CBDにはリラックス効果や身体機能のバランスを整える効果など、さまざまな働きがあるとされており、多くの方からの興味や関心を集めています。しかし、副作用が現れないか不安でCBDの使用を迷っている方も多いはず。
この記事では、CBD摂取によって出現する副作用の種類や原因、対策などを解説します。
CBDには強い副作用がないとされているため、正しく使用すれば健康を害する可能性を限りなく低くできます。この記事によってCBDを安全に使う方法を理解し、あなたが効果的にCBD商品を活用できるようになったなら幸いです。
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1. CBDの副作用とは?
大麻草の茎や種子に多く含まれる成分であるCBD(カンナビジオール)の使用によって、軽度の副作用が現れる場合があります。ただしWHO(世界保険機関)の報告によって、CBDの安全性はすでに公表されています。(出典1)
国内では、精神活性作用(気分が高揚すること)や依存性がある成分は使用できません。CBDには精神活性作用や依存性が確認されていないため、国内でも規制の対象にならず自由に使用できます。(出典2)(出典3)
ただし大麻草由来成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)やHHC(ヘキサヒドロカンナビノール)には、精神活性作用や依存性があり、国内での使用が禁止されています。
出典1:WHO「WHO Expert Committee on Drug Dependence」
出典2:WHO「WHO Expert Committee on Drug Dependence」p13,14
出典3:Department of Diabetes Complications and Metabolism, Beckman Research Institute, City of Hope National Medical Center, Duarte, California, USA.「A narrative review of molecular mechanism and therapeutic effect of cannabidiol (CBD)」
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参考: CBD(カンナビノイド)・テルペンの原料卸販売
2. CBDによる副作用の種類
CBDには健康を害する副作用は発見されていませんが、過剰摂取した場合や人によっては以下のような副作用が現れるケースがあります。- 眠気
- 喉の渇き
- めまい
- お腹が緩くなる
- 動悸
CBDのことを知っておきたい方は参考にしてください。
2-1. 眠気
CBDにはリラックス効果があるとされていますが、効果が効きすぎると眠気が感じられるケースも確認されています。
眠気が引き起こされるのは、睡眠作用のある脳内物質「アデノシン」の働きがCBDで活性化されることによるとされています。
CBDの副作用の中でも眠気は特に起こりやすい現象だとされているため、摂取後に大切な用事がある場合や重要な作業をする必要がある場合は使用を控えるのが好ましいでしょう。
2-2. 喉の渇き
CBDの効きすぎによって、喉が渇く場合があります。
喉が渇くのは、CBDに唾液の生成を一時的に抑制する働きがあるからだとされています。ただしCBDの副作用で喉の渇きが現れた場合、水分を摂ることで簡単に対処可能です。
喉の渇きが心配な方は、唾液腺マッサージをするのも効果的です。あごの下や耳のうしろあたりを優しく圧迫すると唾液が分泌されやすくなります。
2-3. めまい
CBDの作用によって軽いめまいが現れる場合があります。
軽いめまいが出現するのは、CBDに血圧低下作用があるからだとされています。CBD使用によってめまいになることはまれですが、CBDを使った後は自転車や自動車を運転することは避けるのが好ましいでしょう。
またある事例によると、CBDがめまい改善に効果的であることが発表されました。ただし、医療機関での有効な研究結果がないため、引き続きCBDとめまいの関係性に注目する必要があります。
2-4. 下痢
CBDの効果が強く出た場合、お腹が緩くなって下痢になるケースがあります。
下痢になるのはCBDによって消化管の働きが抑制され、消化不良になるせいだといわれています。ただし、CBD商品の使用で下痢になるのは、一様にCBDのせいだけではありません。例えば、CBDオイルに使われている油分が下痢を引き起こすケースもあります。
CBD商品を使ったことによる下痢を避けたい方は、食事後の30分から1時間後にCBDを摂取すると症状を軽減できます。
2-5. 動悸
CBDの作用が強く出た場合、まれに心臓の拍動を強く感じるようになる「動悸」の症状が出現することがあります。
動悸になるのは、CBDの血圧低下作用が関連しているとされています。ただし、動悸になるのはまれなケースであり、CBDと動悸を関連づける研究結果も2024年2月現在発表されていません。そのためCBDを使用する際に、過剰に動悸を心配する必要はないといえます。
3. CBD接種で副作用が現れる原因
CBD摂取による副作用を防止するためには、副作用が出現する原因を知っておくことが大切です。
CBD使用後の副作用には、以下の原因があります。
- CBDの効果がマイナスに働くため
- 過剰摂取のため
- 人によって適量が異なるため
- 吸収率の高い摂取方法のため
CBDを安全に使いたい方は参考にしてください。
3-1. CBDの効果がマイナスに働くため
CBDにはさまざまな効果があるとされていますが、まれにその効果がマイナスに働いてしまうことがあります。
例えばCBDの働きによって脳内物質が活性化されてリラックス作用を感じられることがありますが、リラックスするのに加えて眠気が生じる場合があります。またCBDの血圧低下作用によって身体のストレスが軽減されることが期待できますが、その反面まれにめまいが生じるケースも。
このようにCBDの効果にはメリットとデメリットがあるため、働きをよく理解したうえでCBDを使用するのがおすすめです。
3-2. 過剰摂取のため
CBDには大きな副作用がないとされていますが、過剰摂取によってCBDの効果が効きすぎてしまうことが考えられます。
CBDは摂取されると血液に成分が溶け込み、全身を巡って作用が発揮されます。CBDの効き目を決定づけるのは、血液中のCBD成分の濃度です。そのためCBDの過剰摂取によって血中CBDの濃度が高くなると、CBDが効きすぎてしまい身体に悪影響が及ぶ場合があります。
ただしCBDの摂取量が少なすぎる場合は、CBDの効果が感じられにくくなるため注意しましょう。
3-3. 人によって適量が異なるため
CBDは天然由来の成分のため、効き目には個人差があると報告されています。そして作用に個人差があるのと同様に、副作用にも個人差があります。作用や副作用を感じるCBDの量は人によって20~30倍ほど異なるとされるため、初めてCBDを体験する方は注意が必要です。(出典1)
CBDの効き目の度合いを決める要因の1つが体調です。体調が優れないときはCBDの働きを感じやすくなるとされており、これはCBDが身体や脳の神経細胞に作用することに関連しています。
神経細胞には、身体の機能を調整する「ホメオスタシス」というシステムが備わっています。体調が悪いときはホメオスタシスが正常に働いていないことがあるため、CBDの効果を実感しやすい場合があるのです。
不調時にCBDを摂取すると副作用が出やすいという研究結果は2024年2月現在確認できませんが、体調が優れないときに無理してCBDを使用するのは得策とはいえません。
出典1:CBDオイル研究会「CBDオイルの使い方について」
3‐4. 吸収率の高い摂取方法のため
以下の通り、CBDは接種方法によって吸収率が異なります。
摂取方法 |
吸収率 |
吸引摂取 |
40%ほど |
舌下摂取 |
20%ほど |
経口摂取 |
10%ほど |
CBDの吸収率が高いと血中に溶けるCBDの濃度が高くなるため、効果を感じやすくなります。CBDの効き目が強くなると副作用が出る場合があるため注意が必要です。
よって、副作用が不安な方はCBDの吸収率が低い経口摂取から試すのがおすすめです。経口摂取のCBD商品には、CBDグミやCBDチョコ、CBDクッキーなどの種類があります。
4. CBDによる副作用の対策
CBDによる副作用を避けつつ効果を楽しむ方法は以下の通りです。
- 適切な使用量を見極める
- 質の高いCBD製品を選ぶ
- 使用前に医師と相談する
それぞれ詳しく解説するので、CBDを安全に使いたいとお考えの方はぜひご覧ください。
4-1. 適切な使用量を見極める
先述した通り、人によってCBDの効き目の程度は異なります。
そのため、ご自身にとって適切な量のCBDを使用することは副作用を感じずに効き目を存分に楽しむことにつながります。
「CBDオイル研究会」は医師や歯科医臨床、獣医師によって組織された、大麻用医療の臨床利用と普及を目指す医療専門家グループです。CBDオイル研究会の研究によると、効果を急がない場合は3~10mg/kgのCBDを摂取することが推奨されています。(出典1)
ただし以下の症状を改善したい場合は、0.25~0.5 mg/kg(体重60kgで15~30mg)を2回に分けて推奨するのがおすすめです。(出典1)
- 痛み
- 不安
- てんかん
- 不眠
など
出典1:CBDオイル研究会「CBDオイルの使い方について」
4-2. 質の高いCBD商品を選ぶ
ひとことでCBD商品といっても商品の質のよさが異なり、効き目や副作用の出にくさも違う場合があります。
CBD商品の質のよさは、以下の項目で確かめることが可能です。
- 第三者機関の検査を通ったか
- CBDの抽出方法は何か
- 専門家が監修した商品か
など
また、有名な老舗メーカーのCBD商品は比較的品質が高いとされているため、商品を選ぶ基準にしてもよいかもしれません。
CBD商品選び方は以下の記事で詳しく解説しているので、質のよいCBD商品を選びたい方は参考にしてください。
4-3. 使用前に医師と相談する
先述した通り、心身の調子が優れないときにCBDを摂取すると効き目が強く感じられる場合があり、副作用の出現につながることがあります。そのため、健康状態に不安を抱えている場合は医師に相談してからCBDを使用するのが好ましいでしょう。
またCBDは以下の医薬品と併用すると、相互作用によって医薬品の働きを阻害、または増強するおそれがあるため注意が必要です。
- ステロイド
- 免疫抑制剤
- スタチン
- 抗生物質
- 抗精神病薬
- 麻酔薬
など
そのほか何か薬を服用している場合は、CBDの摂取を医師に相談してからCBD商品を試すようにしましょう。身体への悪影響が不安な方は、CBDを少量試してみたり摂取時間をずらしたりするのもおすすめです。
5. 副作用の正しい知識を得て安全にCBDを使用しよう
この記事ではCBD摂取によって出現する副作用の種類や原因、対策などを解説しました。
CBDには強い副作用がないとされていますが、間違った使い方をすると人によっては軽い副作用が生じる場合があります。
当記事によってCBDを正しく理解して、楽しく安全にCBDを活用しましょう。
6. tokyo mooon CBD商品のご紹介
tokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」を目指し、各種CBD商品を展開致しております!
主な商品としては、
・CBDべイプ
・CBDオイル
・CBDウォーター
・CBDグミ
がございます。
カンナビノイドの原料屋さんとして、原料へのこだわりは勿論、海外の研究事例などを参考に開発した商品などを取り揃えております。
是非この機会にお買い求め下さい!
7. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様
OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。
①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー
①合法性と安全性
・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査
②製造工程における各種認証
・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)
③信用・実績のあるサプライヤー
・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり
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