ニュージーランドの大麻関連の規制状況について、まとめました!
1. ニュージーランドで大麻は合法?
ニュージーランドでは、医療用大麻は2017年に合法化されました。しかし、嗜好用大麻の使用はいまだに違法です。
2. 大麻の所持・使用・譲渡に関する規制
ニュージーランドでは個人が嗜好用として大麻を所持・使用・譲渡することは違法です。これは1975年に制定された「薬物の乱用に関する法律」に基づき、違法とされています。
大麻はクラスBの薬物に分類され、裁判官は実刑判決を下すことができます。実刑判決を下されると以下の罰則が伴います。
・2ヶ月の実刑判決、500ドルの罰金、またはその両方が科される。
しかし、大麻の所持が第三者の犯罪を防ぐためであること、あるいは権限を持つ者に供給するために所持していることを証明できれば、起訴や罰則は免除されます。
3. 医療大麻に関する規制
2017年、ニュージーランドは医療用大麻を合法化しました。末期疾患や慢性的な痛みを持つ人の苦しみを和らげるために、医療用大麻が合法化され、医師により処方箋を取得したものは、認可された薬局で医療用大麻を購入できるようになりました。
また、末期患者が無許可で大麻を所持していることが判明した場合、起訴などにはつながりません。
医療用大麻を処方されるのに満たさなければならない症状や病名のリストはなく、他の治療法がなくなったときに医療用大麻での治療が認められます。
2018年8月、ニュージーランド初の医療目的の大麻を栽培するライセンスが発行され医療用大麻の供給の増加が期待されました。
加えて、同年、法改正が行われ以下が認められ・改善されました。
・末期患者のカンナビノイドへのアクセスが改善された(処方箋なしでアクセスできるようになった)
・CBDが規制物質のリストから削除され、必要としている患者が完全にアクセスできるようになった。
・国内で生産または輸入される医療用大麻の新しい品質基準の確率された。
しかし、医療用大麻の価格は高く、医療用大麻を必要とする患者がそれを得られずにいるのが現状です。
4. 大麻の栽培に関する規制
ニュージーランドでは、個人が大麻を栽培することは違法とされています。大麻栽培で捕まり起訴されると以下の罰則が伴います。
・2年の懲役および/または2,000ドルの罰金(量による)
このような重い罰則があるのにもかかわらず、ニュージーランドでは大麻の栽培が続けられています。医療用大麻の入手が困難であったことから、医療用として個人的に栽培する人がいますが、この行為も犯罪であり、捕まると起訴されます。
また、ニュージーランドでは、栽培ライセンスを政府により認可されれば、合法的に大麻を栽培することができます。
政府が認めた場合にライセンスが発行され(医療用大麻・製品製造企業が栽培ライセンスを取得)、許可されたものはTHC濃度が0.35%以下の大麻草を栽培することができます。
5. 大麻使用下での運転に関する規制
ニュージーランドでは医療用大麻の使用は合法化されていますが、大麻使用下での運転は重犯罪となり、厳しく罰せられます。
警察官は大麻を使用している可能性がある運転者に対して薬物検査を命じることができます。
ニュージーランドの薬物運転規制案は、摂取した薬物・物質が違法かどうかにかかわらず、その物質が運転手の運転能力の妨げとなった場合には有罪判決を下すことができるように制定されています。
大麻使用下での運転の罰則は以下の通りです。
・最高で3年以下の懲役、または1万ニュージーランドドル(約5千ドル)以下の罰金、1年以上の運転免許剥奪
上記の罰則は大麻を使用して、事故を起こした場合などに適用されています。ケースバイケースで大麻使用下の運転手には罰則が科され、懲役などが伴わない場合もあります。
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世界の最新トレンド・大麻観光について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
アメリカの最新の大麻シーンについて知りたい方は以下をご覧ください。
【2023年版】アメリカの大麻のすべて – tokyo mooon
tokyo mooonのアメリカ拠点のあるオレゴン州の大麻観光に役立つ記事は以下です。
アメリカ・オレゴン州の大麻観光を合法的に楽しむためのツアーガイド – tokyo mooon
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