カンナビスやヘンプに含まれる物質「カンナビノイド」の中でも、世界中で注目されはじめている成分がCBN(カンナビノール)です。
強力な鎮静作用、抗菌作用があるといわれているCBNは、睡眠関連商品や皮膚の様々な症状をやわらげる商品への活用が期待されています。
この記事では、そんなCBNの米国市場での最新トレンドをご紹介。これからCBN市場に参入しようとお考えの方は、企画の立案や新商品開発などの参考にしてみてください。
1. CBN商品の米国市場の急成長
娯楽用大麻が合法なアメリカの8つの州では、2020年から2022年にかけてCBN嗜好品の小売売上高が3020万ドルから400%増の1億8,690万ドルに急増しました。
このように爆発的に成長したのはCBNの入手が容易になりつつあるのと、製造方法が確立されたことが要因として挙げられます。
CBNに関する情報を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
CBNとは何か?CBDとの違いは?:https://shop.tokyo-mooon.com/blogs/blog/cbn
2. カンナビノイドの中でも特にCBNが成長
以下のグラフからわかるように、カンナビノイド(CBN、CBN、THCV、CBC)の中でも、CBNを含んだ商品は爆発的な成長をしています。
CBN商品の売上高は、2020年は3,020万ドルで2021年は1億1110万ドル、2022年は1億8690万ドルと驚異的数字です。
CBNを含んだ商品がアメリカで人気を博したのは、CBNはCBDに比べて肉体的・精神的疲労軽減に効果が期待できることが理由の1つとして挙げられます。
CBNは脳や中枢神経系に存在するCB1受容体と体中に存在するCB2受容体の両方に直接働きかけることが可能です。
このような特徴を持つCBNが含まれた製品は、安眠を求めるユーザーや肉体的・精神的ストレスをやわらげたいユーザーからの支持を獲得できました。
THCH、THCBといった精神活性作用のある物質は日米でも規制されていますが、CBNは日本やアメリカで購入や使用が可能であるため手軽に利用でき、人気や注目度が高まる要因になりました。
3. 剤形としてはエディブル市場が成長
CBNエディブル(CBNをオイルやグミに配合し、食品にしたもの)の小売売上高は、2019年以降は3億2990万ドルに達し、今後も急成長が続く見通しです。
CBNエディブルはおやつ感覚で食べるだけで効果が得られる気軽さから、アメリカだけでなく日本でも人気が高まっています。
CBNを含むカンナビノイドは、経口摂取すると作用持続時間が長くなるのが特徴です。そのため、睡眠課題を抱えるユーザーに、安眠作用の持続時間が長く続くエディブルが求められるようになったと考えられます。
2021年から2022年にかけて調査をしたアメリカの8つの州のうち7州で、CBNエディブルの顕著な売り上げ拡大が見られました。同州のCBNエディブルの販売は3年以上続いており、これからも売り上げ成長が見込まれることが想定されます。
なかでもアメリカの食用ブランドであるWyld社は、今や看板商品の1つになったTHC/CBNグミのおかげで売り上げが急増した会社の1つです。
Wyldはエディブルが不眠や痛み、ストレスなどを緩和させる効果が期待できるとマーケティング戦略をしたことで、商品やCBNを認知度拡大させる要因をつくりだしました。
4. エディブルの内訳
アメリカ国内での売り上げの内訳は以下の通りです。
内訳としてはグミが71.7%、チョコレートが11.8%、キャラメルやチュー、タフィーが7.7%、ミントが5.9%、キャンディやロゼンジ、ガムが1.5%、蜂蜜や砂糖、甘味料が0.9%となりました。
CBNグミには甘味料や果汁、GABAやビタミンのような栄養素などが含まれていることが多く、普通のグミのように美味しく食べやすい傾向にあります。
このようにCBNグミは初心者でも食べるハードルが低く、手軽に摂取できることが人気な要因の1つとされています。
CBDグミに関する記事はこちらをご覧ください。
【マジで効く】おすすめCBDグミランキング8選:https://shop.tokyo-mooon.com/blogs/blog/mazidexiao-ku-osusumecbdgumirankingu8xuan-ode-nakuponfu-ki
CBDグミをOEM製造し、販売するまでの流れを説明します:https://shop.tokyo-mooon.com/blogs/blog/oem-gummy
【解説】CBDグミにオススメな原料とは?:https://shop.tokyo-mooon.com/blogs/blog/cbd_gummies_raw-material
5. 消費者の声
以下のグラフから、CBNの利用者90%の方は良質な睡眠をとることを目的に商品を購入しています。ほかの用途として、リラクゼーションと救済が5%ずつです。
またCBNはCBDと併用することで相乗効果が生まれ、より良質な睡眠をもたらすことが期待できます。そのため、CBNユーザーの中にはカンナビノイドの複数の成分を併用するユーザーも一定数いるようです。
6. 海外のブランド紹介
こちらでは、海外で人気を博しているCBD、CBN商品のブランドをご紹介します。
以下のブランドについて、それぞれ詳しく解説するので、企画立案や新商品開発の参考にどうぞ。
- ・Wyld
- ・gron
- ・Sunset Lake
- ・KIVA
6-1. Wyld
Wyldでは、アメリカのオレゴン州で製造された高品質なヘンプを使った製品を販売しています。主なラインナップとして、CBDを含んだフルーツジュースやグミが挙げられます。
Wyldの商品は第三者機関でのテストにクリアした商品が販売されており、安全性の高さを強みとしているのが特徴です。
またジュースやグミには本物のフルーツが材料として採用されているため、食品としての品質が高いことも売りの1つです。ジュース、グミともに様々なフレーバーが用意されており、好みの味をチョイスできるようになっています。
Wyldに関する詳しい情報はホームページでご確認ください。
6-2. gron
gronはアメリカ、オレゴン州のポートランド中心部を拠点としている、CBD商品を取り扱う会社です。オーガニックの持続可能な農法で商品づくりがされています。
主な商品は、天然原料のみを使ったCBDオイルや、スーパーフード、スーパーフルーツをベースにしたCBDグミ、天然の原料とオーガニックヘンプを組み合わせたスキンケア製品などがあります。
どの商品も安全性に配慮してつくられているのに加えて、自然環境や社会、経済への影響にも気が配られているのが特徴です。また、商品はすべて手づくりで製造されています。
gronについてはホームページでご確認ください。
6-3. Sunset Lake
Sunset Lakeはアメリカ、バーモント州の農場で栽培されたヘンプをCBD商品にして販売している会社です。持続可能な方法で農薬を使わずに栽培しているため、品質のよい商品をつくれます。
Sunset Lakeの商品はすべて第三者機関でテストされており、品質や投与量、安全性に細心の注意が払われています。
主な商品は、CBDオイルやCBDの成分を含んだコーヒー、チョコレート、グミです。そのほかにも痛みをやわらげたり肌の炎症を抑えたりする製品や、蒸気を吸って楽しむヘンプフラワーなど、多彩な商品がラインナップされています。
Sunset Lakeに関する情報は、ホームページからご確認ください。
6-4. KIVA
KIVAでは、大麻愛好家の若い夫婦による家族経営で作られた食品が販売されています。KIVAの商品にはTHCやCBD、CBNなどのカンナビノイドが使われています。また食品としての質にもこだわってつくられているのもポイントです。
商品製造には厳しい基準が設けられており、効力や安全性のチェックを通過した商品が市場に出回ります。
主な商品はTHCやCBNなどの成分が含まれたチョコレートバーやフレーバーが豊富なグミ、チューインガムなどがあります。
ちなみにTHCは日本国内での使用は違法です。そのため、CBDやCBNのみが使われていることを確認してから商品を利用しましょう。
KIVAに関する情報はホームページからチェックしてください。
https://www.kivaconfections.com/
7. OFFのCBN原料は高品質
弊社では、国内最高品質のCBN原料を取り扱っております。最高品質のCBN原料を使って商品をつくりたいとお考えの方は、弊社ホームページからお問い合わせください。
また、弊社ではCBD(アイソレート、ブロードスペクトラム、ディスティレート、水溶性)やCBG、CBNなどのカンナビノイド原料、テルペンの卸売りをしています。
加えて、カンナビノイドを用いた食品や化粧品ブランド開発のOEMサポートを行っているので、気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。