オランダの大麻関連の規制状況について、まとめました!
1. オランダでは大麻は合法? 2. 大麻の所持・使用に関する規制 3. 大麻の販売に関する規制 4. 医療用大麻に関する規制 5. 大麻の栽培に関する規制 6. 大麻使用下での運転に関する規制 7. 公共の場所での大麻使用に関する規制 8. 原料卸売と製品のOEMについて |
1. オランダで大麻は合法?
オランダでは2003年に医療用大麻の合法化が承認されました。1976年から嗜好用として大麻の販売は行われていますが、法律上合法ではありません。
2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制
オランダでの大麻の使用はグレーゾーンとなっています。大麻のレクリエーション目的での使用は非犯罪とされていても、合法とはされていません。
オランダでは、18歳以上の成人は、1日に小売店から使用可能な大麻を5グラムまで購入し、使用することができます。
1972年に、オランダ政府は薬物を危険性の高いものと低いものに分類しました。その中で大麻は危険性の低いものに分類され、結果30グラム以上の使用可能な大麻の所持は軽犯罪となりました。
また厳密には、少量でも大麻を所持していると罰金や懲役に処される可能性があります。「少量」の判断基準は5グラムで、これを超えて所持していると、初犯の場合は罰金(75ユーロ)、それ以上の量を所持している場合は実刑になる可能性があります。5グラム以下の大麻の所持では、没収や注意勧告などは食らいますが、罰則などはありません。
3. 大麻の販売に関する規制
オランダで大麻を購入するには「コーヒーショップ」にいく必要があります。コーヒーショップの店員やオーナーは、購入者が18歳以上のオランダの居住者であるかどうかを確認することが義務付けられています。この規則が積極的に実施されるかどうかは、自治体によって異なります。
また多くのコーヒーショップは喫煙エリアがあり、そこで大麻を使用することが推奨されています。
コーヒーショップは地元民に多用されていると思われがちですが、実は観光客の利用が大半を占めます。そのため購入取引は英語で行われることが多いです。
4. 医療大麻に関する規制
オランダは、世界で最初に医療用大麻を合法化した国の一つです。
1993年、オランダはEU諸国で初めて現在の医療用大麻プログラムの前身となるプログラムを導入し、大麻に対する姿勢を改め始めました。そして1999年、エルス・ボルスト(当時の保健省大臣)が大麻が医療的価値があることを提唱すると、政府はより具体的な医療用大麻プログラムの開発を始めました。
2003年以降、オランダは大麻の生産と患者への処方を開始し、薬用大麻局もこの時点で設立されました。薬用大麻局で購入できる「メディウィート」と呼ばれる処方薬も合法的に販売されるようになりました。現在、オランダの医療用大麻は患者のニーズに応えるために大麻の種類も5つ展開しています。
オランダでは大麻に関する規制は厳しく、すべての生産は、医療用大麻事務局によって厳重に規制・監視されています。そのため、オランダで医療用大麻の製造許可を与えられている会社は少ないです。限られていて、競合がないため、製造会社の内のひとつ「ベドロカン」は、世界で最も広く使われている大麻製剤の会社となりました。
オランダでは医療患者として認定されるには、以下のような適格な条件を満たしている必要があります。
- 多発性硬化症や脊髄損傷に伴う痛み
- 筋肉の痙攣
- 癌
- AIDS/HIV
- C型肝炎
- 慢性疼痛
- トゥレット症候群
- 治療抵抗性緑内障
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- てんかん
- 片頭痛
- リウマチ
- ADD
5. 大麻の栽培に関する規制
大麻の栽培は法律上は違法ですが、個人使用のために自宅で数本の大麻草を栽培することは非犯罪化されています。18才以上の成人は、大麻草を5本まで個人利用のために栽培することができます。5本以下の大麻草を所持していることが発覚しても、起訴されることはなく、それらの没収にだけつながります。
しかし、ここでは「個人使用」という点が重要です。栽培が発覚したときに、栽培者が大麻を販売するつもりがないことが明らかでなければなりません。もし商業的な栽培作業である可能性が検出された場合、起訴される可能性があります。例として、大麻草の栽培における人工照明、換気、タイマーなどの使用が挙げられます。
医療用大麻患者またはその介護者による大麻草の栽培も合法ではありません。しかし、非犯罪化されてはいるので、大麻草を最大5本まで栽培することができます。
6. 大麻使用下での運転に関する規制
オランダで大麻の個人的な使用は非犯罪化されてはいるものの、合法化はされていないため、大麻の影響下での運転に関しては重く罰せられます。もし検査を命じられ、結果、血中にTHCなど大麻の成分が検出されれば、罰金や懲役が科されます。これには、娯楽目的の利用者だけでなく、医療目的で大麻を使用した人も罰せられます。
2017年7月1日から、警察は運転者に対してアルコールだけでなく、大麻などの薬物も検査対象に加えました。警察官は大麻使用下で運転をしていると考えられるものに対して薬物検査を命じることができます。この検査において、所定の制限値を超えている者は刑事責任を問われる可能性があります。
この法律や新しい規制に対して批判の声は多く、医療用として大麻を使用している人への規制・罰則の緩和などが求められています。
7. 公共の場所での大麻使用に関する規制
オランダでは公共、私有地共に大麻を使用することができます。しかし、公共の秩序を乱さないことを前提としています。
公衆の目があるところでの大麻の使用は禁止されています。しかし、少量の所持や使用を追跡することは優先順位が低く、警察も積極的に追及はしません。特にアムステルダム中心部では、警察は、迷惑をかけずに大麻を使用している人には警告のみ行う場合が多いです。
大麻の使用が禁止されている場所もあるので気をつけなければなりません。もし、旅行中、大麻を使用する場合は、オランダ内の各自治体に問い合わせることをお勧めします。
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