニアやセントラルバレーでは、ようやくいくつかのラウンジの認可がおり始めました。
その結果、大麻ラウンジの数は、現在営業している約10件から、今後1〜2年で約3倍になると予想されています。
ウェストハリウッドの大麻販売店"The Artist Tree"の共同創業者で、最近"The Studio Lounge"をオープンしたローレン氏は、「大麻ラウンジは、業界を前進させ、大麻使用をノーマライズするために非常に重要な役割を果たす」と話しています。
ウェストハリウッドは、ベイエリア以外で大麻ラウンジ業界をリードしてきた存在です。
市当局は2018年に16のライセンスを許可しました。
8つはエディブルのみ、8つは喫煙のためのライセンスです。
今のところ、そのうちの1つである"The Studio Lounge"だけが営業しています。
施設は、有名なサンセットストリップの南側、バーやレストラン、マリファナショップが立ち並ぶ賑やかな商業地区の中心にあります。
先日、スタジオ・ラウンジで行われたコメディー・ナイトには、多くのお客さんが詰めかけました。
パティオのテラスでは、グラスボングを借りる人もいれば、店内でプレロールをふかす人もいました。
お客様はタブレットを使って、ボングやプレロールなどの大麻製品を注文していました。
ライブミュージック、サウンドバス、ペインティング、ヨガインストラクション、ドラッグクイーンブランチなど、1週間を通して多様なイベントが開催されています。
カリフォルニアの大麻ラウンジは、製造業者や栽培業者などの他の大麻ビジネスに比べて、多くの制限に縛られています。
まず、地方で申請する場合は、認可された区画の範囲内で物件を確保する必要があります。
州レベルでは、特定の消費ラウンジのライセンスが存在しないため、申請者は小売ライセンスを申請する必要があります。
この小売ライセンスでは、従来のレストランと同じように調理された大麻入りの料理や飲み物は、州法で禁止されているのです。
「課題は食べ物や飲み物を売らないのに、どうやってラウンジモデルで収益を確保するか、ということです」、と「The Studio Lounge」のオーナーは話しています。
2021年、サンディエゴ郊外のナショナルシティでは、6つの大麻関連ライセンスのうち1つを大麻ラウンジ用に設定しました。
公共の場所や車の中で喫煙するよりも、「人々が安心してくつろげる安全な場所で」消費者に大麻を使用してほしいと考えています。
大麻関連の税や申請、ライセンス料は、沿岸部の都市に年間200万ドルから300万ドルの収入をもたらすと予想されています。
ただし、ラウンジは商業観光地区にゾーニングされています。
1ヶ月ほど前に公開した記事でも触れましたが、アメリカではネバダ州でも同様の大麻ラウンジビジネスが花開こうとしています。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
出典:California cannabis consumption lounges poised for takeoff
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