緑内障にCBDを使うのは要注意?レアカンナビノイド(CBN)を使った研究も進行中

緑内障とは、目の神経がダメージを受けて、視力低下や視野の狭まりを引き起こす眼病です。根本的な治療方法はなく、進行を食い止めるために薬物療法や手術を行うのが一般的です。

緑内障は、いくつかの国や州で医療大麻の対象疾患に指定されています。また、最新の研究からは、CBNが治療に有効活用できる可能性があることが分かってきました。一方で、CBD単体の使用が症状を悪化させる可能性も指摘されており、緑内障とカンナビノイドの関係は少し複雑です。

この記事では、緑内障に対するカンナビノイド(CBDやTHC)の効果について、現時点で分かっていることをご紹介します!

 

緑内障治療と眼圧の関係

緑内障の発症原因は、まだ正確には分かっていません。しかし、緑内障の症状である「視力の低下」や「視野の狭まり」は、眼圧の上昇が大きく影響していると考えられています。

(画像引用)出典:緑内障とは

眼圧が高くなりすぎると、視神経が圧迫され、ダメージを受けてしてしまいます(眼圧の上昇を伴わない緑内障もあります)。また、視神経のダメージは元に戻せないため、緑内障を放置すると失明に至る可能性があります。そのため、緑内障の症状進行を食い止めるためには、早期発見して眼圧を下げることが最も有効だとされています。

 

参考
出典:緑内障は何が原因で発症するの?治療方法や予防方法も紹介
出典:医療法人社団 海仁 | 緑内障
出典:MSDマニュアル | 緑内障

 

医療大麻(THC)は緑内障に効果的?

緑内障は、アメリカ政府が初めて医療目的での大麻使用を認めた疾患です。

大麻が緑内障の症状緩和に繋がると言われている理由の一つは、眼圧を下げる効果がある可能性が高いからです。大麻に含まれるカンナビノイドのうち、主にTHCの作用が眼圧を下げると考えられています。

これまでの研究によって、THCに眼圧を下げる効果があることは、幅広く認められるようになりました。しかし、緑内障に対して大麻の使用を推奨する専門医が少ないのも事実です。科学的な研究事例が少ないことに加えて、効果の持続時間の短さが、緑内障の治療に適していないと考えられているからです。

 

50年前から知られていた眼圧低下効果

大麻が眼圧を低下させる効果があることは、1970年代から知られておりました。1971年に実施された研究では、大麻の摂取によって眼圧が25%〜30%下がることが報告されています。

さらに、1976年の連邦刑事裁判(アメリカ)では、大麻の使用が医療上必要だと判断された結果、栽培の罪で起訴されていた緑内障患者の方(ロバート・ランドール氏)が無罪となりました。

(画像引用)出典:Using Marijuana to Treat Glaucoma

 

2000年のレビュー論文によると、大麻やカンナビノイドには従来の緑内障治療薬と同じくらい、眼圧を下げる効果があることが示されました。

また、近年の研究から眼球内にカンナビノイド受容体(CB1)があることが分かってきました。この発見は、カンナビノイドが眼圧の調節に関与していることを示唆しています。

CBDやTHCなどのカンナビノイドが「神経の保護」や「抗炎症作用」に有効な可能性があることを考えると、将来的には「カンナビノイド由来の治療薬」が緑内障の予防や症状抑制に役立つかもしれません。

 

医療専門家は使用に否定的?

眼圧を下げる効果が広く知られている大麻ですが、多くの専門医や学会は、緑内障に対して大麻を使用することを推奨していません。

大麻が緑内障の治療に向かない理由として、以下の点が指摘されています。

 

  • 効果の持続時間が短い(数時間程)。
  • 喫煙は眼圧を不安定にする。
  • 長期的に大麻を使用した場合の緑内障への影響が分からない。

 

緑内障の治療は、眼圧を常に低く抑える必要があると考えられています。しかし、大麻で眼圧を1日中コントロールしようとすると、患者さんは高頻度で大麻を使用する必要が生じてしまいます(18〜20mgのTHCを、1日6〜8回摂取する計算)。

緑内障に対する大麻の使用に関しては、日常生活への影響や副作用を考慮して、従来の治療方法(薬物療法や手術)を推奨する医療専門家が多いのが現状です。

 

参考
出典:Can cannabis help with glaucoma?
出典:GLAUCOMA, MARIJUANA & CBD: FACTS & MYTHS
出典:Medical Cannabis And Glaucoma
出典:医療大麻と緑内障

 

CBDは眼圧を上昇させる?

CBDには精神活性作用がなく、神経保護作用や抗炎症作用があると考えられています。しかし、緑内障に対してCBDを使用する際は注意が必要かもしれません。

今のところ、緑内障に対するCBDの効果は不明です。しかし、CBD単体の使用が眼圧の上昇に繋がることを示唆する研究事例もあります。

(画像引用)出典:CBD and Glaucoma: Does It Help Reduce Eye Pressure?

 

2018年に行われた研究によると、THCとCBDが眼圧に異なる影響を及ぼすことが分かりました。この研究ではラットが使用され、以下の結果が得られました。

 

  • CBDの点眼後、少なくとも4時間は眼圧が18%上昇する。
  • THCの点眼後、8時間以内に眼圧が30%低下する。

 

また、2019年に発表された研究レビューでは、CBDが緑内障患者の眼圧を上昇させる可能性があり、影響を解明するためにはさらなる研究が必要、との見解が示されました。

緑内障の方がCBDを使用する場合は、眼圧への影響が明らかになるまでは、医師や医療専門家に相談した方が良いでしょう。

 

参考
出典:Your Guide to Glaucoma Treatment and CBD
出典:What is currently known about cannabidiol and ocular pressure

 

CBNが有効な治療薬となる可能性も

最新の研究によると、CBN(カンナビノール)が緑内障の治療に有効な可能性があることが明らかになりました。

(画像引用)出典:What Is CBN?

 

CBNとは、THCに由来するレアカンナビノイドです。THCの1/10程度の精神作用があると言われており、痛みの緩和や炎症を抑える作用があると考えられています。

カナダのInmed Pharmaceuticals社とブリティッシュ・コロンビア大学が共同で行なった研究によると、CBNには以下の効果があることが示唆されました。

 

  • 視覚に関連する細胞の神経を保護する作用がある可能性。
  • 眼圧を正常化する可能性。

 

また、同研究ではCBNを他のカンナビノイド(THCとCBD)と比較した結果、CBNはより強い効果があり、幅広い神経保護作用がある可能性があることが分かりました。

今のところ、Inmed社はCBN由来の新薬承認準備を進めており、2023年に人間を対象とした臨床試験を開始する予定のようです。

 

参考
出典:CBN – a potential treatment for glaucoma?
出典:Cannabinol (CBN) shows unique therapeutic potential in glaucoma
出典:日本臨床カンナビノイド学会

 

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①合法性と安全性

②製造工程における各種認証

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①合法性と安全性

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・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)

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著者プロフィール

Hiroto Okutani

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