カナダの大麻関連の規制状況について、まとめました!
1. カナダで大麻は合法?
カナダでは2001年に医療大麻を合法化しましたが、2018年10月17日主要経済 国の中で初めて嗜好用大麻も合法化しました。
2. カナダで大麻が合法な理由
カナダでは生涯で4人に1人が大麻経験があり、販売が違法であるにもかかわら ず多くの大麻が流通し、特に少年の大麻使用率は先進国で最悪でした。政府は 年間70億カナダドル(約6000億円)の違法大麻の売り上げが犯罪組織に流れ込 んでいると分析しました。また闇市場の大麻は不純物などが多く含まれ、健康 に関する被害も増加。合法化して政府が流通を管理することで、闇市場を縮小 させて税収を上げると同時に未成年の大麻使用による健康被害の撲滅を目的と し合法化に至りました。
3. 日本人はカナダで大麻を買える?
カナダでは大麻を購入するにあたって、「カナダ人はOK, 日本人はダメ」 といった国籍による制限は行われていません。そのため、年齢確認のためにID を提示すれば、どの国籍であっても、合法なディスペンサリーで大麻を購入で きます。また、カナダで大麻を購入したことで、日本に帰国してから罪に問わ れる可能性はほとんどありません。なぜなら、カナダで大麻を所持していて も、日本国内で大麻を所持していなければ、大麻の所持を立証することは不可 能だからです。
4. カナダでは大麻吸ってもいいですか?
2023年国会で厚労省大臣が答弁したように、国外で大麻を使用しても使用罪は 適用されないとのことです。国外犯処罰規定は適用されないため、海外で大麻 を吸引しても使用罪は適用されません。また、大麻を所持していなければ、尿 から大麻の代謝物が検出されても直近で海外への渡航歴があり、国内でも使用 を裏付ける証拠がない限り、立件されることはありません。
出典:LIVE ⭕ 国会中継「大麻取締法」厚生労働委員会(2023/11/10)
5. 大麻の所持·使用·譲渡に関する規制
大麻の購入には、ほとんどの州では19歳以上である必要があります、ただし州 によりルールが違うので、旅行などで滞在する州のルールが知りたい場合は州 のウェブサイトで確認すことをおすすめします。購入には有効な写真付き身分 証明書を提示する必要があります。認められていることは下記の通りです。
1. 公共の場で、30g以下の大麻を所持すること
2. 30g以下の大麻を18歳以上の人と共有すること
3. 州政府が認可した大麻業者から大麻製品を購入すること
4. 認可制度の枠組みがない州および準州では、連邦政府が認可した生産業者 からオンラインで大麻を購入するjこと
5. 濃縮製品を作るために溶剤を使用しない限り、食品や飲料などの大麻製品 を自宅で作ること
6. 医療大麻に関する規制
カナダでは2001年に医療大麻が合法化されました。 嗜好大麻は非合法でした が、医療大麻の使用者として登録カードを持っている患者は自分の医療用に大 麻を栽培したり、政府に認可された個人のグロワーから医療目的で購入可能 でした。しかし医療大麻は喫煙できたり、最近ではオイル抽出された嗜好品と して使われるものとほとんど変わりません。現在医療大麻の栽培、製造、販売 を行うためのライセンスは70社超が取得しており、その半分以上は2017年〜 2018年に認められています
7. 大麻の栽培に関する規制
州により違いはありますが、認可された種や苗を使って、個人使用のために 1住居につき4株までの大麻を栽培できます。
8. 大麻使用下での運転に関する規制
2018年12月には、アルコール、大麻を含む薬物の影響がある状態(酔った状 態)での運転に対する処罰が実施され、ほとんどの場合、Serious Crime(重 罪)扱いとなり、5〜10年の処罰の対象となります。
これらの処罰が、永住権保持者や就労・学生・観光ビザでの滞在者に与える影 響は重大です。
大麻を含む薬物の影響がある状態(酔った状態)で運転をした場合、罰金、起 訴、拘置の対象・公共なるだけでなく、重罪を理由にカナダへの入国が認めら れなくなります。(カナダ国内、国外で起こった場合を問わず)。この結果と して、永住権保持者は、永住権を失う可能性があり、カナダを退去しなくては なりません。就労・学生・観光ビザでの滞在者は、カナダへの入国及び滞在が 認められない可能性があります。難民申請者は、難民としての申請資格を失う 可能性があります。
9. 公共の場所での大麻使用に関する規制
どこで大麻を使用することができるかに関する法律は州や都市ごとに異なりま す。一部の都市や州では大麻を公共の場で使用することは一切許可されていま せん。また指定された喫煙エリアで許可されている場合もあります。公共の場 では使用を許可しても、子供の周りでは許可されません。
10. 大麻合法化後のカナダ
嗜好大麻合法化後、大麻の使用率は上昇していますが、「問題のある大麻の使 用」には大きな変化はありません。「問題のある大麻使用」とは、大麻に依存 し、生活に支障が生じている状態のことです。大麻の使用により健康、仕事や 学業、人間関係において問題が生じたとしても、大麻の使用をコントロールで きない状態を指します。
最近公開された報告書によればカナダの合法大麻産業は2018年から2021年の間 に110億ドルの売り上げを生み出し98000人の雇用を創出し、カナダのGDPに 435億ドルを追加したと推定されています。カナダ統計局によれば2021〜2022 年会計年度に大麻から得られた連邦消費税及び関税は1億6000万ドル、州や準 州の消費税は合計5億9200万ドル、売上税は4億5800万ドルです。
合法化当初は新規参入企業が急増したものの、現在では激化する市場競争 や小売価格の下落、市場参入に伴う膨大な費用(税金や手数料)により合法大 麻産業の成長にもかかわらず大麻企業は利益を確保し経営を維持するのに苦労 しています。
また合法化以降、小児の大麻中毒による救急外来受診が全国で大幅に増加して います。特にグミ、チョコレート、焼き菓子などの大麻エディブルを許可した 州では、許可しなかった州の2倍以上に受診者数が増加しました。これはエ ディブルが通常の商品とパッケージが非常に似ているため誤って口にする子供 が増えているのだと考えられます。
合法大麻市場は違法市場との競合にも直面しています。これに関する問題点と して、エディブル製品のTHC上限が低いこと、宣伝、パッケージ、表示に 関する制限があること、違法市場との価格差が大きいことが考えられます。関 係者らは、消費者による違法大麻市場へのアクセスの理由が主に “価格の安 さ” にあることを認識しています。
出典:Legislative Review of the Cannabis Act: What We Heard Report - Canada.ca
11. アメリカ大麻観光事業のご紹介
CBDの原材料は大麻です。そんな大麻についてもっと知りたい方向けに、アメリカの大麻シーンにご案内するサービスを提供しております。
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世界の最新トレンド・大麻観光について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
アメリカの最新の大麻シーンについて知りたい方は以下をご覧ください。
【2023年版】アメリカの大麻のすべて – tokyo mooon
tokyo mooonのアメリカ拠点のあるオレゴン州の大麻観光に役立つ記事は以下です。
アメリカ・オレゴン州の大麻観光を合法的に楽しむためのツアーガイド – tokyo mooon
12. tokyo mooon CBD商品のご紹介
アメリカはオレゴンと日本の東京に拠点を構えるtokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」と「大麻による人類のウェルビーイングの向上」を目指しています。
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13. tokyo mooon 高品質CBD原料とOEMのご紹介
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