カナダの大麻関連の規制状況について、まとめました!
1. カナダでは大麻は合法? 2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制 3. 医療用大麻に関する規制 4. 大麻の栽培に関する規制 5. 大麻使用下での運転に関する規制 6. 公共の場所での大麻使用に関する規制 7. 原料卸売と製品のOEMについて |
1. カナダで大麻は合法?
カナダでは医療用、嗜好用ともに大麻は合法です。
2001年に医療用大麻、2018年に嗜好用大麻の合法化が承認されました。
2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制
カナダでは2018年10月、「カナダ大麻法」の成立に伴い大麻が合法化されました。これにより、カナダは2番目に国家レベルで大麻を合法化した国となりました。大麻の合法年齢はカナダの各州により変わります。大半の州のカナダ人(大麻の合法年齢が18歳のアルバータ州と21歳のケベック州を除く)は、大麻を所持・使用するには19歳以上でなければなりません。
所持・使用制限は以下の通りです。
カナダでは、以下の量の乾燥大麻、またはその相当品を所持することができます。
・乾燥大麻30グラムまで
乾燥大麻1グラムは、以下のものに相当します。
・15グラムの食用製品
・70グラムのリキッド製品
・0.25グラムの濃縮物(固体または液体)
・大麻の種子1個
つまり、例として、7.5グラムまでの大麻の濃縮物を合法的に所持することができます。
また、小売店の展開がない州・準州では、連邦政府の認可を受けた生産者からオンラインで大麻を購入することができます。
しかし、以上は全て州の成人年齢を想定しているものであり、大麻を19歳未満の者に販売または提供することはできません。青少年に大麻を提供・販売すると刑事違反となり、懲役14年に処される可能性があります。
3. 医療大麻に関する規制
カナダでは2001年から医療用大麻の使用に関する法律が施行されています。医療用大麻を使用する患者は、認可を受けた医療従事者によって処方された1日の使用量の30倍にあたる乾燥大麻(150グラムまで)またはその相当品を持つことが許されています。
一般的に、患者は2つのカテゴリーで医療用大麻の使用資格を得ることができます。1つは、終末期疾患(発作、脊髄損傷、癌、HIV/AIDSなど)に伴う痛みを軽減させるための大麻利用資格です。もうひとつは、その他の持続的な衰弱症状に悩む患者のための大麻利用資格です。
医療患者として認定されるには、カナダ保健省が定める以下のような適格な条件を満たしている必要があります
- アルツハイマー病
- ADD / ADHD
- 関節炎
- 脳障害
- 癌
- 慢性的な吐き気
- 慢性的な痛み
- 大腸炎
- クローン病
- うつ病
- 摂食障害
- てんかん
- 消化器系疾患
- C型肝炎
- HIV/AIDS(エイズ)
- 偏頭痛
- パーキンソン病
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
- 性機能障害
- 睡眠障害
- 自動車事故による傷害
4. 大麻の栽培に関する規制
カナダの成人は、個人使用のために、高さ1メートルまでの大麻草を4本まで栽培することが認められています。ただし、ケベック州とマニトバ州は植物の栽培を認めていません。また、アルバータ州、ニューブランズウィック州では屋内栽培のみを認め、栽培は別の鍵のかかったスペースで行うことを義務付けています。さらに、公然の場で成熟した大麻ぐさを栽培することは違法とされています。
これらの制限を超えて大麻草を栽培すると、処罰の対象となり、10万ドル以下の罰金、または1年以下の懲役、もしくはその両方に処されます。
医療用大麻の栽培を必要とする患者やその介護者も、個人利用のため栽培する成人同様、大麻草を4本まで栽培可能です。
5. 大麻使用下での運転に関する規制
カナダでは大麻の使用は合法ですが、その影響下で運転することは合法ではありません。
大麻を含む薬物は、安全な運転能力を損ない、衝突事故に遭う危険性を高める可能性があります。実際、大麻使用中の運転がカナダにおける死傷事故の犯罪原因の第一位です。自動車事故で死亡したカナダ人運転者のうち、薬物検査で陽性となった人の割合は、現在ではアルコール検査で陽性となった人の数を上回っています。
薬物の影響を受けながら運転することは危険なだけでなく、法律違反となっています。警察官は、相当に理由がある運転者に対して、薬物検査を命じることができます。この検査を拒否したり、陽性反応が出ると、免許証の停止、罰金、刑事告発、そして懲役刑に処される可能性があります。
大麻使用下での運転の罰則は以下の通りです。
初犯:
1000ドル以下の罰金に処されます。
2回目の違反(10年以内):
30日以下の懲役に処されます。
6. 公共の場所での大麻使用に関する規制
公共の場で大麻を使用することは違法です。学校の敷地内、病院の付近、スポーツ施設などがこれに含まれます。
しかし、オンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州では、タバコを吸える場所では大麻を吸ってもよいと法律で定められています。喫煙を許可しているホテルなどでも大麻の消費が可能です。
公共の場や大麻の使用が許可されていない場所での消費は民事違反に該当します。個人による違反の場合、初犯で1000ドル以下の罰金、2回目の違反で5000ドル以下の罰金に処されます。
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